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2022年12月25日 (日)

有馬記念ハズレ馬券解説

 日本全国寒波到来してたみたいやが、関西は実はそれ程寒くなかった。
 昨日は今日より寒かったが、パドックはいつもの阪神のぽかぽか陽気で、その代わりスタンドは陽が当たらないので、六甲おろしが吹いてきて寒い。
 しかし今日は気温そのものが昨日より高かったのか、風がなかっただけなのか、スタンドでも体感温度はそれ程でもなかった。

 昨日はスーパーGⅡ阪神Cだったが、これはダイアトニック消してたので当たらず。
 いや、問題はそこじゃなくて中山の馬場よ。
 メインのグレイトフルSは前が止まっての差し差し決着だったんだが、最終のクリスマスCは行った行った決着やった、うーむ、どっちやねん。

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 さー、運命の有馬記念。
 馬場はイコールコンディションだとすると、要は強い馬が勝つってことか、有馬記念に相応しいやないか。
 さぁ、最強馬はどれじゃ!?

 ◎ボルドグフーシュ:朝日杯の調教VTRを録画して有馬の一週前追い切り見て驚いたのがこの馬の調教、一週前とはいえ、78.2秒のラスト11.1秒やったか、状態はメチャクチャええと見た。今週の最終追いは坂路でソフトな仕上げやったが、弾むような動きで、好調キープ。勝つのに相応しい状態や。菊花賞はハナ差2着に負けたが、レースとしてはメチャクチャ強いレースをしてた。3角から4角で進出し、直線で抜け出すと前のアスクビクターモアにハナ差まで迫った。そこから更にもう一つ状態も上がってたらここでも勝って良い。ペースが速かろうが遅かろうが、地力でマクって直線で伸びる、ゴールドシップみたいなレースをしてもらう。もちろんユーイチJの有馬ラスト騎乗、勝って欲しいに決まってる。
 〇イクイノックス:今週のウッドの追い切りで一番良かったのはこの馬やろ。加えてパドックでも一番良く見えた。同じ青鹿のヴェラアズールはJCより萎んで見えたけど、この馬はまさに今がピークな感じ、ただ東京で使ったラスト32秒7のようなレースにはならんので、果たしてどんな位置から競馬するか。もしも早仕掛けしちゃうと抜け出した後にジオグリフに差されるような競馬になりかねんので、クリストフJがどう乗るかが興味津々。
 ▲タイトルホルダー:正直よく分からん。追い切り自体は二週連続で動いてたが、凱旋門賞のダメージなんてどうやって分かるよ。フランス行かんと秋天とかJCとかで強い競馬してたらあっさり勝たれて不思議はないが、精神的な所は知りようもないので、あっさり負けるかアタマもあるかもしれん単穴の評価にした。他に逃げ馬も居ないし、主張すれば絡まれることもないやろう、ただそのまますんなり行くのかどうかは神の味噌汁。個人的には昨日の阪神の最終Rで和生Jが下手な逃げ打ってたから怪しいと思うが。
 △ヴェラアズール:一週前が重苦しい動き、今週はそこそこ動いてたが、JC程ではなかった。東京の方がええ馬だとは思うが、直線で詰まって馬群を割るまでに四苦八苦して、そこからの伸びだけで突き抜けちゃったので、中山でもそんなに悪い競馬にはならんのではないかと思った。今回は速い上がりを使う馬を買いたいのでこの馬にもそれは該当する。
 △ジャスティンパレス:今週の追い切りは時計は出てるが最後が頼んなかった。さておき、正攻法で前に迫った菊花賞、今回も同じような乗り方をすればタイトルホルダーに迫っても何ら不思議じゃない。
 △ディープボンド:ここで結果的に間違えた訳だが、ジェラルディーナとこの馬でどっちを買うか迷って、速い上がりと言いながら先行勢を狙ってしまった。しかし陣営のテンションはかなり高かったのでうっかり乗っかってしまった、がっちょん。
 △アカイイト:これはとにかく牝馬で来るならこの馬やと決めてた。前走のエリ女は見せ場たっぷりの4着で、坂路の動きも走りそうやった。1番枠やしどうせ後ろからになるやろうから、ボルドグフーシュと一緒にマクって3着に来たら美味しい。

 イズジョーノキセキ:距離長いし相手も強い(まさか4着に来るとは)。
 アリストテレス:ブリンカー効果と枠も内やし、ユタカ大先生がハナ叩きに来るか???
 ジェラルディーナ:何で消しちゃったんやろうね。距離長いと思い込んだんかな、あえて言うと。いや、ディープボンドの8番人気とこの馬の3番人気という人気の差やな。
 エフフォーリア:今年の春まで最強馬と思われてたのに、半年でここまで評価が落ちるとは珍しい。+12kgやったようにパドックではもう一枚薄くできるように思ったし、去年の絶好調時に比べたら追い切りはやはり一枚落ちた。
 ウインマイティー:この馬はポリながらメチャ動いてたけど、相手が強いので買いにくい。
 ラストドラフト:陣営が怪気炎を上げてたらしいが、2年遅い。
 ポタジェ:本当に今年の大阪杯は神騎乗に尽きるな、再現性が全くない。
 ボッケリーニ:前走からの一変は難しい。
 ブレークアップ:自爆覚悟で行けよ前に。
 
 馬券はボルドグフーシュから馬単、3連複はイクイノックス、3連単はタイトルホルダーとの2頭軸。

 スタートで出遅れたのがジェラルディーナ、あちゃー。アカイイトは早々にケツに、ボルドグフーシュも誉められたスタートではなく、ケツから3番目。ハナはスタートも良く押してタイトルホルダーがすんなり奪取で、8枠2頭が続く。誰が突きに行く訳でもなく淡々と1000mを1分1秒2、ヤヴァイこれ??? ジャスティンパレスはインベタで好位の3番手、ディープボンドが併走。エフフォーリアは先行集団を見る形で。中団に行きたがるイクイノックスをなだめるクリストフJ、この中団のケツにヴェラアズールで、後方3頭はジェラルディーナとボルドグフーシュと離れてアカイイト。注目の勝負の3角から4角、行った行ったボルドグフーシュ、大マクリで一気に進出して4角では先頭に並び掛ける勢い、鳥肌もんのユーイチJの勝負乗り、だけどクリストフJの巧い所は実はこの馬も600m切った所でシュッと前に上がって行ったんよね、これぞクリストフマジック。イクイノックスより100m前から仕掛けて直線入口でケツに着いたボルドグフーシュやったが、イクイノックスはそこから追い出した。そりゃボルドグフーシュにそれ以上の脚が残ってる訳はなかった。しかし皐月賞の例もあるしと、最後まで交わせ交わせと念を送ったが、2馬身半の差は縮まらんかった。しかしクリストフJも一抹の不安があったか、最後抜け出してから後ろをちらっと振り向いたもんな。かくして2分32秒4でイクイノックスが古馬を完全制圧、完勝やった。馬も良けりゃ騎乗もナイスやった。2着のボルドグフーシュはパドックではまだまだグッドルッキングには遠かったので、楽しみなのは来年やろ。それでもまたしてもこの馬が35秒2の上がり最速やったので、春天が俄然楽しみ、誰が乗るんでしょ??? そして1馬身半差の3着に出遅れながら直線で内を突き馬群を捌いたジェラルディーナであった、あちょー。3/4馬身差の4着に混戦を制して何とイズジョーノキセキでこれぞキセキの走りやった、最後交わしたのエフフォーリアやからな。クビ差交わされた5着のエフフォーリアはこれが復活の走りになるのかいな??? 直線で先頭に立つかの勢いやったけど伸びずやったもんな。強力3歳勢には適わん、いや既に過去の馬になったような感すらする。競走馬の短い旬を体現したような馬になってしまった。6着ウインマイティーはしぶとく競馬して粘った。7着ジャスティンパレスは下がるタイトルホルダーの狭い内を突いたが伸びず。8着ディープボンドは去年程弾けず、よう分からん。そして9着にタイトルホルダーで、持久力勝負に持ち込むもへったくれもなかったな。スローペースで突き放しも出来んかったからタイトルホルダー伝説も終わりか。10着大敗のヴェラアズールはやはりピークを過ぎてたのか、上がり最速連発がついに終了で、ボルドグフーシュの35秒2に1秒6遅れる36秒8であった。来年ドバイ行けドバイ、もしくは春天。狙ったアカイイトは全く伸びずにブービー負けであった、むー。

 またいつもの馬単の裏に切った馬が3着に来て3連複外すという、毎度の馬券ベタ。
 まぁ、まだホープフルがあるからそこで取り返す。
 東京大賞典がショボいメンツになっちゃったので勝負はホープフルよ。


 負けたけどレースとしてはメチャメチャ面白かったのでええ有馬記念であった。
 いや、決して負け惜しみちゃいますからね。
 

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