岡山は倉敷の自販機うどん「ドライブイン古城」さんの天ぷらうどん280円
ワタシは自動販売機の食べ物に心惹かれるものがある。
ハンバーガーの自販機とかホットサンドとか昔はよくあったんだよ。
カップ麺の自販機でも食べはせんがむずむずするもんな。
特に今はうどん&そばの自販機が絶滅危惧種のようで、この自販機が造られたのは1000台くらいで残ってるのは70台もないんだって。
大昔、働きだしたころ深江浜が仕事のエリアに入ってたので「石田鶏卵」さんで弁当買って自販機うどんをよく食べてた。
そして少し前になるが2017年に久しぶりに行ってみたらまだ現役で動いてたことに感動して、今では年イチくらいで食べに行くようになった(詳しくは過去の記事を見て下さい)。
そんな自販機うどん、宇品の広島港ちょっと歩いた所にもあるが、岡山にもあるらしい、ちなみに舞鶴の方にもあるんだったかな、記憶あやふや。
やっと夏が終わったが、少し前の7月の3連休の前の2日で津山から新見に行って福山に降りたことは既に述べた。
その2日目にうどん自販機を求めて倉敷まで行ってみた。
・ドライブイン古城:天ぷらうどん280円
2日目は笠ラー食べにせっかく時間もあることだから普段行かない所に行ってみようと、笠岡の北隣の井原市にある「中華そば 笠北」さんに10時の開店を狙って行ってみた。
すると店の前に10人足らずではあるが行列が出来てて驚いた。
慌てて車停めて並んで20分程で店に入って遅めの朝ごはんを食べることが出来た。
しかし岡山の児島がジーンズの町なのは知ってたが、井原市はデニムの町らしい、何でだろ???
とにかく中華そば一杯では物足らず、次は笠岡に南下して笠ラーではないが「しだはら」さんに黄金スープの中華そばを食べに行ったんだが、こっちは更に凄い行列で断念、暑かったしよう並ばん。
しかし休日の「しだはら」さんって行ったことなかったけど、行列店やったんやね。
いつも木曜か金曜の昼間に行ってるから普通に入れるもんだと舐めてたわ。
んじゃ、予定が早まったがうどん自販機に車を走らせよう。
笠岡から浅口を通って高梁川を越えれば倉敷。
なんだけど、ここはドライブインなので車でしか行けないような場所にある。
R2が高梁川の手前くらいでR429に分岐し、川を越えたら古城池線というのになる、それを東に10分ほど走れば大きなトンネルがあるのでその手前。
一応最寄り駅は水島臨海鉄道の弥生になるのか、3kmくらい歩けば行けそうよ(行くか!!!)。
ドライブインとは言ってるが、中身はゲーセン。
その一角にイートスペースがあり、そこに自販機カップ麺と並んで自販機うどんがある、そうこれこれ。
屋内なので比較的コンディション良さそうに感じたが、おそらく気のせいでしょう。
メニューはうどんが天ぷらでそばがきつね。
立ち喰いならきつねそば=たぬきそばやけど、自販機ならうどんに決まってる、天ぷらうどん280円を投入。
昔は230円とか240円とかやったらしいが今では280円ってそんなもんやろ、ちなみにこないだ行った「石田鶏卵」さんは300円の大台に乗ってた。
とにかくお金を入れてボタンを押すとデジタルメーターが25秒からカウントされる。
そうして出てきた天ぷらうどん、器がへにゃへにゃやから気を付けて取り出さんと出汁が指にかかってとてもとても熱い思いをすることになる(「石田鶏卵」さんでしょっちゅうやってる)。
唐辛子はイートスペースのテーブルに置かれてるのでそれを使う。
本当は七味の小袋が味わい深いんやけど、そこにもコストが掛かってる訳だ。
では麺からずるずる、ちょっと太めの麺は太いだけに湯がく時間が少し足りてないのでごわっとした感じ。
でも時間が進むにつれ馴染んでくるので問題ありません。
出汁はあっさりしてて、何がどうやと言うこともなく、普通に美味しいでしょ。
天ぷらは海老…に見えるような赤い天ぷらがあり、クスリと笑える。
もちろんこの天ぷらのチープさも含めて味なので美味しいと言っている。
あー、満足した、これも味やねー。
こちらは器は回収するようで、入り口にゴミ箱のような物が置かれてるので、そこに重ねる。
「石田鶏卵」さんは何も但し書きがないので、初期の頃は持って帰ってサラダボウルに使ってた(ヲイ)。
しかしこちらでは回収するのでマナーは守りましょう。
うむ、「ドライブイン古城」、ドライブインかと言われたら首をかしげるが、うどん自販機があるので休憩所ではある。
しかしまさかこの場所にうどん自販機があるとは、こういう情報社会だからこそ知れ渡るし行くことも出来る、
うどん自販機は壊れたら終わりの世界。
そしてうどん自販機は仕入れする店の人の麺と出汁の組み合わせで味が決まるので、センスも問われる。
わざわざ遠出してまで行くものではないが、通り道にあれば寄ってみたい、そんなうどん自販機なのである。
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