辛うじて京都は向日市の激辛商店街「酒処・おばんざい 中楼田(なかるた)」さんの激辛ハラミ丼ちゃん980円
前回、昨年末に京都に行ったと述べた。
夕方に先斗町とか練り歩いてみたが、まだ夜酒呑む時間でもなかったので、向日市まで移動して激辛商店街で何か新しい物はないかと久しぶりに行ってびっくり。
阪急で言うと東向日駅であるが、そこの駅前と言ってもいいスーパーの「ライフシティ東向日」が店を閉めてた。
いや、辛うじて豆腐屋さんとか魚屋さんとか、お惣菜屋さんは残っていたが、店内スカスカで驚いた。
後で調べてみたら、去年のGW前には閉めてたらしい。
施設の老朽化もあったらしいが、並びにイ〇ンができちゃったのが痛かったんやろうな。
「ライフシティ」の入口にあった餃子の「珉珉」さんも閉店しちゃったので、激辛商店街のフラッグシップ店がなくなっちゃった。
しゃーないからぼらぼら時間を潰して、駅前の絶品中華「春来」さんに行こうとしたが、18時開店なのに18時過ぎても開かない。
暖簾は出てて電気も点いてるがシャッターは閉まってるので、中には居らっしゃるのであろう。
問い合わせの電話をしてみたら、持ち帰りの料理を作ってるので、終わり次第開けるという話であった。
19時には開くということだったので、他の激辛を探しに行った。
残念なことに、踏切前の激辛クレープを出してた店は建物自体がなくなってた。
他に何かないかと東口を歩いてたら、メイン通りの一本裏の筋に居酒屋さん発見。
激辛商店街の幟も出てたし、何が激辛なのかとスマホンで調べてみたら「泣きたくなる旨ツンだし巻き」が激辛なんだそうだ。
ゆずこしょうにわさびが利いてるとのことで、これは新しい辛さや。
玄関前にお疲れセットという、焼酎二杯におばんざい三種で1000円というお得メニューがあったので、これはちょい呑みにナイスやと、それにも釣られて入った。
・酒処・おばんざい 中楼田(なかるた):激辛ハラミ丼ちゃん980円
ガラッと入ってカウンターと座敷の小じんまりした店だと確認、そこまでは良いのだが、カウンター席にお客さんが半分くらい座ってて、結構密なのよ。
一瞬止めようかと思ったが、歩くの面倒臭くなって、ま、えっかってことでここに入ることにした(この日結局27000歩も歩いたもんで)。
カウンターの奥の席に座って、お疲れ様セットでまずは麦焼酎湯割りを注文。
程なく出てきたのがこの三品、きすの煮付けという珍品とかぼちゃとほうれん草の煮たのと辛めのソースをかけられた小えびのかき揚げ、お出汁が利いてて美味しいし、一方では辛くて焼酎ががススム君であった。
店内のお歳を召したお客さんは皆お友達らしく、頼んだ料理が辛い辛いと仰ってた。
何が辛いのか訊くと、牛カルビの唐辛子が辛いという。
タブレットを引っ張り出して、このメニューを取り上げた芸人??? の動画を見せてくれた。
KARA-1関係で、激辛メニューで5位に入ったとのことで、店主のおかあさんが表彰状を見せてくれた。
これは旨ツンだし巻き食べてる場合じゃねーだろ、激辛仕様でお願いしますとオーダー。
そうして出てきた激辛ハラミ丼ちゃんがこやつ。
唐辛子の粗挽きがふんだんに振りかけられてる、種が辛いとおかあさんは言ってたが果たして。
よく見りゃ唐辛子の下に卵の黄身が隠されてる、最悪これを潰せば何とかなるかと思い、まずはキャベツとハラミを併せてぱくり。
このハラミとキャベツに使われてる醤油ベースのタレって鉄板の美味さや。
後からこれは確かに唐辛子がメチャ辛い、ひーはーする辛さやが、ハバネロとかジョロキアとかの殺人的な辛さではないので、何とか食べられそう。
となったら後は味わうのみ。
下のご飯と一緒に食べてみる、牛ハラミがまず美味いのと、繰り返すがこのタレとハラミとキャベツは合う、ご飯ススムくんや。
そんで黄身を潰して絡めてみたら、辛さがだいぶマイルドになり、旨味が飛躍的に上がる、美味すぎるやんこの組み合わせ。
途中、焼酎を芋にして、更にもう一杯芋を湯少な目で注文して、飲み終わる頃にはゴールで完食。
これは美味しかった、辛いだけで全く美味しくないメニューも中にはあるが、ちゃんと料理として美味いのが良かった。
そもそものおばんざいがイケたので辛くなくても美味しいお店としてまた利用したい。
激辛商店街としては「珉珉」さんがなくなって看板店がなくなっちゃったので残念。
小さい町なので(西日本で一番小さい市)、何か新しくするのは難しいかもしれんが、たまに行きたくなるワタシのような物も居るので、目玉が欲しい所やね。
そんで上述の「春来」さんに行って食べたのがこれ。
先に頼んだキュウリの甘酢に焼ぎょうざ(これは即食したので画像はない)にエビの甘酢あんかけ。
1000円以下でこの味とは恐れ入る、というくらいに高級中華な味。
そして〆に玉子チャーハン、これがまったエラく美味い。
このシンプルな素材で何でこんなに美味いのかと驚く。
以前は普通に注文すれば手打ちラーメンを作ってくれてたが、今は予約制になった。
それでもここは麺以外でも何食べても美味いので、ワタシはわざわざ向日市まで行く。
なので激辛商店街に新しい風が吹けば向日市に、そして「春来」さんに行く回数も増えるってもんよ。
つーことで激辛商店街ふぁいとー。
そうして京都から梅田に戻ってきたらすっかり年末仕様な阪急電車なのであった。
まだこの頃は平和やったなと、遠い目になる。
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