2023年讃岐うどん巡りその1~①吉本食品②穴吹製麺所③とにかく とに麺④手打ち十段 うどんバカ一代⑤さか枝 南新町店⑥あやうた製麺所⑦手打ちうどん つよ志⑧池内うどん~
先週の3連休で久しぶりに香川にうどんを食べに行ってきた。
1泊2日ね、泊まりも久しぶり。
本当はどこに行くか最後までいろんな選択肢を考えてたんだが、近場は飽きちゃったってこともあって、香川はコロナに入ってからタッチして帰る程度だったから、腰据えて行ってみることにした。
足がないと活動しにくいので、今回は「黒い秘密兵器」号で出動。
西の方まで行くつもりはなかったので、東かがわから攻めて行くことにした。
①吉本食品:ぶっかけうどん(大・2玉)350円・エビ玉葱かき揚げ120円
東のうどんで一番美味しいのはワタシの中ではここ。製麺所なのでハズレた麺が出ることがほぼないという、志の高い店。朝9時半くらいに着くように出たんだが、高速を最低限しか乗らなかったので10時前に到着。駐車場がずいぶん広くなってるのに驚いた。コロナ以降来てなかったので3年以上ぶりか。冷たいぶっかけを注文したが、見れば分かるその艶っぽさ。このくらいの細麺が好きなんだよなー。ちょっとくねってるのもまた良い。ぶっかけのつゆも濃くなくて丁度良い、エビ玉葱かき揚げはエビ率結構高くてこれも嬉しい。とにかくここのくねった瑞々しい細麺は今回の讃岐うどん巡りでは一番の麺やった。
②穴吹製麺所:小(1玉)150円・卵30円
1軒目以外はほぼノープランやったので突如思い出したこの店に行ってみることにした、つかまだやってんのかな。あら、やってるのに驚いた。こここそ5年以上来てないので、超久しぶり。サンメッセ香川のもちょっと南。店内変わってないなー、1玉150円という価格にも驚きや。丁度お昼時やったので出来たての麺なのもラッキー。温めずにそのままで1玉もらって、それだけじゃ寂しいので卵を入れてもらう、30円ってこれもええ値段や。そしてでっかい出汁のお鍋から熱い出汁を注ぎ、ネギ入れて生姜をおろして、さぁ、いただきます。この麺の柔らかいコシは見事、東と違うのはやっぱりいりこの香りやろうね、ここは珍しく濃口醤油やけどいりこ来てます。いやー、「穴吹」さん健在やん、またちょこちょこ来ないといかんのー。
③とにかく とに麺:ざるうどん330円 新規
ここから2日目、初日は②の次に行きたい食堂があったので(後述)、そこに行って名物丼を食べたのでそこでキャパオーバー。夜は焼鳥行っての翌日。ここは①から②に行く途中に発見した店、前なんて言う店やったっけ。屋島の南の方で、これ高松志度線という道路らしい、「かすが町市場」さんの筋ね。7時半くらいに着いたので先客なし。初めての店なので冷たい麺、そのざるうどん見た瞬間の感想、少な!!! これって3口で終わるやないか、って本当に3口くらいで終わっちゃった。それで330円はワタシにはかなり高いと思ったんだが、だけどそのうどんがええコシしてて美味しいのよ、大箱セルフの麺じゃない、だから評価は微妙。麺が死んでたらボロカスやったけど、美味しかっただけに文句言えんではないか、いや美味しかったですよ、大根おろしてんこ盛りにしたし。
④手打ち十段 うどんバカ一代:ざるうどん(中・2玉)440円
ほらー、この超人気店の2玉で440円やからさっきの330円がしっくり来ん。さておき、今更説明不要の高松市内の超人気店。上の画像ではだいぶ並んでるけど、ワタシが着いた8時ジャストでは外に出るまでではなかったので、5分も待たずにいただけた。ここも見て分かる美しすぎるもちもちの餅麺なのでひやで食べるのが必然。釜玉バターが人気メニューだというが、ここは絶対ざる。JR高松駅からでもレンタサイクルで来れちゃうのが良い所。ワタシは「吉本」さんの細麺が好きやが、今の香川でここ以上の麺を出す店はそうはないと思うので、行列店なのも頷ける。
⑤さか枝うどん 南新町店:ひやあつ(中・1.5玉)300円・ゲソ天130円 新規
前日の土曜に「さか枝」さんに行こうと思ったんだが、上の丼を食べちゃったので行けなかった。すると高松の自称日本一長い商店街(誰かどこが一番長い商店街なのか教えてくれ)にもいつの間にか出店してたのね、だから新規。ここは自分で出汁タンクから注ぐ店ではなかった。ひやあつというメニューがあったので、やっぱ麺重視、出汁は熱いのでゲソ天でどや!? 麺と出汁は「さか枝」さんやったが、おろし生姜が業務用のそれやったので、酸化防止剤みたいな安っぽい臭いが鼻について台なしやった、残念。
⑥あやうた製麺:ぶっかけうどん(小)250円
一軒絶対行きたかった店が坂出の「釜の山下」さんやったんやが、日曜休みやったの忘れてた、おばあちゃんまだ天ぷら揚げてるんかが知りたかったんだが、健在なら97歳くらいか。これは次回確認する。本当にノープランだったので、日曜休みの店ばっか目掛けて行っちゃって(「田村うどん」さんとかね)何たる無駄か、そこでここならやってるだろうとR32を南下して丸亀のここまで来ちゃった。この店ワタシは今までハズレたことはない店だと思ってたんだが、いつから柔らかめの繊細な麺じゃなくなっちゃったの??? 少し死にかかってるのは仕方ないとしてもうどんがワタシの食べたいうどんではなかった、むー。
⑦手打ちうどん つよ志:ぶっかけうどん(小)330円 新規
傷心のままR32に戻ったら、その向こう側に見かけないうどん屋さん発見、新規や。昼時やったので車一杯、端っこに「黒い秘密兵器」号を停めさせてもらって入店、入口は先客で混んでて5分程待たされたが、うどんはすぐに出てきた。だから初めての店は冷たいうどんね、ぶっかけを注文したんだが、ここの麺凄いよー。正直ここまで太いうどんを香川で食べたことがないくらいの太さ。ワタシの小指くらいの麺で、それはそれはなかなかの剛麺、だけど固い訳じゃなくて弾力はあるんだが、反発力がハンパない。ぶっかけの出汁は濃いめで、なかなか男麺やった、しっかり噛まんと食べれんよ。太麺好きな方は是非どうぞ。
⑧池内うどん:1玉280円
R32を高松に戻る途中に昔好きやった鯉を見ながら食べるうどん屋さんに行こうと、羽床を東に進む。定番として車は皆店の前に停めるんだけど、これが隙間がないくらいに路駐されてる。人気店復活したか、皆うどんとそばの相盛りにしてる、凄いボリューム食べるもんや。ワタシの番が回ってきたので、1人前温めないそのままで注文、値段が不明だったんだが、1玉280円!!! 濃いめの醤油ダレをかけてくれるので、激辛な唐辛子を振って、鯉は居なかったが、池を見ながら食べてみる。出来たて〆立ての麺はそりゃ悪くないが、ワタシはもっと加水率の高い艶麺が好きで、これ1玉茹でて〆ただけで280円ってのがどうにも納得いかん値段やったな。市販の玉1玉で280円なんてあり得んでしょ、ワタシの感覚では高くても220円までやな。
1月7・8日:8軒・10.5玉・2天ぷら・1卵・3新規
改めて思ったことは、讃岐うどんはブランドやけど、自分に合う店を見付けないといかんってことか。
今回ではないけど、製麺所でも死んだ麺が平気で出てくる店もあるし(仕方ないけど)、時間帯がずれたから麺が終わっててもしゃーないという考えはやっぱ間違ってる。
お客がエライと言うつもりはないが、讃岐うどんの名に恥じないうどんを食べさせてもらいたいと思った。
ワタシはこれまで関西で讃岐うどんなんて絶対食べんかったが、かえって関西の方がプライド持って美味いうどんを出すぞという心意気が見える店が多いもんな。
せっかく時間とお金を使って香川まで行くんやから、がっかりさせて欲しくない、と、よそ者の話。
コロナ禍でなかなか行くこと出来んかったが、今が落ち着いてるとは言わんが、久しぶりに今年は回数増やしてみるかと思ってみたり。
ワタシの中では5年くらいうどん屋さんがアップデートされてなかったので、ぼちぼち更新せんといかんかなと。
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