2023年1月15日 (日)

2023年讃岐うどん巡りその1~①吉本食品②穴吹製麺所③とにかく とに麺④手打ち十段 うどんバカ一代⑤さか枝 南新町店⑥あやうた製麺所⑦手打ちうどん つよ志⑧池内うどん~

 先週の3連休で久しぶりに香川にうどんを食べに行ってきた。
 1泊2日ね、泊まりも久しぶり。
 本当はどこに行くか最後までいろんな選択肢を考えてたんだが、近場は飽きちゃったってこともあって、香川はコロナに入ってからタッチして帰る程度だったから、腰据えて行ってみることにした。

 足がないと活動しにくいので、今回は「黒い秘密兵器」号で出動。
 西の方まで行くつもりはなかったので、東かがわから攻めて行くことにした。
 

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 ①吉本食品:ぶっかけうどん(大・2玉)350円・エビ玉葱かき揚げ120円

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 東のうどんで一番美味しいのはワタシの中ではここ。製麺所なのでハズレた麺が出ることがほぼないという、志の高い店。朝9時半くらいに着くように出たんだが、高速を最低限しか乗らなかったので10時前に到着。駐車場がずいぶん広くなってるのに驚いた。コロナ以降来てなかったので3年以上ぶりか。冷たいぶっかけを注文したが、見れば分かるその艶っぽさ。このくらいの細麺が好きなんだよなー。ちょっとくねってるのもまた良い。ぶっかけのつゆも濃くなくて丁度良い、エビ玉葱かき揚げはエビ率結構高くてこれも嬉しい。とにかくここのくねった瑞々しい細麺は今回の讃岐うどん巡りでは一番の麺やった。

 

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  ②穴吹製麺所:小(1玉)150円・卵30円

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 1軒目以外はほぼノープランやったので突如思い出したこの店に行ってみることにした、つかまだやってんのかな。あら、やってるのに驚いた。こここそ5年以上来てないので、超久しぶり。サンメッセ香川のもちょっと南。店内変わってないなー、1玉150円という価格にも驚きや。丁度お昼時やったので出来たての麺なのもラッキー。温めずにそのままで1玉もらって、それだけじゃ寂しいので卵を入れてもらう、30円ってこれもええ値段や。そしてでっかい出汁のお鍋から熱い出汁を注ぎ、ネギ入れて生姜をおろして、さぁ、いただきます。この麺の柔らかいコシは見事、東と違うのはやっぱりいりこの香りやろうね、ここは珍しく濃口醤油やけどいりこ来てます。いやー、「穴吹」さん健在やん、またちょこちょこ来ないといかんのー。

 

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 ③とにかく とに麺:ざるうどん330円 新規

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 ここから2日目、初日は②の次に行きたい食堂があったので(後述)、そこに行って名物丼を食べたのでそこでキャパオーバー。夜は焼鳥行っての翌日。ここは①から②に行く途中に発見した店、前なんて言う店やったっけ。屋島の南の方で、これ高松志度線という道路らしい、「かすが町市場」さんの筋ね。7時半くらいに着いたので先客なし。初めての店なので冷たい麺、そのざるうどん見た瞬間の感想、少な!!! これって3口で終わるやないか、って本当に3口くらいで終わっちゃった。それで330円はワタシにはかなり高いと思ったんだが、だけどそのうどんがええコシしてて美味しいのよ、大箱セルフの麺じゃない、だから評価は微妙。麺が死んでたらボロカスやったけど、美味しかっただけに文句言えんではないか、いや美味しかったですよ、大根おろしてんこ盛りにしたし。

 

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 ④手打ち十段 うどんバカ一代:ざるうどん(中・2玉)440円

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 ほらー、この超人気店の2玉で440円やからさっきの330円がしっくり来ん。さておき、今更説明不要の高松市内の超人気店。上の画像ではだいぶ並んでるけど、ワタシが着いた8時ジャストでは外に出るまでではなかったので、5分も待たずにいただけた。ここも見て分かる美しすぎるもちもちの餅麺なのでひやで食べるのが必然。釜玉バターが人気メニューだというが、ここは絶対ざる。JR高松駅からでもレンタサイクルで来れちゃうのが良い所。ワタシは「吉本」さんの細麺が好きやが、今の香川でここ以上の麺を出す店はそうはないと思うので、行列店なのも頷ける。

 

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 ⑤さか枝うどん 南新町店:ひやあつ(中・1.5玉)300円・ゲソ天130円 新規

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 前日の土曜に「さか枝」さんに行こうと思ったんだが、上の丼を食べちゃったので行けなかった。すると高松の自称日本一長い商店街(誰かどこが一番長い商店街なのか教えてくれ)にもいつの間にか出店してたのね、だから新規。ここは自分で出汁タンクから注ぐ店ではなかった。ひやあつというメニューがあったので、やっぱ麺重視、出汁は熱いのでゲソ天でどや!? 麺と出汁は「さか枝」さんやったが、おろし生姜が業務用のそれやったので、酸化防止剤みたいな安っぽい臭いが鼻について台なしやった、残念。

 

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 ⑥あやうた製麺:ぶっかけうどん(小)250円

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 一軒絶対行きたかった店が坂出の「釜の山下」さんやったんやが、日曜休みやったの忘れてた、おばあちゃんまだ天ぷら揚げてるんかが知りたかったんだが、健在なら97歳くらいか。これは次回確認する。本当にノープランだったので、日曜休みの店ばっか目掛けて行っちゃって(「田村うどん」さんとかね)何たる無駄か、そこでここならやってるだろうとR32を南下して丸亀のここまで来ちゃった。この店ワタシは今までハズレたことはない店だと思ってたんだが、いつから柔らかめの繊細な麺じゃなくなっちゃったの??? 少し死にかかってるのは仕方ないとしてもうどんがワタシの食べたいうどんではなかった、むー。

 

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 ⑦手打ちうどん つよ志:ぶっかけうどん(小)330円 新規

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 傷心のままR32に戻ったら、その向こう側に見かけないうどん屋さん発見、新規や。昼時やったので車一杯、端っこに「黒い秘密兵器」号を停めさせてもらって入店、入口は先客で混んでて5分程待たされたが、うどんはすぐに出てきた。だから初めての店は冷たいうどんね、ぶっかけを注文したんだが、ここの麺凄いよー。正直ここまで太いうどんを香川で食べたことがないくらいの太さ。ワタシの小指くらいの麺で、それはそれはなかなかの剛麺、だけど固い訳じゃなくて弾力はあるんだが、反発力がハンパない。ぶっかけの出汁は濃いめで、なかなか男麺やった、しっかり噛まんと食べれんよ。太麺好きな方は是非どうぞ。

 

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 ⑧池内うどん:1玉280円

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 R32を高松に戻る途中に昔好きやった鯉を見ながら食べるうどん屋さんに行こうと、羽床を東に進む。定番として車は皆店の前に停めるんだけど、これが隙間がないくらいに路駐されてる。人気店復活したか、皆うどんとそばの相盛りにしてる、凄いボリューム食べるもんや。ワタシの番が回ってきたので、1人前温めないそのままで注文、値段が不明だったんだが、1玉280円!!! 濃いめの醤油ダレをかけてくれるので、激辛な唐辛子を振って、鯉は居なかったが、池を見ながら食べてみる。出来たて〆立ての麺はそりゃ悪くないが、ワタシはもっと加水率の高い艶麺が好きで、これ1玉茹でて〆ただけで280円ってのがどうにも納得いかん値段やったな。市販の玉1玉で280円なんてあり得んでしょ、ワタシの感覚では高くても220円までやな。


 1月7・8日:8軒・10.5玉・2天ぷら・1卵・3新規


 改めて思ったことは、讃岐うどんはブランドやけど、自分に合う店を見付けないといかんってことか。
 今回ではないけど、製麺所でも死んだ麺が平気で出てくる店もあるし(仕方ないけど)、時間帯がずれたから麺が終わっててもしゃーないという考えはやっぱ間違ってる。
 お客がエライと言うつもりはないが、讃岐うどんの名に恥じないうどんを食べさせてもらいたいと思った。
 ワタシはこれまで関西で讃岐うどんなんて絶対食べんかったが、かえって関西の方がプライド持って美味いうどんを出すぞという心意気が見える店が多いもんな。
 せっかく時間とお金を使って香川まで行くんやから、がっかりさせて欲しくない、と、よそ者の話。


 コロナ禍でなかなか行くこと出来んかったが、今が落ち着いてるとは言わんが、久しぶりに今年は回数増やしてみるかと思ってみたり。
 ワタシの中では5年くらいうどん屋さんがアップデートされてなかったので、ぼちぼち更新せんといかんかなと。

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2022年11月23日 (水)

2022年最初で最後の讃岐うどん巡りは9月~①めりけんや高松駅前店②手打ち十段うどんバカ一代③松下製麺所④めんや七福本店⑤釜揚げうどん岡じま高松店~

 今年はプライベートで北は北海道、南は鹿児島まで行きまくったが、仕事でも九州はしょっちゅう、名古屋は当たり前、北陸もたまに行く。
 四国だけはお客さんがないので、自らが行かねばならんが、コロナに入ってから他県人が来るのに敏感になったりで、四国はすっかり縁遠くなった。
 とはいえ、年イチは行っとかないとな。

 ということで、流れとしては車で行くには当時はETCの恩恵もなかったので、安く行くには青春18きっぷでしょうよ。
 もちろんウチから四国まで18きっぷで行くのは普通の人の考えることではないので、行くならついで。
 8・9月は18きっぷを利用してよく姫路から岡山に行ったので、その勢いで1泊2日の2日目の早朝にマリンライナーで高松まで行って1日100円のレンタサイクルで近郊を走り回った。
 だから行った場所はだいたいがいつもの店で、駅周辺ということになるが、それでも美味しい店はあるもんよ。

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 ①めりけんや 高松駅前店:ひやかけ(小)270円

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 岡山を6時半くらいに出発すると1時間ちょいで高松まで着く、ほらアンパンマンだよ~~~。まずは駅地下のレンタサイクルで自転車を借りて地上に出て駅目の前のこの店でまずは一杯。朝は涼しいが、まだ暑い頃なので、いつもはぶっかけだけど、この時は珍しくひやかけ。まず太めの麺がぬめっとして活きてた、出汁はいりこが利いててひやしでも太麺にひやかけだしが乗って悪くない。めりけん良くなったな。ま、ここだけで判断する訳にもいかんが。

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 ②手打ち十段 うどんバカ一代:ざる(中)440円

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 言わずとしれた「バカ一代」さん、地元人も行くし、観光客も行く。駐車場はあちこちにあるので、遠方から来ても十分停めれる。けど店内がどれだけ混んでるかはまた別よ。チャリで15分くらいか、この時軽いぎっくり腰をわずらってたので、自転車の路面から拾う上下のギャップで腰がいちいち響いて難儀やった。9時に着いたが店外にまで並んではなかったが、店内はほぼ満員。ここは冷たいうどんを食べたいので、いつもぶかっけかざる、この日はざるにしてみた。それも1玉より2玉、その迫力の麺が上の画像よ。この瑞々しいむっちりして小麦の甘い香りが鼻に抜ける感じはやっぱ良い麺だよなー。出汁の利いた少し甘めのつゆと相まって、このボリュームでもぺろりと食べられちゃう。いろんな麺があるけど、トータルでも5本の指に入るんちゃうの。繁盛店なのも分かる。讃岐うどん行ったことない人には一軒目に是非ともここに行ってもらいたい。初めての人でも何度も行く人でも美味しいし、ハズレたことがない志の高い立派な店やと思う。

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 ③松下製麺所:1玉270円・卵50円

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 5年くらい前に井之頭五郎ちゃんが大晦日に食べに行ったことの方が有名か。栗林公園の方なのと、少し裏筋に入った店なので、ナビがなかった昔は往生したもんだ。今回は何となくカンで走ってみたが、迷わず行けた自分に感心した。9時半くらいに着いたが先客と後客が1人くらいで空いてた。玉数を言ってうどんをもらいお金を払ってうどんは自らテボで温めて出汁を注ぐ昔ながらのセルフ店。かけだけでは物足らんので卵50円を追加、少しはリッチや。うどんはぬるい程度に温めて熱い出汁、特に卵にかけて活性化させる。ネギと天かすでドーピング、ではいただこう、ずるずる。以前もやったが、出来たての時間に合わないと(合うことなかなかないけど)活きた麺には当たることはない。基本死んだ麺との格闘になる、コシなんてへったくれもないからな。しかしここの出汁は香川県内でもかなりいりこがひりひりする店だと思うので、そこは行って是非とも古き良き香川のセルフのシステムと出汁を味わって欲しい、麺はアレだけど。

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 ④めんや七福 本店:牛肉ぶっかけ(小)500円

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 場所は県庁前、平日に行ったことはないけど、県庁から人が流れて満員になる店なんかな、知らんが。営業は10時からで、10分早かったので、他の店を回って再訪することにした。「竹清」さんはまだ早く、「さか枝」さんはお休みやったんかな、その辺を走ったらもう10時、開店2番客で入った。ここはぶっかけの店で、特に牛肉ぶっかけが圧巻の美味さ。注文してトレイにうどんを載っけてもらってレジで会計、食べ終わったら器はそのまま置いてていいというハーフセルフの店。ここって丼はそんなに大きくないんだけど、密度が結構高いんだよね、だからうどんは見かけによらずボリュームがある。そのうどんの上に甘辛く煮付けられた牛肉がどさっと、ここに大根おろしにしょうがを入れて荒挽き唐辛子でド派手感を演出。では大根おろしとネギを一口食べてから麺をずるずる、うおー、中太で力強い麺は好みよ、流石茹で立て〆立て、不味い訳ない。普通のぶっかけだしは飲めるだしなんだけど、ここに牛肉が加われば実に良い脂と旨味が加わって美味さが倍加する。(小)でもなかなか減らないが、とはいえやっぱり(小)なのでしっかり完食。ここは当たりの麺だとメチャクチャ美味い、行くなら早めをお勧めします。

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 ⑤釜揚げうどん 岡じま 高松店:釜揚げ(小)350円

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 11時前に到着、高松駅から始まり高松駅で終わる、軽くぐるっとうどんトリップ。〆は「岡じま」さんだよなと戻ってきた。中途半端な時間だったのでお客はまばら、流れ作業でトレーを取って釜揚げもらって出汁もらってトッピングはもう食えんからスルーしてお金払ってネギ入れてと。席に座ってではいただきますか、つるりん、あらら、釜揚げ過ぎやん。いつも「岡じま」さんはハズレのない店だと思ってたが、たまにはこういうこともあるのか。変な時間に行ったワタシが悪かった、次回は混んでる時間帯に行きます。


 9月10日:5軒5.5玉1卵


 ま、自転車やしこんなもんでしょ。
 年内もう行く機会ないやろうな、去年は18きっぷで坂出近辺行っただけで今年はこれが最後か、ワタシにとって近くて遠い香川になってしまった。
 今は豚骨ラーメン極める方に重きを置いてるからな。

 

 来年はもう少し真面目に行きます、特に新規開拓ね。

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2021年8月 2日 (月)

2021年讃岐うどん巡りその2~①讃州製麺②純手打ち 山とも③島のいぶき④室町うどん~

 ということで7月の4連休で青春18きっぷで岡山に行った。
 せっかくの乗り放題なので、乗り倒してしまわないともったいない、だから2日目は岡山からマリンライナーで香川にうどんを食べに行くことにした。
 高松にまでは行かないけど、うどん的には坂出はむしろ高松より行く頻度が高い、しかし電車と歩きなのでどこまで行けるか。
 今年正月に讃岐うどん巡りで行って以来の2度目、果たして次回はあるのか。
 行けるときに行っておかないと、それは痛感したね今回も。

 うどん屋さんは昼過ぎたら閉まっちゃうので朝早めに行くのが良いが、一発目で行く宇多津や坂出も駅から徒歩圏内で早朝から開いてる店はそうはない。
 軒数も稼げそうにもないので最初から飛ばしていくことに。

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 7時55分のマリンライナーで坂出まで40分、折り返し宇多津まで行って丁度1時間、ちなみに岡山~宇多津で片道1000円ね。
 いつも車で行ってるから宇多津駅の近所と言うけど、実はそれ程近くなかったのが1軒目のここ。

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 ①讃州製麺:ぶっかけ(大)400円

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 車で来ても一発目に行く、JRの宇多津近くのフィットネスの1Fのうどん屋さん。駅近いかと思いきや、歩いて10分ちょい掛かったので、近いような遠いような。駅の南口から県道に出て西に歩く、この日もメチャメチャ暑かったので余計に遠く感じたのかも。ここはいつも冷たいうどんしか食べたことがない、細くて優しい麺は香川屈指。この店何が凄いってハズレが出てきたことがないんだよなー。飛ばして行くから2玉の大盛、大盛と告げてうどんをもらって、出汁がらの昆布にいりこに節を味付けしたのを取って、レジで会計して、薬味コーナーでネギとしょうがを載っけて、さぁ一杯目。ずるずるずる、おおおおお、キリっと冷えた麺と出汁、そんでこの何とも優しいうどんは相変わらず、今日も当たりやなー。ぶっかけやけど味付けが濃くない出汁なので最後まで飲み干せちゃう。今回も満足じゃった。

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 ②純手打ち 山とも:ぶっかけ(中)400円

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 ②が県道沿いで①はJR沿い、距離は100mくらいしか離れてない。9時半営業で②に行く時はまだ開いてなかったので①で食べてから続けて行った。こちらは仲多度郡の「やまうち」さんで修行したということであるが、初めて食べた時には感動した。うどんのベクトルは「やまうち」さんの剛麺と全く違う、ヤワ系では最高峰のうどんやと思ったから。三豊にあった冷たいうどんでは香川で一番美味いと思ってた「峠」さんが店閉めちゃって香川のうどんに絶望してた時に出てきた第二の「峠」さんやからそりゃ喜んだもんよ。行くのはちょこっと久しぶり、店内はぼちぼち混んでてワタシは二回り目くらいの客。タイミング良く出来たて〆立てのぶっかけが出てきた。ではいただこう、ちゅるるん、うひょー、何これ!!! この加水率の高い食感のうどんは①が既製品なら②は特注品くらいの差がある(①も美味しいんだけど)。この麺は真ん中に1本筋が入ってるように見えるんだが、それも食感の良さに起因してるのかいな。とにかく出汁もうどんも最高、「峠」さんなき後、香川で一番美味いうどんはここやと言いたい。

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 ③島のいぶき:冷やかけ(小)270円   新規

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 宇多津から坂出に戻る、ここは坂出駅にあるうどん屋さんで、駅うどんやけどホームにある訳でもなく、単なるテナントのセルフ店。11時からの開店なので30分程時間を潰しての2番客。次にどれくらい混んでるのか、あの超行列店に行く予定なので、ちゃちゃっと食べる。冷やかけって久しぶりやな、ワタシは冷たいうどんならぶっかけかざる派、冷やかけは出汁が濃くないのでうどんに味が乗らないと思ってるのでほとんど頼まない。けど初めての店で出汁の味も知りたかったので注文。冷たい出汁はそれだけならやはり美味い、うどんはと言うと、うーん、何と言うか、死んだイルカの頭を食べてるようなそんな感じ(ニュアンスとして分かってクレイ)。熱いかけ出汁をタンクから注げるのを最初にチェックしてたので(だから冷やかけ)食べ終わった丼に熱い出汁を頂戴してずずず~~~。おおっとぅ、この熱い出汁はえらく美味いやないか、ならばこの死んだイルカの頭の麺は熱い出汁で本領発揮する麺やったのかもしれんな。

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 ※日の出製麺所:行列し過ぎてソッコー帰る

 駅から西南へ15分くらい歩くと遠くに行列が見える。遠かったのでどれくらい混んでるのか分からなかったが、近くで見てびっくり。この画像は入口から自販機までやがここから矢印の方へうねうねと人の列が出来てる、100人並んでるとは言い過ぎか??? とにかく並ぶの嫌いやししかもこのクソ暑い中並んでたら熱中症になる、だから行列だけ見て帰った。まだうどんブームの走りの頃はそないに並ばず食べれたんやけどなぁ。

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 ④室町うどん:ぶっかけ(小)320円   新規

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 坂出駅北東徒歩10分くらいか、行ったことあると思ってたが初めてやった。「日の出」さんを北上して人の居ない商店街をぼらぼらして、昔ながらのパン屋さんをひやかして、古い喫茶店でアイスコーヒー飲んで休憩してからの4軒目。車で行けばたいした距離じゃないけど、歩くとちょっとした運動になる。けど歩きじゃなかったらこの死んだ商店街に来ることもなかったし、どっちもどっちよ。このお店は大箱セルフで12時半過ぎてたのでお客さんもまばらやったが、その12時半過ぎてたのがポイントで、うどんが死んでた。せめてあと20分早く着いてたらまた違ったのに残念。ま、これはワタシのミスでした。

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 余談ながら商店街から④へ行く途中の住宅街に「豚太郎」さんの看板発見、こんな商店街の外れにと思って前まで行って驚いた。
 全く普通の家ラーメンなの初めて見た、何これ、ぶはは。
 長い間行ってないけど「豚太郎」さんの味噌ラーメン食べたいなー。


 7月23日:4軒6玉2新規


 電車と歩きだとこれくらいやね。
 高松やったらレンタサイクルあるし店も多いからもっと行けると思うけど、坂出だとやっぱり車がないと難しいということがよく分かった。
 しかしやっぱり美味いわうどん。
 年内もう一回くらい行きたいが果たして許されるかどうか、やれやれ。

 

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2021年1月23日 (土)

何回続くか2021年讃岐うどん巡りその1~①讃州製麺②うどん 縁や③釜揚げうどん 岡じま 丸亀店④宮川製麺所⑤讃岐製麺所⑥がもううどん~

 ここ20年以上、讃岐うどんを食べに通い詰めてたが、去年は行こうと思えば行けたが、神戸ナンバーが行って石投げられたら気分悪いなと、何となく思ってて、結局一回も香川に行くことがなかった。
 多い時は毎月一回食べに行ってた時期もあったってのに、全くコロナ禍においては世知辛くなっちまった。

 年も変わったが、状況は悪化してる。
 しかし正月は三が日家に籠ってたので、1月いきなりの3連休には外に出ても良かろう。
 12月全く車に乗ることがなかったので、年末買い出しに行こうとしたらバッテリーが上がってて、年明けにロードサービスに来てもらってバッテリー交換してもらったので、冬場は車に乗らないと、ってな思いもある。
 つーことで、久しぶりに「真・青い巨星」号を発進させた。
 最初は東讃を軽く攻めて帰って来ようかと思った。
 しかし高松道に入ったら、もう面倒臭いから坂出まで行っちゃえ、といつものワタシの定番コースを踏襲することになった。
 朝6時に出て一軒目に着いたのが9時、だいたいそんな距離ってことね。

 

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 ①讃州製麺:ぶっかけ(小)280円

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 宇多津のフィットネスの1Fにあるうどん屋さん、坂出を行く場合は必ずここが一軒目となる。何故ならいつ食べてもハズレがない稀有な店だから。一軒目なので大盛にしようかと思ったが、ちょっと高くなってたような気がしたので、自制して(小)を頼んだが、逆に(小)の量がてんこ盛りになってるという素晴らしい事態に。ここの麺は細めの優しい麺で、お出汁もいりこと鰹と昆布の少し甘めの、ぶっかけの出汁にしてはそのまま飲めちゃうええ塩梅。その出し殻を味付けしてサービスで出してくれてるのもナイス。ああ、1年ぶりの讃岐うどんがこの店で良かった。

 

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 ②うどん 縁や:かけ(小)190円・げそ天130円 新規

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 以前は「麺輝屋」さんというチェーン店であったが、いつから変わったのか。屋号が変わっただけかと思ったが、後に丸亀で「麺輝屋」さんはあったし、この「縁や」さんもあったので、これはこれで別の店なのであろう。元が本屋さんだけに超大箱セルフ、初めての店やが(店は何度も入ってるが)、麺ではなく出汁の実力を知りたかったので、かけにげそ天をいただく。トッピングコーナーには大根おろしはぶっかけ用としてもわかめがフリーで置かれてあるのは珍しい、なのでわかめをぐわしといただいた。麺はかけにしたからかコシがなく、逆に途中で切れそうな活きの悪さ、出汁はチェーン店にありがちな透明いりこ出汁、これって業務用??? げそ天は結構存在感あって丼からはみ出す程、衣だけではないしっかりしたもんであった。毎日食べるなら懐にも優しいしボリュームもあるしええんかいなと思った次第。

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 ③釜揚げうどん 岡じま 丸亀店:釜かけ(小)280円

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 もはや言わずと知れた「岡じま」さんだよなー。さっきのかけが??? だったので、美味いかけを食べたいと思い、釜かけを注文。茹で立てを釜から出して丼に移して出汁を注ぐ、間違いがあろうはずがない。熱い出汁に熱い麺でも全然うどんが負けてない、そしてこのふくよかな香りの出汁、透き通ってりゃええってもんではないからな。90円以上の差を感じた流石の一杯やった、究極のシンプルイズベスト、満足。

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 ④宮川製麺所:(小)190円・油揚げ120円

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 どこまで行くねん、善通寺まで来てしまった。丸亀まで行けば善通寺も車で行きゃ変わらん、ということで老舗の製麺所訪問。システムは変わらず昔ながらの製麺所。大か小の丼を取って、麺を〆てるおかあさんの所に麺をもらいに行って、丼に直接受け取るスタイル。もちろん〆立てなのでハズレな訳がない。ここでは麺そのままに熱い出汁をかける、所謂「ひやあつ」で油揚げプラスしてきつねうどんにしてみた。細めのツイストしたような麺は絶妙の食感で、出汁もいりこの香りがふわっと来ながら醤油感もあって、冷たいうどんと熱い出汁の組み合わせもまた好し。そして油揚げ、これが肉厚で栃尾の油揚げとは言わんにしても大豆食べてる感半端ない、そんなに甘くないのも全体のバランスを壊さなくてナイス。会計は食べ終わってからね。うーん、もっと近かったらしょちゅう行く店やけど、距離だけが惜しい。

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 ⑤讃岐製麺所:1玉150円・油揚げ90円

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 昔は道路が今ほど開通してなかったので、行きたくてもなかなか行けない分かりにくい店だったけど、今や店の前にコンビニが出来てるし、以前の謎の神社うどんの面影なんて一切ない、ただの昭和の古いうどん屋さんになってしまったが、それでもワタシにとっては日本で三番目に美味いきつねうどんの店に変わりはない。二重扉を通って薄暗い店内、これだけで行く値打ちあるかもよ、何か悪いことしてるみたいな気になる(笑)。うどん1玉と告げて、丼をもらって油揚げ載っけて出汁タンクから出汁を注ぐ。店内が密そうだったので、最初の扉と二重の扉の間のテーブルで一人うどんをぞぞぞと食べる。少し太めのうどんに少し甘めの出汁ともっさり厚い油揚げ、これも少し甘くて、関西的なきつねどんが好きな人には絶対ハマる味やと思う。揚げ90円の240円ってのが安すぎ、また行かんと。

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 ⑥がもううどん:(小)150円・ちくわ天100円

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 1年のブランクがあったので、5軒でもう既にお腹一杯になってしまった。昔みたいに10軒とか無理やわ、ゲフー。最後どこに行こうかと、坂出の「釜の山下」さんに行って95? 96歳のおばあちゃんは健在かと寄ってみたが、この日はその肝心の釜をメンテ中みたいでお休みであった。じゃあ、国道の反対側の「がもう」さんに冷やかしで行ってみるかと車を3分走らせたら、時間は12時半過ぎてたが、これはもうコロナの影響であろう、ワタシが着いた時には奇跡的に誰も並んでいなかった。程なくぞろぞろとお客さんが来たので、ソッコー入って(小)とちくわ天をいただく。注文すれば温めたうどん丼を渡されるので、トッピング取ってお金払って出汁をお玉ですくって注ぐ。ワタシは10年以上来てなかったんやけど、それはもっと昔の方が出汁が美味かったから。だけどいつしか出汁が平凡になり、なのにガイドブックの影響かなんかで、どでかい駐車場が満車になって、どれだけ待って食べるねん、という店になったから行かなくなったけど、改めて食べてその印象は変わってなかったかな。かけ150円って安さだけならそれも良いけど、そこまで並ぶ程の何かはやはりワタシには感じられんかった。出汁の薄っぺらさは相変わらず、対面の「釜の山下」さんと比べたら平凡すぎる。なので空いてれば食べても良いけど、並んでまでは食べんかな。それよか早く「釜の山下」さんに早く行かねば!!!


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 うーん、悲しいかなこれが今のワタシの実力か…。
 せめて7軒くらいは食べられるように復活します。


 1年ぶりやったけどやっぱり讃岐うどんええわー。
 今年は初心に戻って行きたいけど、なかなかそれを許してくれん現状、全く困ったもんだ。

 

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2019年11月13日 (水)

2019年讃岐うどん巡りその2~①讃州製麺②釜揚げうどん岡じま丸亀店③山とも④めりけんやかけはし店⑤山下うどん~

 手遅れ的な遅さであるが、11月アタマの3連休で今年2回目の讃岐うどん巡りに行ってきた。
 本当は年内で閉める有名店があるので、そこに行こうとしてたのだが、3連休の中日の日曜日は休みとのことだったので、別の行きたい店に向かうことにした。

 今回のターゲットは宇多津、まぁ、いつも行ってるんだけどね。
 先日TVで観たコウ・ケンテツさんの番組で取り上げられてたうどん屋さんがメイン、コウさんあまりのうどんの美味さに感動して泣いちゃってたから、こりゃどんなうどんなか是非ともワタシ自身でチェックせんといかんだろ。


 ということで2019年讃岐うどん巡りその2。

 

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 ①讃州製麺:ぶっかけ(小)290円

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 いつも朝一番で行く宇多津近くのフィットネスの1Fのうどん屋さん。うどん屋さんが朝早いのは分かるんだが、ワタシが着いた8時で既にフィットネスにも人が居るのに驚いた。その一発目のうどんは相変わらずハズレのない優しいながらもコシのある麺で、ぶっかけのお出汁は飲める系で、いりこの香りがふわっと香るまさに讃岐うどん。ワタシはこの店を発見してもう何年にもなるが、一度たりとも死んだ麺に当たったことがない、実に志の高い店。早朝の一軒目で行くなら絶対お勧め。ちなみにお出汁取った後のいりことか昆布とかは佃煮にしてサービスしてくれるのでホントに良いお店よ。

 

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 ②釜揚げうどん 岡じま 丸亀店:釜たま(小)300円

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 ①から車を5分も西に走らせたら行けるので、ここのハシゴは定番かな。釜揚げがウリなので、当然の如くハズレが出る訳がない。今回は釜たまを珍しく注文、2分待ってとのことであったが、実際は5分待った(またどうでも良いことを)。しかし待っただけのうどんが出てくるから全部許しちゃう。揚げ立ての麺はうどんじゃなくて餅やね餅。引っ張っても切れない、みたいな。なので、麺を楽しみたい方は、かけでも普通のかけではなく釜かけが宜しかろう(揚げ立てうどんにかけ出汁なのでもっちもち)。

 

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 ③山とも:ざる(小)330円 新規
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 ここが目的のお店、コウさんが涙した程のうどん。場所は①に戻る感じで、奥にフィットネスが見えているので、ここより少し南になる。ただしこちらの開店時間は9時半なので上手く流れに乗って食べたい所。私は10分前に着いちゃったのでこの日の一番客。入店と同時に麺が釜に入れられて、なので10分弱待たねばならん。10分弱で良いのか、良いんです、細麺だから。初めてのお店は冷たい麺が私の中の決まり事、①でぶっかけだったのでざるにした。こちらは「山内うどん」さんで修業されたそうなので、ひやひや・ひやあつ・あつあつがあるが、ワタシはあえてざる。出てきたざるどん、透き通ってるのかと思う程の美しさ、ただし量は一口分かと思うくらいに少ないけど。いや、こりゃ見ただけで不味い訳ないでしょう。うどんを箸ですくうんだが、切れ目がない訳ではないが、1mくらい上に伸ばしてもくっ付いて来ちゃう。なので適当な所でざるのお出汁に付けてちゅるりん、おおおおお、これは何と瑞々しい麺か!!! ワタシは麺だけなら三豊にあって昨年惜しくも閉められた「峠うどん」さんの麺が最高だと思ってたんだが、まさに「峠」さんに匹敵するぷにょぷにょさ、加水率高い麺やなー。それでいてちゃんと一本コシが通ってる。少しお出汁は辛い感じではあったが、うどんの美味さはちょっと他にないくらいの繊細なうどん。ワタシのよく使うフレーズでは「赤ちゃんのほっぺた噛んだみたい」な麺。コウさん涙するのも分からんでもない、若い店主の凄い業。「峠」さんがなくなって大ショックであったが、こちらが出来て少しは癒された。こういう麺が好きな方は是非どうぞ。

 

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 ④めりけんや かけはし店:かけ(小)200円
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 言わずと知れた「めりけんや」さん、JRが経営する讃岐うどんのお店ですな。JR高松駅にもあるが、宇多津の辺を走ってたので、目に付いたさぬき浜街道の看板に誘われるがままに久しぶりに行ってみた。まぁ、舐め切ってたので一番安いかけ(小)200円だったんだが、これが思った以上に美味くて、JRさんスイマセン。麺は活きてるし、いりこの香りもわっとした少し甘めのお出汁との相性は抜群。やっぱり長い間地元で商売やってるだけあって、流石やと思った。

 

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 ⑤山下うどん:釜あげ(小)250円

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 高松に戻ろうと思ったので、行きがかり上、ワタシの大好きな「釜の山下」さん。99歳のおばあちゃんは元気かいなと思う気持ちはもちろんあるんだが、この日は不在。一瞬ドキッとしたが、おねいさんに確認したら今日は休みで至って元気、とのことで一安心。だからじゃないが小エビのかき揚げは今回スルー。何か最近、ここのうどんって細くなって変わったような気がしてたんだが、この日はいつもの太目の弱平べったいぬめっと麺であった。念には念を入れて釜かけで食べたが、ここは麺も美味いんだけどお出汁が格別に美味い。ついでに給水機の水も美味い気がする(ホンマか)。結構混んでたが5分程で食べられたのも良かった。次回はおばあちゃんの小エビのかき揚げが食べたい。


 11月3日:5軒5玉1卵1新規


 おっとぅ、たったの5軒5玉に天ぷらなしという不甲斐なさ。
 いやいや、言い訳させてもらうと、高松で何軒か食べようと思ってたんだが、これが驚きの大行列。
 まずは「竹生」さんに行ってみたんだが、並んでるなと遠めに見えたが、何とお店に巻き付くようにぐるっと人の列が出来てる、軽く50m以上は並んでる。
 この時11時くらいやったから、食べる時には12時超えちゃうよ、あり得ねー行列を見た。
 その後に「さか枝」さんに行ってみたが、改装中か日曜休みかで開いてなかった。
 県庁近くのここ数年お気に入りのぶっかけの「七福」さんもお休み。
 こうなったらどれくらい混んでるのか見に行くかと、怖いもん見たさで「バカ一代」さんに行ってみたが、ここも50mくらい並んでて笑った。
 いやー、3連休とはいえ凄い行列やね。
 確かにどちらも美味しい店やけど、並ばんでも美味しい店他にあるんやけど、と思いつつ、讃岐うどんの底力を見た思いであった。

 高松国際ホテルの隣に博多ラーメンの店があったんだけど、そこなんと替玉なんと10円、ここ行ってみたいけど、そんな目的で行ってるんじゃないので、絶対行かんのだろうな、惜しい。


 という訳で、第一の目的の年内で閉めるお店に行けなかったので、近々また行きます。
 つか、年2回とか3回とか情けな過ぎて涙出る。
 何とかして行きます。

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2019年5月 7日 (火)

2019年讃岐うどん巡りその1~①手打ち十段 うどんバカ一代②根っこ 鬼無店③うどん 一福④山下うどん⑤七福 本店~

 GWの初っ端の27日の土曜日に香川に今年最初の讃岐うどん巡りに行ってきた。
 朝6時に出て12時前には現地を離れるという超弾丸ツアー。
 これが行ったは良いが、軒数食べられんかったので、馬券をWINS高松で買うなら3時間くらい滞在せんとならん。
 それならとっとと帰って阪神の場外に行っちゃおう、ならば道路が混むこともあるまい、と考えたので即ターンした。

 さて、今回はどこら辺を攻めるか、今年最初なのでベタな店に行っちゃおう。


Cimg2204 Cimg2203  ①手打ち十段 うどんバカ一代:ざるうどん(中)390円

 もはや説明不要の有名店となっている。着いたのは9時であったが、お店に入りきらない人が数人、回転早いので待つことなく店内に入ったがお客さんでギッチリ、凄い繁盛店やな。これならいつもフレッシュな麺が出てくるので、食べる方にとっては良いことずくめ。何を食べようかとメニューを見たら、今の人気メニューは釜バターらしい。生卵と黒コショウを入れてカルボナーラ風なんだそうだ。だけどそんなのには全く興味がないので、美味いうどんは冷で食べるという鉄則から、一発目はざる(中)。もう見た瞬間に分かるこのうどんの美味さよ、とてもとてもみずみずしい、うるうるしてる。だけどコシも強いし、確かにここまでの人気店になるのは分かる。繰り返すが回転良いからいつ食べてもうどんが新しい、なのでハズレがない店。


Cimg2205 Cimg2206  ②根っこ 鬼無店:ぶっかけうどん(小)280円

 坂出のあの店に行くのが目的だったので、道中開いてる店は片っ端から入ろうかと(GWやからな)。実は「さか枝」さんにも寄ってみたが、車を停めるスペースがなかったので進路変更した。やはり開いてた大箱セルフ、ここも冷たいうどん、ぶっかけ注文。これでもかと言う強気な剛麺で噛み応えあった。


Cimg2209 Cimg2208  ③うどん 一福:ぶっかけうどん(2玉)390円

 ということで②からの流れで県道33号を西に走らせたらこの店に当たった。ここも今は超混雑店なので並んでまで食べることはしないが、開店と同時だったみたいなので、この店がOPENしたての時以来くらいに入ってみた。2番客だったのですぐ出てきたぶっかけ、ここの楽しみはサービスの天かすの中にエビや金時豆やら、おまけの具材がたっぷり入ってる所。掘り返してリッチなトッピングとした。しかし美味いのは麺なんだよねー、細麺でツヤツヤしててコシも強い。ついでにぶっかけのお出汁も出汁感あるしごくごく飲めちゃう濃度。ううむ、ここも人気店ってことに納得させられた。


Cimg2210 Cimg2211  ④山下うどん:釜かけうどん(大)350円小エビのかき揚げ270円

 ②で言ってる坂出のあの店とはこの店。とにかくおばあちゃんが健在かどうかが気になる。お元気ならば天ぷらをぜひ食べたい。もう15年は通ってるが、ずーっと揚げてらっしゃるから居るのが普通だと思ってたが、数年前にお歳を確認した所、93歳とかでとてもとても驚いた。年末にも行ったが、時々行って確認しないと、お元気かどうか。
Cimg2212 Cimg2213  今年初で行ったが、まだ元気に天ぷら揚げてた。息子さん(店の御主人のことね)曰く、最近は耳が遠いそうだが、キッチリと名物の小エビのかき揚げを揚げてた。聞くと現在何と99歳!!! これは凄すぎる、まさに人間国宝!!! 肝心のうどんはいつからか餅麺から角のある麺に変わっちゃったのは残念だが、お出汁は相変わらず美味い。いやー、良かった良かった。


Cimg2215 Cimg2214  ⑤七福 本店:ぶっかけううどん(小)300円

 香川県庁まで戻ってきた、実はここの細麺と優しいぶっかけのお出汁が好き。なんだけどこの時は麺の旬がちょっと外れてたので生き生きとしてなかったのは残念。でもここは店員さんのサービスが心地良い。ちなみに注文してうどんもらって支払いするまではセルフだが、食べ終わってからはお店の方が片してくれるハーフセルフなのであった。


 4月27日:5軒8玉1天ぷら0新規


 うーん、急いでたから仕方ないとはいえ新規ナシのスタートか。
 次回は積極的に新規開拓で行ってみたい。
 でも5軒ながら8玉も食べてるからそこそこ行った値打ちはあったかな、美味しい店ばっかり行けたし。

 それにしてもスタートが4月とは遅すぎる。
 残りピッチ上げてせめて5回は行きたい。


 あー、GWなんて瞬殺やったな。
 10連休っていってもワタシはうどん行って帰って3日開催の競馬終わった時点で連休は終わったと実感として持った。
 香港&マカオ行って戻って競馬したら終わりやんって。
 案の定、10連休というより残りのカウントダウンで予想通りに終わってしまった。
 次は夏季休暇か、どこか涼しい所に行きたいが果たして。

 

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2018年12月31日 (月)

2018年讃岐うどん巡りその3(最終回)~①讃岐うどん ひめはま②上戸うどん③鳥越製麺所④釜揚げうどん 七福⑤うどん 松ゆき~

 年末年始の休暇ももはや3日目、正月休みは3日までなのでワタシの中では冬期休暇は終わったも同然。
 明日元日なんて酒呑んで終わるだけなので実質、残り2日しか休みがない。
 6連休なんて毎年の加速する速さからしたらあっという間や。

 それでも一昨日と昨日で四国に行って来た。
 爆弾低気圧とは無縁の南国高知、そして讃岐うどん食べ歩き。
 
Dsc_1481_2 29日土曜は朝起きて8時過ぎには家を出てまずは徳島に着いた、徳島では鳴ちゅるうどんと徳島ラーメンのコンビネーション。
 鳴ちゅるは比較的早い内からお店が開いてるし、徳島ラーメンは今回はド定番の「いのたに」さんに行ったので、ここは10時半から開いてるから時間を持て余すことなく食べられた。
 ここんとこ徳島行けば新規開拓ばっかやったけど、久しぶりに古参を訪問してみれば、やはり今も続いてるだけの美味さがあった。

Cimg1495_2Cimg1494_2 そうして室戸岬周りで高知市内に行くんだが、やっぱ下道だと結構時間が掛かるのよ。
 室戸岬もご無沙汰やったのでちょっくら観光したら明るい内に高知市内に着くのが難しいくらいになってしまった。
 北の方はエラく雪が降って寒かったらしいが、流石は南国高知、この抜けるような青空。
 地理的に室戸岬が行きにくいのか、桂浜より圧倒的に人が少ないので、中岡慎太郎も元気なので行って損はないと思う。
 
Dsc_1486_3 とにかく無事に高知に着いて夜は「ひろめ市場」で鰹のたたきをタレで食べて(塩が美味いと言うてる人が居るがワタシにはサッパリ分からん)、もう一軒呑みに行ってへろへろでホテルで倒れるように寝た。

 さぁ、ようやっと本題。
 遅ればせながら今年3度目の讃岐うどん、ここ20年、だいたい年6回、多い時は毎月行ってたが、今年はかなりペースダウン。
 1月・10月・12月ととても怠惰な内容となってしまったのは反省。
 一瞬だけ反省して、来年に切り替える。


1230280 ①讃岐うどん ひめはま:ぶっかけ(小)280円

 時間がもったいないので大歩危・小歩危なんぞ走ってられん、高速でぶっとばし観音寺まで行っちゃう。やはり年の最後は西讃だろ。まずは大野原IC出て西に行ってすぐにあるこのお店。緩いカーブにあるお店なので分かりやすいと思う。着いたのは8時40分、お客さんは大箱ながら1/4は入ってて駐車場は半分以上停まってる、人気店やね。初めに食べるのでやはり冷たいうどんで素直に麺の美味さを味わいたい。なので寒い朝なのにカキンカキンに冷えた麺とぶっかけのお出汁で食べた。麺食べた瞬間に唸った、すげー、このコシ!!! 今、ワタシの左の奥歯は酷使しすぎて割れてるのだが、よりダメージが深まる程の麺。ここってぶっかけのお出汁も美味しいし、バランスが良いんだよなー。剛麺の讃岐うどんが好きな人ならここはドンピシャに合うと思う。


Photo2300 ②上戸うどん:かけ(中2玉)300円

 更に西に行く、もう少し行ったら愛媛よ。見ての通りにJR箕浦駅に隣接しているので駅うどんとも言える。うどんも美味しいしお出汁もいりこひりひりに利いてるので、ここもかなりの人気店。狭い店内なんだが寒いのでどうしてもお客さんは店内に入るので必然またまた狭くなる。ここは大将がかなりピリピリした人なので、店員ないしは厨房にスマホンのカメラを向けると結構な勢いで注意が入る。そんで店内混雑してるので、食べ終わって丼返す人優先で並んでる人は道譲って、と言ってることは当たり前で正しいんだが威圧的なのが惜しい。でもうどんはとても美味しい。ワタシは茹でたてを水で〆た麺をそのまま1本食べてみて、相変わらず美味いことに感動。なのでテボで温めずそのまま熱いかけ出汁をタンクから注いで食べた。温かくなると餅のような麺になる不思議。そんでお出汁がメッチャいりこなのでこれぞ西讃という典型なお店であると思う。


Photo_2280_2 ③鳥越製麺所:ぶっかけ(小)280円

 これこそが香川最西端のお店、「道の駅とよはま」の大きい駐車場があるので余裕で停められる。ここで9時半なんだが混んでるんだよなー。お客さんは多いんだけど麺の回転が速いのでレジでもたつく先客が居なければそれ程待たずに食べられる。以前食べた時はぶっかけが美味しかった記憶があったので、再度ぶっかけを注文。ここは上記2軒とまた違う麺で太さは一番細く、固さは2番目、何とも絶妙の食感なんだよ。そんでぶっかけのお出汁が椎茸の旨味が出たお出汁で、ここにレモンを搾るとなんちゅうかベストマッチで、これぞマリアージュや。だけど店の前の看板に書かれてたのは一番人気は釜玉バターうどん、とあった(笑)。


1230_2Photo_315400 ④釜揚げうどん 七福:釜玉(中1.5玉)400円   新規

 ここは場所をどう説明したらいいのか分かんない。③から三豊のJAで野菜やみかんを買い出しして、ワタシが香川で一番凄い店を出す麺と常々言ってる「峠うどん」さんに行ったのだが、何とお店が閉められていた。店内にはテーブルに割り箸に醤油にソースにつまようじまで置かれてて、厨房も丼やなんやと、ただの定休日に見えたのだが、窓には「テナント募集」と貼られてあった、がくり。老夫婦でやっておられたから後継難か、お孫さんの小さい娘さんがいつもお手伝いしてたので、もうちょっとやってくれると思ってたのだが残念。ああ、ここの加水率高めのぷるぷるのざるうどんがもう食べられないとは泣ける。悲しいけど置いといて、そんな失意のまま詫間の方まで北上したらこのお店の看板を発見。住宅街に入ってみたら開いてたので、新規開拓することにした。一般店だが値段はそれ程高くない、釜かけにするか釜玉にするか悩んだが、ここまでトッピングなしだったので卵にした。
Up そのうどんはつるつるしてる麺じゃなくて少しごわっとしてるが、エッジがピシッと利いた麺で、そりゃ揚げたてなんやから不味い訳ないでしょ。まさにカルボナーラ。お客さんは地元の人がほとんどのようで(それくらい分かりにくい)、ここら辺の人に愛されてるなと思った。麺だけじゃなくてお総菜も美味しそうだったので、酒呑みたいお店でもあった。


Photo_5Photo_628080 ⑤うどん 松ゆき:かけ(小)280円気まぐれこんぶ天80円   新規

 詫間から海沿いを更に北上、浜街道の南の端くらいにある、つい先日の10月に開店したニューカマー。一般店だがここも近所の人達で賑わう活気のあるお店であった。カウンターなしのテーブルのみのお店、ファミリーユースがほとんどみたいな感じ。お店の人の接客も良いし、居心地が良いのも人気の秘密か。面白いのがセルフおにぎり、籠に入ってるので好きなのを取る、これはセルフシステム。
Photo_7 玉換算も面白くて、メニューにあるように小は1玉なんだが、中は1.7玉で大が2.5玉という不思議な設定。上にもあるように中2玉とか中1.5玉は分かるが、中1.7玉に大2.5玉という微妙な設定が興味深い。気まぐれこんぶ天は気まぐれなのであるのかないのか尋ねたら、あるということだったので、うどんに載っけてもらうことにした。出てきたうどんは割と剛麺でストレートの熱いともっちりした麺、お出汁は優しい味で良く言えば万人受けするような味、悪く言えばこれといった特徴がないような。こんぶ天はお出汁取った後の昆布なのであろうが、噛めばしみじみ甘みが出てくる美味さであった。


 12月30日:5軒6.5玉1卵1天ぷら2新規


 実は昨日は泊まったホテルに朝ご飯が付いてたので、それをしっかり食べちゃったもんで、これ以上食べられんかった、言い訳。
 
 高知から香川までは高速で走ったが、観音寺から東かがわまでは地道で走ったので香川県を横断した訳だ。
 久しぶりに走った道もあったが、やっぱり大きく変わってるな。
 町もやけどうどん屋さんもなくなってたり、もちょっと来年はアンテナ張って行かんと。
 なんぼ何でも年3回は恥ずかしいので来年はせめて5回は行きたい。
 つか、高知の夜が楽しいので高知にもっと行きたいのが本音だったりするんだが。

 
 ということで来年はもう少しペース上げて行きます。

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2018年10月23日 (火)

2018年讃岐うどん巡りその2~①宮川製麺所②麺の蔵③山下うどん④やましょう⑤山内うどん

 今年は1月下旬に讃岐うどん巡り1回目を敢行したが、その後遅々として進まず。
 言い訳としては忙しかったってこともあるし、健康診断もあってダイエットを意識してたこともあるし、夏前から異様に暑かったってこともある。

 しかし流石に今年これではいかんと、体育の日の3連休、台風が来ていたが、逸れそうだったので、これなら空いてるかと、探してみたらやはりホテルのキャンセルが続々出ていたので、高知に宿をとって、行掛かりでうどん巡りをすることになった。

 行きは明石海峡大橋と大鳴門橋が通行止めだったので、山陽道から瀬戸大橋で行った、なので狙いは坂出、ではなくて丸亀から行くことにした。


106240110 ①宮川製麺所:大240円きつね110円

 どこから始めるか、到着は10時ちょい過ぎ、久しぶりの讃岐うどんだし、外したくないので、必ず美味しいこのお店から始めることにした。善通寺近くのこちらのお店はいつも茹で立て〆立てを提供してくれる志の高い店。最初のうどんはやはり冷たい麺でしょ、大の丼を取って大を入れてもらって、ぶっかけのお出汁を入れてもらい、きつねをトッピング。このうどんが細めながらしっかりしたコシで濃い目のお出汁とよく合う。大きなきつねは大豆で出来てることを実感させる豆の味がする。相変わらずレベル高いなー、一軒目がここで良かった。


Photo210 ②麺の蔵:かけ(小)210円

 久しぶりにまんのうに行ってみようと、ちょっと戻る形で車を走らせる(久しぶりに真「青い巨星」号発進)。本当は③に行くつもりだったんだが、この店を③と勘違いして入ったんだが大正解。一番リーズナブルなかけ(小)にしたが、麺がおそらく熱いので食べるにはベストの時間帯だったのであろう、もちもちしてナイスな食感。お出汁もスッキリしながら出汁感があり、かけ侮れず、なうどんであった。


Photo_2280 ③山下うどん:冷ぶっかけ(小)280円

 こちらがまんのうでの狙い。メチャメチャ久しぶりでまんのうに移転してすぐ行って、それからご無沙汰なので確実に5年以上行ってない。坂出の「釜の山下」さんではなくもう一方の雄「ぶっかけの山下」さんだよ。以前は物凄い剛麺な印象であったが、ずいぶんスリムな麺になって、でもちゃんとピンと筋が通ってる。ぶっかけのお出汁はそりゃドンピシャでしょう、クオリティ高いと久しぶりに来て実感した。


Photo_3Photo_4200 ④やましょう:冷1玉200円

 南下して高知に向かおうという勢い。たまたまこちらの前を通ったので、これまた数年ぶりに入ってみることに、元祖ブレンドスープのお店だよ(笑)。熱い玉か冷たい玉かと言われたので、当然冷たいのと。そんでお出汁をどうやってブレンドすっか、とりあえず全部少しずつ入れちゃえという、実に没個性的な注ぎ方となってしまった。でも楽しい仕組みだと思った、天かすは野菜の切れ端とか一杯埋没してるので探すのも楽しいし、レモンも切ってくれてるし、もちろんショウガもある。まさに完全セルフだと思う。麺はしっかりした歯応えでお出汁は自己責任で!!!


Photo_5200_2 ⑤山内うどん:ひやあつ(小)200円

 ということで高知に向かうべく最後はここ、ワタシが知ってる薪でうどん茹でてる二軒の内の一つ(もう一つは「釜の山下」さん)。しかし食べられんようになった、5軒でギブアップしてしまいそうやもんな。こないだこの店TVに出てたので、どれくらい混んでるのかと気になったが、そこは台風の影響で待ち時間なしですんなり食べれた。ひやひやにしようかと思ったが、冷たいお出汁はやっぱり風味が出ないと思い、ひやあつにした。麺はどないしたん??? ってくらいに固すぎる麺で、冷やしで食べたらたぶん棒やったな。これは麺ではない、熱いお出汁で辛うじて食べられたが、あんなゴリゴリの棒麺はいかんでしょ。最後に店主がまた近々TVに出る、みたいなことを仰ってたが、もう少し食べやすいうどんを作って欲しいと思った次第。


 10月6日:5軒6玉1きつね新規0


 うーん、ショッパいなー。
 ここでお腹一杯になったら高知で美味いもん食えんかったのは事実なんだが、それじゃなくても胃のキャパはなかった。
 年相応に大人しくしろってことやな、いつまでも大食いじゃないって。


 5年ぶり以上に行った高知はアーケードもずいぶん様変わりして、何よりやっぱり鰹が美味しかったので、香川より高知の頻度を上げたいと思った次第。
 年内もう一回行きたいぞ、高知。

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2018年1月22日 (月)

2018年讃岐うどん巡りその1~①手打十段 うどんバカ一代②松下製麺所③うどん 三嶋④山下うどん⑤手打ちうどん たむら⑥あやうた製麺⑦讃岐製麺所~

 遅まきながら先週の土曜日に年明けうどんってことで、香川に今年最初の讃岐うどん巡りに行ってきた。
 今年もペース的には隔月程度で年間50軒に新規20軒は獲得したいと思っているが果たして。

 つか、最近一時に比べて全然食べられなくなったんだよね、もう1日10軒とか無理。
 7軒くらいでギブしちゃう、なので量も良いけど質も上げていきたい。

 では2018年讃岐うどん巡り行ってみよー。


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 ①手打十段 うどんバカ一代:ざるうどん(中)2玉380円

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 まずは高松市内から、久しぶりの「バカ一代」さんだが、駐車場が新しく借りられてたのには助かった。まぁ、この店繁盛店やから店の前に路駐されて、近所の苦情も多かったやろうから仕方ない。朝8時半に着いて結構な混雑は流石。ここはとにかく麺が美味いのでワタシの選択はいつもざる。濡れたシルクを噛むような(噛んだことないけど)、瑞々しくももちもちしてて、小麦の香りが鼻に抜ける絶品麺でここまでの2時間半のドライブの疲れも取れた。


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 ②松下製麺所:1玉200円ちくわ天90円

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 この店は去年の大晦日に「孤独のグルメ」で井之頭五郎ちゃんが食べに行ってたので、記憶にある方も多いのでは。だから店内に五郎ちゃん役の松重豊さんのサインが貼られている。さっき2玉食べたから今度は1玉、でも今年最初の天ぷら食べちゃう。この日はテボで温め直して丁度良い固さの麺で、いりこのお出汁もバッチリ決まって、流石香川の老舗セルフって感じ、満足じゃ。


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 ③うどん 三嶋:かけ(小)230円

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 旧国道を西に走らせて、国分で回転灯が光ってたので、10年ぶりくらいに寄ってみた。どんなうどんだったか思い出せんかったが、頼んで出てきたうどんは見ての通り珍しくきしめんみたいな平打ち麺で、角はないが優しい麺。お出汁はスッキリサッパリ系で、普通に美味かった。


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 ④山下うどん:釜かけ(大)2玉350円芝えびのかき揚げ220円

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 ワタシの大好きな坂出の「釜の山下」(と勝手にワタシが呼んでる今時珍しい薪を使ってる店)。年末行ったら晦日だったので玉売りのみであった。その時大将が居たので、おばあちゃんお元気ですかと尋ねたら、来年で97歳になるが(2018年のこと)、まだ元気で天ぷら揚げてるってことやったので、これはどうしても行かねばと思い、4軒目になったが来た。釜揚げにしてもらったのはハズレが絶対にないからで、2玉入りの丼に熱々のお出汁をかけて、その上に97歳になるおばあちゃんが今揚げてくれた芝えびのかき揚げを乗せる。麺は当然のことながら大当たりやし、お出汁もいりこが濃いし醤油感もええ感じで、見ての通りの芝えびのだらけの迫力すげーかき揚げも相まってこの日最高のうどんであった。


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 ⑤手打ちうどん たむら:(小)200円昆布天60円

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 綾川は陶まで南下。ここも年末来たら玉売りだけで食べられなかったのでリベンジ。見た目小さく盛られてるんだが、麺が太いのでボリューム十分。塩味のあるお出汁にはこの甘く味付けされた昆布の天ぷらが相性バッチリ。老舗頑張ってるなー。


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 ⑥あやうた製麺:ぶっかけ(小)230円

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 今年も走るぞ、真「青い巨星」号。年末に本店の「もり家」さんに行ったので、今回は流れ上こちらの店に来た。ここも毎回ハズレのない店で、特に冷たい麺がお気に入りなのでぶっかけ、まるでナタデココみたいな麺は実にナイス。ぶっかけのお出汁も甘すぎず濃すぎずで文句の付けようがない一杯やった。


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 ⑦讃岐製麺所:かけ(小)150円油揚げ90円

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 丸亀まで流れ着いた。昔は謎の神社うどんやったが、道路が開通したので全然謎じゃなくなったのは惜しい。ここに来たら絶対油揚げ、この大ぶりな甘めのお揚げさんとスッキリしたいりこ出汁が交わると絶品きつねうどんになる。麺も温めて丁度ええ麺やったし、ワタシはここのきつねうどんを日本で二番目に美味しいきつねうどんと断言している。ちなみに一番は観音寺のうどん屋さん。本当は竹原の「一富士食堂」さんが一番やったんやけど、一昨年火事で店閉めちゃったから繰り上がりやねんけど。


 1月20日:7軒9玉3天ぷら1揚げ


 あー、初っ端なので食べたい店だけ行ったからゼロ新規になっちゃった。
 最初からこれでは先が思いやられる。
 次回は新しい店を求めて西に向かいたい。

 さー、明日から3泊4日の出張で豪雪と言われようが、北陸に行って名古屋に戻って東京行って帰ってまた名古屋。
 しんどー。

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2017年12月31日 (日)

2017年讃岐うどん巡りその6(最終回)~①釜あげうどん 岡じま 丸亀店②讃州製麺③もり家④谷川製麺所⑤野口うどん⑥まる太屋製麺~

 あっという間に大晦日。
 28日から休みでもう4日経っちゃった、しかも明日は元日やし。
 ってことはもう仕事始めやないか、がくり。

 28日はホープフルSで阪神競馬場に行ったので半日潰れた。
 29日は昼から30日に香川にうどん食べに行く為の全泊で岡山で泊まって鯨飲した。
 ただの金曜なのでETC割引ないから橋を越えられんからな。
 そんで昨日は今年最後の讃岐うどん巡りその6に行って来た。
 29日の晩、結構呑み食いしたし、30日朝はホテルに軽食が付いてて、それ食べたらもうお腹一杯になるという本末転倒っぷり。
 さて何軒食べられることやら。


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 ①釜あげうどん 岡じま 丸亀店:釜揚げ(小)320円

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 瀬戸大橋を渡って坂出に行くかと思ったが、8時って時間でも絶対開いてそうやし、天気は良かったけど寒かったから、まずは釜揚げから食べようと決めた。朝8時でもそこそこお客さん入ってるから香川の人のうどんは日常食。麺は多少茹で時間が過ぎてるが、それが逆にもちもちを加速させるからこれがOKなんだよ。釜揚げのお出汁もしっかりお出汁が利いて美味しいので、うどん食べ終わった後、茹で汁でそば湯ならぬうどん湯で割っていただいた、一軒目で既に満足満腹じゃ。


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 ②讃州製麺:ぶっかけ(小):270円

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 相変わらず宇多津のフィットネスうどんに通う。さっきは餅麺だったので、今度は細麺でつるっと喉越しを楽しみたい、冷たい麺で。ここは出汁材を味付けしてサービスで出してくれるサービスがありがたい。結構ぶっかけのお出汁がかかってるのは当たり前ながらマイルドなお出汁だから。さて、麺ちゅるりん、麺が細いから口の中で弾ける、活きてるねー。いりこ感も昆布で優しく仕上がって本領発揮やね。


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 ③もり家:ぶっかけ(小)350円   新規

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 ②を9時に食べ終わってそこからなかなか食べられる店がなくて10時過ぎまでさまよってしまった。何軒か年末なので玉売りのみって老舗店に当たってしまって、結局流れ流れて高松空港近くまで行ってしまった。何で有名なこの店に今まで来たことがなかったのかというと、一般店に興味なかったってことと、次の④の方に昔はしょっちゅう行ってたから。ここは最近店主がTVによく出るとかで、いつしかかなりの行列店になっていた、昔はこんなに並んでなかったと思うが。最近では姉妹店の田園うどん「あやうた製麺」さんの方にしょっちゅう行ってる。画像ではまだ行列は出来ていないが、それは開店少し前に入ったから。食べ終わった後は蛇のように人がくねくね並んでた。売りは不沈鑑の様なかき揚げみたいでうどん(大)とかき揚げなんて、これ一食でその日一日何も食べなくて良いようなボリューム。店内は結構広いので、まずは満席になって、うどんが供されて食べ終わってようやくワタシの番になるので、着席するのに20分は待って、うどんが出てくるのに10分は待った、ヤレヤレ。そうして出てきたうどんはあまりに待たされたのでイチャモンでも付けてやろうかと思ったが、見た目の美しさに圧倒されて沈黙、うどんを食べて興奮、お出汁をいただいて満足、であった。実に良く出来た麺で、噛んだら跳ね返ってくるような弾力があった。打ち立て茹でたて〆立てを味わえた、ただし行列店なのでもう行くことないと思うけど。


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 ④谷川製麺所:小250円

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 ③から更に東に、山奥に進む。何年かぶりだったので道が分からずカーナビに頼って行ってしまった、情けなや。今時こんな製麺所ってもう少なくなったような、時代は変わったねー。小さい器に小のうどん、お出汁はしっぽくというのか、基本的なうどんのお出汁に動物系に根菜の旨味も出ていろんな旨味がある。これにここの名物の激辛唐辛子を振って食べる、ひー辛、うまうま。ちょっと遠いんだけど、また頻度を上げて来ようかな、道も覚え直したし。


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 ⑤野口うどん:きつねそば240円

 店の画像取り忘れた。何やかんやで仏生山に戻ってきた、ここも10時くらいに先に行ったんだが、この日は11時からでおそばのみ。全然問題ないのできつねそばにした。ここの良さはお客さんのほとんどが近所の人ってとこが完全地元っぽくて良い。もらったそばはそばと言ってもそば粉2割に小麦粉8割くらいの逆2:8そば、それがまたええんだよ(笑)。地元の味を満喫させてもらいましたー。


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 ⑥まるた屋製麺:かけうどん(小)220円   新規

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 今年の9月に開店した、まるで工場の跡地がうどん屋さんになったような店の画像を見たので、木田のこの店に行ったが、近くまで来たら、以前に同様の店があったことを思い出した。屋号は変わってるが以前、同じ場所に同じようなうどん屋さんあったやんけと。ちょっと肩透かしで入ってみたのが12時少し過ぎ。出てきたうどんはこのご時世に珍しい、極太の剛麺で噛むのもアゴが疲れるくらい。お出汁もこれといった特徴なく、とにかく太いのが好きな人が行く店でしょう。


 12月30日:6軒5玉1そば1きつね2新規

 2017年:43軒42玉1中華1そば9天ぷら3揚げ3卵1肉17新規


 今年は1泊2日の2日目に香川に行くことが多かったので、余力がなく6回行って43軒と低迷した。
 しかし17新規は誉めても良い数字かと思う。
 でもやっぱ50軒は行っとかんとなー。

 2018年の始動をいつから始めるかはまだ未定だが、50軒15新規くらいは達成したいと思う。
 ということで、今年もお疲れ様でした。
 来年も宜しくお願い致します。

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