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2021年6月 3日 (木)

初めての食感富山の手打ワンタン「末弘軒 本店」さんの手打ワンタンメン880円

 GWに富山に行った話、2日目は「西町大喜」さんの本店でとんでもなラーメンをスープまで完食しちゃったので、しょっぱさここに極まれり。
 口直ししないとおかしくなっちゃう。

 ということで、近所にもう一軒メッコ付けてた店があった。
 本当ならあっさりから入って濃いのを食べるべきだったんだろうが、雨の中並ぶのが嫌だったので「大喜」さんから先に行った。
 果たしてこの口で味分かるかな、むむう。

 場所は「大喜」さんからだと富山都心線という路面電車を線路なりに西へ行って、大和富山店も越えて次の道を北に上がってすぐで歩いて5分、駅からだと歩けば20分は掛かるかな。
 昭和6年創業の由緒あるお店らしい。
 初めて来たが手打ワンタンメン・手打中華そばと掲げられてあるのが良い。

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 ・末弘軒 本店:手打ワンタンメン880円

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 着いたの11時半過ぎ、雨降ってたのでとっとと入る。
 入口からは想像できない奥の深さで二階もあるみたい、かなりのキャパあるなー。

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 奥の方の空いてたテーブル席に座ってメニュー確認。
 手打中華そばに手打ワンタンメン、山形っぽい肉みそ中華そばに五目中華そばか。
 普通なら手打中華そばなんだけど、手打ワンタンメンって謳ってるんだからこれは食べてみんといかん、つかワンタンメンって注文したのこれがひょっとしたら初めてかも。

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 結構メニュー豊富で丼物も充実してて、丼にミニ中華そばってワタシにとっては逆ではないかというセットもある。
 なので、ここ一軒でお昼は普通は成立するのであろう。

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 うんちく、このお店の始まりは昭和6年で初代夫婦の名もない屋台の支那そばだったらしい。
 昭和11年に現在の大手通りに店を構えたことから支那そばも市民権を得て客も増え、当時、柳の下通りと呼ばれるほどの柳並木の下に店があったことから「柳の下」という愛称で呼ばれたらしい。

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 ととと、ちょっとバイトの高校生みたいな若い女の子が危なっかしかったが、10分程で手打ワンタンメン登場。
 実にあっさりしてるやん、同じ富山のラーメンで目と足の先でもずいぶん毛色が変わった一杯やないの、つかメチャ王道中華そば。

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 では麺から行ってみるか、何この麺!!! 佐野ラーメンみたいに竹で踏んでるんか、縮れた麺はくにゅっとしてて不思議な太さと食感、うどんなら徳島のなるちゅるうどんみたいな麺(分かりにくいな)。
 おおー、この麺だけでも値打ちある、流石手打。
 黄金色のスープどれどれ、鶏と煮干のスープとあるが、あっさりしてるがそれだけではなくしっかりと塩味もあって淡麗なだけではない、これは飽きない味やね。
 チャーシューはでろんと一枚、意外と食べ応えありそう、味も濃くないし。
 メンマも程良い味付け、箸休めに良い。
 と、ここまで手打ワンタンを忘れてた、中華そばとして味わってた訳だ。
 それくらいにワタシにとってはワンタンは軽んじられてた存在。

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 さて、ここでようやくワンタン食べてみる、つかすすり込む、じゅるり。
 何これ、嘘ん!? こんな食感初めてや、これぞまさに雲吞、雲を呑むような感じ!!!
 上手いこと言うもんやね、なるほど雲吞か!!!
 中に小豆大くらいのあんが入ってはいるんだが、それはあってもなくてもどっちでも良い。
 とにかくこのワンタンの生地の溶けるような絶妙の皮は人生初と言っていい、すげー。
 このワンタンが結構な量入ってて、最後ワンタン祭りみたいになっちゃった、楽し過ぎるやん。
 上のうんちくにあったのを今気付いたが、こちらの店は麺が少なくてワンタンが多いらしい。
 何故かというと当時はワンタンと中華そばしかメニューがなく、ある時ワンタン好きの常連さんから「ワンタンの中に中華そばの麺を少し入れてくれないか」という一言から始まったらしい、なるほどワンタンのボリュームが多い訳だ。

 ということで味わいながらも一気に完食、これは値打ちあるわ。
 富山に行ったらここでワンタンメン食べないと確実に麺人生において損するで。
 いやー、目からうろこ、ワンタン舐めてました。

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 食べ終わってから店頭のショーケース見たら、昔の出前箱とか丼とかがある。

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 上には初のワープロでのお品書きとか、昭和22年~の中華そば一杯の値段がある。
 昭和22年で5円、一気に1980年の昭和55年で今の「スガキヤ」さんくらいの330円。
 消費税3%が導入された1989年平成元年で420円、消費税5%の1997年平成9年で500円、消費税8%になった2014年平成26年で600円だそうだ。
 結構面白いのでここも見るとより楽しいかも。
 

 この店だけの為には富山に来んけど、来たら必ず行く店よここは。
 是非とも雲を呑んでちょうだい。

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