氷見で初めての氷見うどん「氷見丼本舗 みきさん」の冷やし氷見うどん(とろろいり)800円
先日のGWに北陸乗り放題きっぷというのを買って富山・石川・福井と行ってきた。
大阪から金沢までのサンダーバードと、金沢から富山までの北陸新幹線に乗り放題3日間の特きっぷ。
大阪~金沢までだとそれ程旨味はないが、金沢から新幹線で富山まで行くとなるとずいぶんお得感が出る。
乗ってる時間は20分ちょいくらいで3000円程度やが、在来線だと1200円になるが1時間くらい掛かっちゃう。
なので、無理して富山に行ってみる特きっぷだと言える。
ウチを始発の次くらいの電車に乗って、大阪に出て、金沢行きのサンダーバードが何故か新大阪発だったので、新大阪まで一駅。
そうして乗り込んで2時間半で金沢。
そこからIRいしかわ鉄道(これも乗り放題に入ってる)で金沢から高岡まで、そんで高岡から氷見までJR氷見線に乗って着いたのが11時半。
何故氷見かと言うと、氷見ぶりは季節が違うが、氷見うどんが食べてみたかったのと、ちょくちょく行く高岡の藤子Fセンセばっかじゃ申し訳ないので、Aセンセも観に行くかと思ったから。
氷見は2年程前にそれこそ冬に氷見漁港の2階の食堂でもう10年くらいは食べんでええわ、というくらいのぶり丼食べて以来。
氷見線は乗るのは初めてだが、途中呉線の竹原行く途中みたいな電車と海とがぎりぎりを走る区間がある、これ天気良かったら立山連峰が見えてメチャクチャ雄大。
ここら辺に雨晴(あめはらし)という駅があって、珍しい駅名があるもんだと思ってた。
近くに道の駅かなんかがあるのか、撮り鉄がたくさん居て、電車と景色を撮ってる。
と思ってるのはワタシだけか、単純富山湾と立山連邦が美しいみたい。
こんなふうに夫婦岩があって(勝手に夫婦岩)、そこから見える景色は観光地のポスターになるくらいに美しい、雨晴海岸と言うのか、へぇへぇへぇ。
この時は小雨が降ってたので、氷見で歩くのに不便だなと思ってたが、氷見に着いたら雨は止んでた、流石持ってるわ。
この氷見駅はてっぺんの瓦が氷見ぶりになってて実に愛らしい。
駅のポスターももちろん氷見のぶり。
マンホールも氷見ぶりやし、やはりぶりの町なんだと言える。
まぁ、ワタシは刺身よりはぶり照りの方が好きなんだが。
ここまでそれ程人を見ずに来たので、お昼に一応、氷見漁港の2階の食堂へ行ってみたが、これが超混雑で密も密、なので早々に脱出。
町の中心に「忍者ハットリくんからくり時計」というのがあって、そのすぐ近くに美しいラーメンの店があったので、そこを見に行ってみたら、これがまた超行列。
並ぶ気ゼロのワタシは別の店を探す、12時過ぎてたから急がないと。
からくり時計は川の南北に掛かってるからくりなんだが(1時間に1回)、その川の南側を東の海に向かいながら、南北の筋に何かないかと確認。
するとメイン商店街の1本東の通りにお店発見、「氷見丼本舗」とあるが、暖簾にはうどん・そばとある。
さ、ここに決めたのでとっとと入るぞー。
・氷見丼本舗 みきさん:冷やし氷見うどん(とろろいり)800円
がらっと入ると薄暗い店内、テーブル席は満席で、カウンターも奥は座ってたが、手前が開いてたので、そこに座らせてもらう。
早速おしながき確認、表うどんと丼もので裏がそば、普通のうどんと氷見うどんがあり、氷見うどんは200円増と書かれてある、好々。
冷たいうどんでこそ真価が分かろう、なので当然冷やし。
これは事前情報で知ってたが、氷見うどんと名乗れるのは「海津屋」と「高岡屋」であると、まるで八丁味噌みたいや。
それ以外は「氷見のうどん」として出されるようだが、ここはちゃんと両方のうどんをそれぞれ使ってるとのことなので、なんちゃって氷見うどんはなかろう。
大将一人でやってて、お昼時なので忙しそう。
お客さんは地元の人の馴染み客ばかりなので、どうこう言われることもない。
一見、強面な人かと思いきや、そう見えるだけで実は親切な大将であった。
冷やしを注文すると、両方のうどん出しとくわ、と言ってくれた、ラッキー♪
「氷見丼本舗」と言うだけあって、基本丼とうどんのセットの注文が多い。
ワタシは高岡に戻って早くから「たかまさ」さんで旬の魚と酒を呑むつもり満々だったので、ここは軽くでイイノダ。
丼よか氷見うどんの実力を知りたい。
カウンターなので、揚げ物と麺茹での釜とでかなり熱気が凄い、夏はたまらんやろうな。
そうこうしてて10分ちょっとで出てきた冷やし氷見うどん(とろろいり)がこやつ。
おおー、ただのとろろうどんを想像してたが、天ぷらが付いてくるではないか。
この天ぷらが「海津屋」と「高岡屋」を分けている。
左が「海津屋」で海苔の載った方が「高岡屋」だそうだ。
当然ながらまずは麺から、「海津屋」からいただく、ちるちるちる。
ほー、この瑞々しい細めの平麺(氷見うどんは乾麺です)は喉越しが実に良いし、食感もぷりっとしてる。
続いて「高岡屋」の麺をいただく、ちるちるちる。
ふむふむ、こちらの方がより細麺な訳ね。
麺の美味さに差はないが食感の良さで細麺の「高岡屋」に軍配を上げよう。
しかしこれはあくまで個人の主観、ワタシの話なのでどっちがどうという物ではない。
つゆは出汁感あるが、醤油辛い訳ではなく、このまま飲めるというのは大袈裟やが(ワタシは最後水で割って飲んじゃったが)、ちょいつけ程度が宜しかろう。
天ぷらが意外とボリュームあって、肝心のとろろは存在感がなかったけどそれも愛嬌。
その天ぷらは手前からイカとナスとししとうとカボチャ。
天ぷらのインパクトがしつこいがとろろよりあるので、いっそのこと天ぷら冷やし氷見うどんのネーミングの方が良さげだが、まぁ、サプライズということで。
とにかくもっと食べたいくらいの氷見うどんであった、乾麺侮るべからず。
今からだとやっぱ冷やしでしょう、冷たい氷見うどん食べに行っては如何???
もちろん他にも名物ありますよってにな。
次回は氷見の最大の観光ポイントを紹介する、ファンなら行きたくなっちゃうよ。
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