2025年5月20日 (火)

台北駅周辺で凄いインパクトのジャージャー麺「城中市場 老牌牛肉拉麵大王」さんの炸醤麺(小)75元(400円弱ってとこ)

 少し前に台北駅近くの行列する牛肉麺の店を偶然発見して食べてはみたが、あまりの美味しくなさに驚いて、そしてそれがビブグルマンだったというのに二重で驚いた、という話はした。

 実の所、本当はこの店に向かおうかと思ってたんだよ。
 ところが路地の隙間に行列を見付けてしまったので釣られて行ったがホント見事に釣られちゃったという残念な結果。

 次に行く店は1F「マ〇ク」で2Fが「ス〇ロー」のある東西の筋の開封街一段を西に行って、胡椒餅で有名な「福州世祖胡椒餅」の角を南に折れる。

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 まだこの辺り都会なんだけど、100mくらい南下したら右手に薄暗い路地があって、その先がえらく賑やかな食べ物屋さんが並ぶ通りになってるんだよ、都会の路地裏面白いよねー。
 ジーロー飯の店もあるし弁当の店は大行列(台湾の人は弁当が大好きみたい)。
 どん突き左に曲がれば豆花の店もあるしフルーツの店もあり、ここら辺で働く人はご飯とデザートとおやつまで楽しめちゃうような通り。
 ただし本当に薄暗いので、最初に入るには勇気が要るかも。

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 ・城中市場 老牌牛肉拉麵大王:炸醤麺(小)75元(400円弱ってとこ)

 スマホンで検索したらここのジャージャー麺が美味いという。
 値段もそれ程高くなさそうだったので行ってみることに。

 という訳で、貴重な胃袋を牛肉麺で減らしてしまったが、そりゃしゃーない。
 5分歩いて到着のこの薄暗い通りは実に良い、怪しさ全開やもんな。
 この通りは重慶南路一段46巷と言うんだが、そのまさに真ん中くらいにある、赤い看板が目印なのですぐに分かる。

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 店頭に掲げられたメニューを見たら訳が分からなくなる。
 基本麺がメインで餃子もやってるくらいの認識か。
 一番右にあるのはやはりフラッグシップの牛肉拉麺よ、さっき食べたからイランけど。
 ここもだけど日本語メニューが用意されてるので言えば出してもらえる、はず。
 私は炸醤麺(ジャージャー麺)一本だったのでメニュー不要で注文しただけやけど。

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 店内には入らず、通路に出てるテーブルに座って麺を茹でてる所をパシャリ。
 ここもそうやけど、これはうどんです。
 揚げたてやからもちもちで伸びるような麺やったらええなと思いつつ、11時半前とまだそれ程混んでない時間だったので、割とすぐ出て来た炸醤麺。

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 ジャージャー麺と言ってもその定義はよく分からんのだが、少なくとも盛岡のじゃじゃ麺ではなさそう。
 でも混ぜる所とスープが付いてくるのは似てるのかな(ちいたんね)。
 もう到着した時点でにんにくの香りが強烈、にんにくがメチャクチャ利いてるという話だったので、まさにその通り。

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 んじゃ麺をいただこう、この不揃いでかなり太目の麺は間違いなくうどん、「牧の」さん程ヤワくはないが、程々に弾力性があってコシと言うより二枚腰やな(ナンノコッチャ)。
 いや、この麺自体が美味しいんだから、そこに載るこのにんにくのパンチのある肉あんが加わったら無敵よ。

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 では上のよく分からん煮て煮て煮倒したみたいな豚かな、のあんを改めて。
 ドドド、これはド直球でにんにくズドンのストレートでストライク。
 肉の旨味と脂とにんにく、これは鼻にも下にもズギューンと来る(オノマトペ連発の頭の悪そうな文章や)。
 
 それぞれ単独で食べても美味しいくらいに麺も美味いし肉のあんも美味い。
 混ぜたらもっと美味しいのは当たり前。
 これはハマる味やわ、強烈。

 スープの存在忘れてた、どれどれじゅるり。
 これは牛骨スープなんかな、あっさりしてる。
 そこに薄く醤油とみりんか砂糖か、八角の香りが少しだけするかな、弱酸味もあったか。
 とにかくこっちのスープは優しい味で、インパクトのある炸醤麺から優しく守ってくれる感じ。

 これ本当ににんにくがメインと言って差し支えないんだが、トータルではにんにくだけじゃなく肉の旨味とよう分からん味付けで旨味の塊なんよ。
 いや、これは是非ともこの旨味爆弾を食べに行って欲しい、口の中でそれこそ炸醤しちゃうよ(意味不明)。

 だけど、不思議と食後ににんにくが胃の中からむあっと湧き上がって来ないんだよね。
 なのでここで食べた後に地下鉄に乗っても周りから嫌な顔されることはないでしょう。
 ここまでガッツリ食べるとスタミナ湧いてきちゃうよ、老若男女問わずチャレンジして欲しい一杯です。

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2025年5月 6日 (火)

台湾で一番美味いもんはこれや「鮮定味生猛活海鮮」さんの 鹹蚋仔(しじみのにんにく醤油漬け)130元

 先週の金曜に台湾は高雄に行って、昨日の13時半に台北から戻ってきた。
 何度も言うが昨年9月にエライ久しぶりに台湾に行ったんだが、行く直前に結構なぎっくり腰をやってて、行く前の日まで接骨院に行ってた。
 そんでそこの先生が、台湾に行くんやったら、メチャクチャ美味かったもんがあるから行って食べといで、と教えてくれたのがしじみのにんにく醤油漬け。
 先生は何かの会合で台湾に行って、ホテルの中華で食べてえらく感動したそうで、一品それを教えてくれた。
 牛肉麺でも胡椒餅でもジーパイでもルーロー飯でも臭豆腐でもサバヒーでも麺線でもなくしじみのにんにく醤油よ。
 教えてくれたホテルの名前は忘れちゃったが、元々ホテルの中華に行くようなワタシではないので、探せば居酒屋で食べられるであろうと思って、4泊5日の内、3泊台北泊まりなので、どこかで行こうと決めてた。
 初日、二日目は夜市巡りでそれどころではなく、ハタと気付いて、しじみのにんにく醤油食べに行かねば!!! と思い、スマホンで探したらあった、便利な世の中やね。

 ワタシが泊ってた最寄り駅は中山、地上に出ると南京西路が東西に通ってて、そこを東に歩いて7・8分、新生高架道路が見えるので、そこは越えないで南に下るとこれが小さい飲み屋がたくさんある通りで、誘惑に負けそうになるが、細い道を突き抜けると長安東路一段という大通りに出るのでそこを東に折れてすぐ。
 ハイネケンの緑の看板が目に付くのですぐ分かる。
 よう分からんがこの辺は海鮮料理が集まってる地域みたい、そういうエリアってあるもんね。

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 ・鮮定味生猛活海鮮: 鹹蚋仔(しじみのにんにく醤油漬け)130元

 実はこの店昨秋に行ってて、今年の元日と、そんで一昨日の台湾最後の夜にも行ってるので去年から3回台湾3回行って3回とも食べに行ってる。
 要はそんだけリピートするくらい美味いってこと。
 秋に行った時は台湾ビールガールがビチビチの衣装着て賑やかな店やったけど、それ以降はそんな派手なパフォーマンスはやってない。
 ちなみに元日行ったと言ったが、大晦日に行って満席で断られたので、翌日の1月1日を予約して行った。

 とにかくこちらは海鮮を売りにしてるがそれだけではなく普通の中華もやってる。
 派手にやりたい人は表の水槽にある魚を選んで調理方法を指定して好きなように食べれば良いであろう。
 しかしワタシが食べに来たのはしじみのにんにく醤油漬け、だけどこれだけ食べる訳にもいかんので、青菜炒め注文したり。

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 ここは特に製造してから18日しか飲めないという台湾ビールの生を置いてるので、それをよく飲む。
 秋に行った時はうるさい程で台湾ビールガールにビールを注文したら持って来てくれたが、正月に行った時は冷蔵庫からセルフで取って飲んだ、凄い落差や。

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 今回も台湾ビールガールが居たが、店内は普通で台湾ビールを自分で冷蔵庫から取り出したり、ビールガールに注文して一杯注いでくれたり。
 ま、そんなこと関係なしに台湾ビールは美味しいよねぇ。

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 メニューこんなん、だいたい自分でメニューに食べたい物の食数を書き込んで、テーブル番号書いて渡すシステムが多い、街食堂でも。
 だいたいどこでも日本語メニューあるので苦労せんと思うな。

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 こんな小鉢料理は盛るだけなのですぐ出てくる。

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 これは別Ver.で今年の元日。

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 これが一昨日。

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 とにかくしじみのにんにく醤油漬けよ、どんだけ美味いんや、ちゅるん。
 なんですとーーー!!! 生のしじみは生臭くもなくホントちゅるんで、そこににんにく醤油に唐辛子がぴりりと利いてて絶妙の味加減なのよ。
 これメチャメチャ美味いやん、サイコーか!!!
 一皿130元だから650円くらいか、安すぎる肴や。

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 しじみの一個が小さいってのもあるけど、一粒ちゅるっとして、出汁醤油を一緒にじゅるりと、そんでビールぐびっ、これエンドレスで終わらんよ。

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 店の右側にトイレがあるんだが、そこの通路ら辺にジャーや調味料が置いてる。
 どうやらここはご飯がフリーなようで、客はジャーからご飯を盛って好きに食べてる。

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 ワタシは閃いた、これご飯にしじみ載せてにんにく醤油かけたら無敵のご飯ではないかと。
 試してみたら、これもかんなり美味かった、酒のみならずご飯にも合うぞこれ。

 ちなみにどれくらい美味かったかというと、この時は翌日朝から新幹線で高雄まで行ったんだが、高雄でも食べたくて探して行ったくらい。
 あいにく店が閉まってたのだが、それでも諦め切れず、翌日高雄から関空に帰るんだが、その午前中でも空いてないかともう一回結構遠いんだが歩いて行ったくらい、やっぱり閉まってたけどな。
 今回は高雄から入ったのでまたリベンジで行ってみたが、着いたのが15時半くらいで昼休憩に入ってて断られた、いつか必ず行ったるからな。

 んで昨秋帰って来てから接骨院の先生に美味かった旨報告したら、そうやろうそうやろうと仰ってた、それくらいに美味かったってこと。
 昨秋とこの年末年始とGWで直近三度目の台湾に行ったが、行く理由の一つにはこのしじみのにんにく醤油漬けが食べたいってのもある。

 しかしそれだけ美味しいと思ったしじみにんにく醤油だが、元日に行った際にお店の人に訊いたのよ。
 ワタシはこれを食べにわざわざ日本から来たんだが、これはやはり台湾でも大人気メニューなのかと。
 すると笑って、それ程食べられてないよとの回答にガックリ。
 まぁ、台湾やから他にいろいろ美味しいもんあるわいな、わざわざしじみのにんにく醤油なんて地味な料理は食べんってか。
 それでもワタシはいたく気に入ったので、今後も行く度に食べるメニューなのであった。


 しじみの話ばっかりやったが、この「鮮定味生猛活海鮮」さんはそう数食べた訳ではないが、何食べてもハズレがなくて安くてボリュームがあってサービスも良い。
 大人数で行ってたくさん種類頼んでシェアするのがええ店やと思った。
 出来立てビールもイケますので台湾で海鮮食べたい人は是非。
 後、鍋率結構高いので海鮮鍋食べたい人もどうぞ。

 

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2025年5月 2日 (金)

これが台湾のビブグルマン??? 嘘でしょ「劉山東牛肉麺」の清燉牛肉麺220元

 あまり台湾ってワタシ的にハズレメニューってないんだけど、ここの牛肉麺には参ったという店があった。
 しかもいつか知らんがビブグルマン掲載の店だと後で知って驚いた。
 ワタシが味音痴なのか…、いやそんなことがある訳ない。
 興味のある方は行ってみるがヨロシ。

 場所は台北駅南すぐだけど路地裏にあるので分かりにくい。
 ワタシはこの斜め前の有名な胡椒餅の店「福州世祖胡椒餅」に行ってたし、この開封街一段という通りは東の角にマ〇クがあるので休憩しにしょっちゅう行く所。

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 早朝に泊ってるホテルから歩いてすぐの迪化街の外れの食堂で朝からサバヒーという台中の名物の魚を食べた(メチャメチャ脂乗ってる、なだけに足が速くて輸出に向かないらしい)。
 ルーロー飯に野菜も摂って本来ならこれで夕方まで持つんだが、ワタシは食べ歩きに来ているのでここで終わる訳はもちろんなく、どこで何食べるかと思案する為に台北駅近所の朝マ〇クでコーヒーブレイクして調べてた訳だ。
 とりあえず市場みたいなのがありそうだったので、そこに向かおうと西に歩いて1分で路地に人がたかってるのを見つけた。
 何じゃこりゃとずんずん入って行ったらどうやら牛肉麺の店らしい。

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 牛肉麺は昨秋メチャクチャ久しぶりに台北を訪れた時に最初に寧夏夜市の入り口で腹ごしらえで食べたのが牛肉麺。
 その時はうどんのような麺にまるですき焼きのような甘辛いスープでピリ辛、牛肉も食べ応えあって160元(800円くらい)くらいだったので悪くないと思った。
 その後もっと軽めの麺やB級な食べ物にハマってしまい、追っかけることがなかった。
 しかしここで偶然ながら混雑店を発見したのは入れということだと勝手に決めて、それ程並んでない列に加わった。
 それでもこの時9時半で7人くらい並んでたか。

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 ・劉山東牛肉麺:清燉牛肉麺220元

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 入ろうか入らないか実は迷ったのがこの値段。
 220元というと1100円くらいだと思ってクレイ。
 だいたい100元くらいで一食済ますので、倍は二の足踏む、いくら牛肉だとはいえ。
 ま、でもせっかく来たんだし、人気店っぽいんで後学の為にも良かろうと奮発することにした。

 メニューは牛肉麺でも「清」と「赤」がありサッパリしてる方と味の濃い方という比較で良いと思う。
 ちなみに上で言ってる昨秋食べたのは「赤」だったのでこの時は「清」を注文。

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 狭い店内はぎっしり人が詰まっており、それ程回転が速いとは思わんかった。
 それにしても店外にメチャメチャにんにくの臭いが漂ってるんですけど。

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 15分程待ってようやく入店。
 すると後は早くて牛肉麺登場、肉多いな、しかしこれはどう見ても肉うどんやないか。

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 ではまずは麺からいただきます、ずるずる、はぁぁぁぁぁ!?
 これはうどんではないが、こんなうどんを出す店があったらワタシは怒るな。
 麺が太いのは別に良いけど、これはつるつる感もないし、もっちり感もないしコシもない、ただの麺の形をした小麦粉の棒でしょ。
 これが九州の「牧の」さんみたいな伸びるようなもちもち麺やったら絶賛する所やけど、しなやかさも何にもない、まず麺がイケてません。
 続いてスープ、じゅるり、何だこの薄っぺらい肉汁を醤油で割ってうっすら甘味を付けた程度のスープは。
 関西人の麺文化に九州のうどん・ラーメン文化も入ってるワタシは厳しくなるよ。
 スープに旨味もコクもないしボディ感もない、うーむ。

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 そして牛肉、肉うどんみたいな小間じゃなくて厚さがあるのは良いんだけど、これが「清」だからなんか、スープに馴染んでないので格別美味いもんでもないんだよ。
 店内ではにんにくを生噛りしてる人が多かったが(だからにんにく臭い)、そういう食べ方したら美味しくなるんかな。
 テーブルには高菜が置かれてあって、それをちょいちょいつまみながら食べたけど、別に味が変わるわけでもないし。
 これって並ぶ程まで食べる味か、やっぱり220元は流石に高過ぎるでしょ。
 ビブグルマン、どこが???って感じ。

 という訳で、今考えても全然納得いってないこの店。
 誰か行って食べてみてよ。
 ワタシが行った時はひょっとしたらメインのシェフが風邪引いて、隣のおっさんが作ってたりしたのかもしれんし。
 しかしここに並ぶ人ってのは(ワタシも並んでしまったが)、たぶん並ぶのが好きな人なんやろうね。
 ワタシ的には並んでこれ食べさせられたら関西人として怒ります。
 普通はこの肉うどん1100円払って食べんで。


 なーんて、怒りをぶつけてしまったが、これはあくまでほんの一部の話で、つか、私の口に合わなかったというだけなので、有名牛肉麺を食べてみたい方は行ってみると良いのではないか。
 ワタシは今回はワタシ好みの牛肉麺を探すのをテーマの一つとしてるので、二軒は行ってみたいな。
 ということで今から台湾行ってきまーす。

 

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2025年1月 7日 (火)

台湾に行ったらまずこれ食べて「福州世祖胡椒餅」さんの胡椒餅60元

 12月31日から1月4日まで台湾に行ってた。
 9月に行った時はメチャクチャ暑くて、しかし食べる物は何でも美味くて、ラストは新幹線で高雄まで行って台北より安価なかき氷を食べまくりで満喫した。
 今回は観光なんぞ何もせずに、ひたすら食べるだけ。
 夜は夜市巡りで、前回はメジャーな所ばっかだったが、今回はマイナーな夜市を探して行った。
 それぞれに個性があって面白かったのよこれが。

 9月に行った際に宿泊したのは、どこが良いのかよく分からず、当てずっぽで選んだ台北から北西へ歩いて15分くらい(最寄り駅はMTR中山)の重慶北路と南京西路の交差点辺りのホテルに泊まったんだが、これが大当たりで、食で有名な寧夏夜市があることは知ってたし、近くにレトロな問屋街の迪化街もあり、ホントここだけで十分台北を楽しめるナイスな場所であった。
 なので今回もその近くに4泊した。
 元日だけ少し休んでる店があったが、夜市は年中無休なので無問題。
 天気はずっと良くなかったが、それでも18度くらいで日本の11月下旬くらいでなかなか快適。

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 さて、その寧夏夜市で昨年9月に最初に食べたのが台湾グルメでもワタシはかなり好きな方の胡椒餅で、屋台ながらちゃんとタンドリーで焼いてて、値段も50元(250円)とリーズナブルであったので、台湾ビールとの相性はサイコーかと思った。

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 胡椒餅は昔から知ってたが、食べたのはコロナが流行る直前の2020年の正月の上海。
 この後3週間後くらいにコロナだと大騒ぎすることとなり、上海帰りのワタシはヤバくないのかと少し焦ってみたり。
 とにかく外灘に向かう途中にこんな屋台を見付けたので飛び付いて食べてみた。
 この時初めて釜で焼くということを知った。
 タンドリーでナンを焼くみたいに餅を釜の内側に貼り付けて焼くので、焼きたてはそりゃ熱々で冬にはナイスな食べ物。

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 話は9月に戻って、やはり屋台だけでは胡椒餅の神髄が分からんと思い、店を探すと、台北での人気スポット龍山寺の近所の路地裏みたいな所に店を見付けた。
 これがまた分かりにくい場所で探すのに手間取った。
 こんなふうにタンドリーで焼かれる。
 中の餡は豚肉だと思うが、肉まんの中身みたいなのではなく、ワタシはミニハンバーグが入ってるのかと思った。
 醤油っぽいベースの味に五香粉が利いて、噛みしめると後から胡椒の辛さが一気に来る。
 こりゃハマるよ。

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  ・福州世祖胡椒餅:胡椒餅60元

 ということで先日の大晦日に台北に着いたのが丁度お昼頃。
 かなりお腹が空いてたが、まずは台北駅近くに胡椒餅で有名な店があるので、そこに直行。
 場所は台北駅出て南に下ること5分、重慶南路と開封街一段の交差点、行列の出来てる店なのですぐ分かる。
 この道の東には一回がマ〇クで二階にはス〇ローがあるのでそんなに難しい場所じゃない。

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 ワタシが着いた時は10人ちょい並んでたくらいだったので、まだマシだった。
 待ち時間は作るのを見てるのが楽しいので、あっと言う間。
 生地を伸ばしてあんを一個分取って大量のネギに片面押し付けて生地を丸めて焼く。
 ホント、すぐに自分の番が来るので、60元払って熱々を一個もらう。
 龍山寺の店は釜が3個くらいあったのだが、ここは店頭の一つだけ。
 だけど回転は結構早いので待たされた感はない。
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 ではゴマがたっぷりの胡椒餅を割ってみる。
 うんうん、しっかりしたあんにネギが下に付いてる。
 では食べちゃう、もぎゅもぎゅ。
 この生地は餅というよりパリッとしたパンみたいな感じ。
 このカリカリ生地もナイスで、ジューシーなあんは八角ではなくもちょっと複雑で優しい五香粉が利いてると思われる。
 ネギは食べてるとあんまり感じないんよね。
 とにかく熱々でパリパリの生地と旨味の塊のあんと胡椒がピリッと利いてこれは美味しい。
 ここが特別美味いとは思わないけど、どこで食べても美味しいと思うのが胡椒餅。
 ただし焼きたてじゃないと美味しさ半減でしょ。
 高雄の夜市で胡椒餅を売ってる店があったが、作り置きを並べて売ってたので買う気もせんかった。
 なので熱々を食べるならハズレはない台湾グルメだと言える。

 こないだまでミ〇ドで台湾フェアやってたので行ってみたが、当然タンドリーで焼く訳なく、生地はパイ生地みたいな重層的な生地で、ドーナッツと一緒に並べられてて、注文後にレンチンして食べるという、似て異なるものであったが、あんは胡椒が利いててそこは似てるかなと思った。


 これ発祥は中国の福建省の福州市らしいんだが(だからどこの店にも福州と書いてる)、今は中国ではあまり食べられてなくて、台湾の方がメジャーなんだって。
 ここ台湾も沖縄同様、夏は暑すぎて行けないので、ワタシの中ではベストシーズンは11月~4月と見たので、近々どこか行きたいと思ってらっしゃる方は是非行って食べてみて。

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 あ、ちなみにこの台北駅の「福州世祖胡椒餅」さんは25年1月より5元上がって65元になってたので、値段も含めて他店と比較して店選びするのも宜しかろう。
 って値段上がっても大行列やったけどね。 
 

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