天皇賞（秋）ハズレ馬券解説

　東京の天気が気になってた、朝から軽く雨降ったのか。
　しかしあんまり関係なかった。
　というのも東京の馬場がやたらめったら速かったから。
　
　昨日の10Rの3勝クラスのマイル戦で何と1分31秒9という、とんでもな時計が出てたから。
　今日の8Rの2勝クラスの2400m戦でも2分22秒8という快時計が出てたし。
　ワタシの本命馬は湿った馬場の方がより走れそうだったので、この速すぎる時計は如何なものかと思ったんだが、そういう問題ではなかった。

　天皇賞（秋）。
　11頭という小頭数ながら8万人弱の観客が来てたらしいので、相当このレースの関心が高かったと思われる。
　しけしケチも付いた、9R前くらいに突然飛び込んできたドウデュースに騎乗のユタカ大先生のケガでの乗り替わり。
　後から聞いた話では馬に蹴られたとか、骨折ではないがかなりの痛みらしく、この大一番で戸崎Jへの乗り替わりとなった。
　だからか、単勝オッズは3.8倍から4倍を超え、最終4.3倍になった。
　直前の10Rではユタカ大先生から乗り替わったヘリオスで戸崎Jは勝ったが、GⅠとなると、ダービー馬となるとまた話は違うわな。
　けど、パドックがメチャクチャよく見えたので、そのまま買ったのが失敗でもあった。

　◎プログノーシス：湿った馬場になって欲しかったのが札幌記念見たら分かる。ま、良馬場でも33秒台前半の上がりは使えるので、ジャックドールとノースブリッジで先頭争いが激しくなったらこの馬の末脚は驚異。調教はそれなりやったが、1週前が良かったのと、今週は調教師自らが乗っての物だったので、コレデイイノダと思った。レース展開としては最後方からではなく、中団くらいで流れに乗って、札幌記念みたいに早め進出して前を捉えてそのままぶっち切り、あ、これやったのがイクイノックスやったわ、あちょー。
　〇ドウデュース：そのまま買っちゃった。とにかく追い切りが超抜、1週前も凄かったが、最終追いは坂路やったが前進気鋭が凄くド迫力やったんよね。これなら行けると思っての対抗印やったが、まさかあそこまで引っ掛かるとは。
　▲イクイノックス：これも追い切り凄くて3頭併せの真ん中で抑え切れない手応え、そりゃこれが勝つでしょうよ。足下すくう可能性として、本番はJC、もしくはスタートが宝塚記念くらいやった場合、先に仕掛けたプログノーシスに届かんということはないか。まぁ、ワタシのスタイルとしてここは歯向かってみんとな。
　△ジャックドール：これもユタカ大先生じゃないのが痛い。ノースブリッジが行くか行かんか、おそらく行けるやろう。パンサラッサみたいな大逃げじゃないけど、前半58秒5くらいで行ければ残り目あってもおかしくない。番狂わせを起こすのはやっぱ前行く馬でしょ。
　△ダノンベルーガ：ヒシイグアスとの併せ馬でどっちもどっちのデキやったので両方買った。陣営の距離不足論もあったが、東京の2000mなら能力全開でしょ。ただしこの馬がはいつも何かが足りない、その不足分をモレイラJが埋められるか。
　△ヒシイグアス：単勝万馬券程の力の差はないと思う。中山の方が良さそうな気もするが、好位から抜け出せるか。
　
　ノースブリッジ：このレースで買わないで良い馬3頭の内の1頭。
　エヒト：2頭目。
　ガイアフォース：これ坂路で軽く走ってラスト11秒9出てたし、持ち時計も一番やし、最後まで悩んだが、オールカマーの走りがイマイチやったので切った。
　ジャスティンパレス：どうせ来るなら宝塚記念で来てくれよ。よほど仕上がってるのか、JC狙いなのか、坂路が軽すぎて消し。
　アドマイヤハダル：3頭目、調教動いてたが流石に勝ち味に遅すぎる。

　馬券はプログノーシスから馬単、3連複はドウデュース、3連単はイクイノックスとの2頭軸。
　まぁ、イクイノックスから買ってもジャスティンパレスが2着じゃ当たってないけどな。

　しかしスタートが決まってたらプログノーシスが勝ってたかもしれん、必殺タラレバ。　そのプログノーシスはもさっと出てインに入れようとしてる内に最後方になってしまった。ワタシの評価は前に行けばもっと際どくなってたし、普通の評価ならハイペースだったおかげで最後方から行ったから3着まで来れたとも言える、どっちでしょ。最初のコーナーでガイアフォースを制してジャックドールがハナに立つ。2馬身離れてガイアフォース、そして3馬身離れた3番手に何とイクイノックス、しまったやられた。その後ろ3頭併走の内にノースブリッジ、外にヒシイグアスで真ん中にドウデュース。ポジション的にはイクイノックスをマークだけど、行きたがっててお世辞にも折り合ってるように見えん、これ4角回るまでこの調子やったから、そりゃ直線で伸びる訳ない。この後ろも3頭併せで内にエヒト中にダノンベルーガ、外にアドマイヤハダル。この後方にジャスティンパレスで最後方がプログノーシス、この2頭が2-3着に来ちゃったんやから、前には厳しい流れやったのはそうやと思うんよね、だって逃げたジャックドールが最下位やねんから。しかしこのペースを前で受けて直線持ったままで抜け出したイクイノックスは凄過ぎる。前半1000mが57秒7、これでワタシも後ろからでも馬券になるかなと一瞬思った。残り400mでジャックドールが止まって、ガイアフォースが代わって先頭に立つんだが、その後ろから虎視眈々と持ったままでイクイノックス。ガイアフォースを交わしてようやく追い出して後は突き放すだけのワンサイドゲーム。何と勝ち時計世界レコードの1分55秒2！！！ 上述の馬場状態から1分56秒は切るだろうと思ってたが、まさか0秒9も上回るとは。未勝利戦の1800mダート戦みたいな時計やん、芝の2000mの時計じゃないだろ。2馬身半差の圧勝やねんから、この馬が世界一です。2着にジャスティンパレス、直線の入口でプログノーシスに先行かれて最後方からの追い込みやったが、後から行ってプログノーシスを交わして2着に入ったから、時計に対応できたのは驚きも、最後スタミナ勝負になったのも良かったか。上がり最速の33秒7で3着に1馬身1/4差を付けたんやから強い。ぬるい坂路じゃなくて仕上がってた坂路やった訳ね、おみそれしました。3着に上がり2位の33秒9でプログノーシス、内のダノンベルーガを抑えたが、ジャスティンパレスを買ってないので馬券圏内には入ったが全く話にならん。しかも3番人気で3着やから誉められたもんでもない、がくり。アタマ差4着にダノンベルーガ、果たして距離が伸びた方が良いのか、JCでの走りには興味ある。ハーツクライ産駒なので完成は来年とか？？？ 2馬身半差の5着に前に行って粘り込んだガイアフォースやった。1馬身半差の6着にアドマイヤハダル大健闘。そして半馬身差の7着にダービー馬ドウデュース、アドマイヤハダルに交わされるなんて無様な姿見たくなかったわ。久しぶりもあるやろうし、乗り替わりもあったやろう、けどこんなもんじゃないと思いたいので、JCでは是非ともユタカ大先生復活して乗ってもらいたい。5馬身離された8着にエヒトで、狙ったヒシイグアスは9着、歳か。ブービーがノースブリッジで最下位がジャックドール、最下位とは合点がいかんが、行くだけ行く競馬になっちゃったのは騎手的にも仕方ないのか。

　とにかくイクイノックスの強さだけが目立ったレースやった。
　こうなるとJCはVSリバティアイランドになるのか、それともそこにタイトルホルダーが割って入るのか、ドウデュースの巻き返しあるやなしや。
　3歳牡馬は挑戦するのか、とにかくJCも面白そうや。

　昨日のアルテミスの10頭立てでも当たらんかったし、デスモード突入か、ヤヴァイ。
　とりあえずまずはJBCで取り返すことにする。
　この3連休はどうなることやら。