これが台湾のビブグルマン??? 嘘でしょ「劉山東牛肉麺」の清燉牛肉麺220元
あまり台湾ってワタシ的にハズレメニューってないんだけど、ここの牛肉麺には参ったという店があった。
しかもいつか知らんがビブグルマン掲載の店だと後で知って驚いた。
ワタシが味音痴なのか…、いやそんなことがある訳ない。
興味のある方は行ってみるがヨロシ。
場所は台北駅南すぐだけど路地裏にあるので分かりにくい。
ワタシはこの斜め前の有名な胡椒餅の店「福州世祖胡椒餅」に行ってたし、この開封街一段という通りは東の角にマ〇クがあるので休憩しにしょっちゅう行く所。
早朝に泊ってるホテルから歩いてすぐの迪化街の外れの食堂で朝からサバヒーという台中の名物の魚を食べた(メチャメチャ脂乗ってる、なだけに足が速くて輸出に向かないらしい)。
ルーロー飯に野菜も摂って本来ならこれで夕方まで持つんだが、ワタシは食べ歩きに来ているのでここで終わる訳はもちろんなく、どこで何食べるかと思案する為に台北駅近所の朝マ〇クでコーヒーブレイクして調べてた訳だ。
とりあえず市場みたいなのがありそうだったので、そこに向かおうと西に歩いて1分で路地に人がたかってるのを見つけた。
何じゃこりゃとずんずん入って行ったらどうやら牛肉麺の店らしい。
牛肉麺は昨秋メチャクチャ久しぶりに台北を訪れた時に最初に寧夏夜市の入り口で腹ごしらえで食べたのが牛肉麺。
その時はうどんのような麺にまるですき焼きのような甘辛いスープでピリ辛、牛肉も食べ応えあって160元(800円くらい)くらいだったので悪くないと思った。
その後もっと軽めの麺やB級な食べ物にハマってしまい、追っかけることがなかった。
しかしここで偶然ながら混雑店を発見したのは入れということだと勝手に決めて、それ程並んでない列に加わった。
それでもこの時9時半で7人くらい並んでたか。
・劉山東牛肉麺:清燉牛肉麺220元
入ろうか入らないか実は迷ったのがこの値段。
220元というと1100円くらいだと思ってクレイ。
だいたい100元くらいで一食済ますので、倍は二の足踏む、いくら牛肉だとはいえ。
ま、でもせっかく来たんだし、人気店っぽいんで後学の為にも良かろうと奮発することにした。
メニューは牛肉麺でも「清」と「赤」がありサッパリしてる方と味の濃い方という比較で良いと思う。
ちなみに上で言ってる昨秋食べたのは「赤」だったのでこの時は「清」を注文。
狭い店内はぎっしり人が詰まっており、それ程回転が速いとは思わんかった。
それにしても店外にメチャメチャにんにくの臭いが漂ってるんですけど。
15分程待ってようやく入店。
すると後は早くて牛肉麺登場、肉多いな、しかしこれはどう見ても肉うどんやないか。
ではまずは麺からいただきます、ずるずる、はぁぁぁぁぁ!?
これはうどんではないが、こんなうどんを出す店があったらワタシは怒るな。
麺が太いのは別に良いけど、これはつるつる感もないし、もっちり感もないしコシもない、ただの麺の形をした小麦粉の棒でしょ。
これが九州の「牧の」さんみたいな伸びるようなもちもち麺やったら絶賛する所やけど、しなやかさも何にもない、まず麺がイケてません。
続いてスープ、じゅるり、何だこの薄っぺらい肉汁を醤油で割ってうっすら甘味を付けた程度のスープは。
関西人の麺文化に九州のうどん・ラーメン文化も入ってるワタシは厳しくなるよ。
スープに旨味もコクもないしボディ感もない、うーむ。
そして牛肉、肉うどんみたいな小間じゃなくて厚さがあるのは良いんだけど、これが「清」だからなんか、スープに馴染んでないので格別美味いもんでもないんだよ。
店内ではにんにくを生噛りしてる人が多かったが(だからにんにく臭い)、そういう食べ方したら美味しくなるんかな。
テーブルには高菜が置かれてあって、それをちょいちょいつまみながら食べたけど、別に味が変わるわけでもないし。
これって並ぶ程まで食べる味か、やっぱり220元は流石に高過ぎるでしょ。
ビブグルマン、どこが???って感じ。
という訳で、今考えても全然納得いってないこの店。
誰か行って食べてみてよ。
ワタシが行った時はひょっとしたらメインのシェフが風邪引いて、隣のおっさんが作ってたりしたのかもしれんし。
しかしここに並ぶ人ってのは(ワタシも並んでしまったが)、たぶん並ぶのが好きな人なんやろうね。
ワタシ的には並んでこれ食べさせられたら関西人として怒ります。
普通はこの肉うどん1100円払って食べんで。
なーんて、怒りをぶつけてしまったが、これはあくまでほんの一部の話で、つか、私の口に合わなかったというだけなので、有名牛肉麺を食べてみたい方は行ってみると良いのではないか。
ワタシは今回はワタシ好みの牛肉麺を探すのをテーマの一つとしてるので、二軒は行ってみたいな。
ということで今から台湾行ってきまーす。
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