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2020年8月11日 (火)

初めての滋賀県は長浜食べ歩き③「翼果楼」さんの焼鯖そうめん950円

 長浜食べ歩き第三弾。
 7月の4連休の2日目に滋賀県は長浜まで行って、14時頃にお昼二軒ハシゴしてその後は流石にお腹一杯だったので観光して、彦根に宿を取ってたので、彦根で夜呑み食い。
 近江牛を食べられる店に行ったんだが、お客さんで一杯で入れなかったことが残念。
 しかしそんな残念を吹っ飛ばす一品に翌日出会うことになる。

 初日も全く思いも寄らぬ観光スポットがあったので、嬉々として見て回ったが、本来長浜に行こうとしてたのはこの店ではなく、この次に行く店が目的(もろにB級グルメ)。
 なので、この店はそう言えばこんな名物あったよな、的な感じでそれ程期待してた訳ではなかった。
 つーか、前日にハシゴした後この店の前を通ったんだが、14時過ぎでも大行列が出来てたので、かなり鬱陶しいなと思ってたくらい(並ぶの嫌いなので)。

 翌日またしてもJR長浜駅東口に隣接するスーパーの駐車場に車を停めて、お店に向かう(あ、ちゃんと帰りにスーパーでしっかり買い物して帰ってますので)。
 場所は駅東口から「えきまちテラス長浜」の横を抜けて駅前通を東に向かって最初の信号の次の角を北に上がってすぐ。
 この道もうちょっと進んで東に折れたら昔ながらの商店街「長浜大手門通り」に出る。
 まぁ、迷いようがないってこと。

 

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 ・翼果楼:焼鯖そうめん950円

 ご覧のように小雨が降ってた。
 ワタシは営業時間が10時からだと思ってたので、到着が10時10分だったから、並んでたら嫌やなと思ってたんだが、雨もあったのか並んでない、ラッキー。
 それもそのはず、営業は10時半やから、ぎゃふん。

 実に趣深いお店の外観をパシャパシャ撮って、お店の横から玄関に向かう。
 先に並んでたのは2組で、ワタシは3番目であった。
 そこから待つこと15分くらいだが、その間に小雨降る中、どんどんお客さんが並び始めた。
 偶然にも早めに来て良かったー。
 小雨とはいえ、道路に出るくらいまで並んじゃったから、間違いなく並んで食べることはなかったであろう、危ない危ない。

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 10時半と同時に店内に案内された。
 外観同様、店内も実に味がある、これぞ「和」という感じ。
 画像は食べ終わって会計する時に撮った物なので散らかってるけど。

 奥の庭が見える小さな2人席に陣取って、迷うことなく焼鯖そうめん注文。
 だってこの時でもまだワタシのメインイベントはこの次に行く店なんだもん、ここで胃袋使ってちゃいかんだろ。

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 注文してから改めてメニュー確認。
 焼鯖そうめんと焼鯖寿司がある。

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 その他は定食みたいになってて、鯖街道というメニューは焼鯖そうめん・寄せ湯葉豆腐・ご飯・お吸い物・香の物で1390円。
 何で白ご飯なのかというと、上に書かれてるが「焼鯖そうめんは元々ご飯のおかずです。ぜひご飯やお寿司と一緒にお召し上がり下さい。」とある。
 ということはよほど鯖の味が濃いんやろうなと想像。

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 「サバそうめんと長浜の歴史」と書かれたページがある。
 要はサバそうめんという食文化は湖北の風習で、農家に嫁いだ娘に農繁期に実家から焼鯖を届けたんだって。
 家事に農作業に追われる娘に親が付け届けたのが手軽に食べられるサバそうめんなんだそうだ。
 その文化が今でも残ってて、名物となってるんやから面白い。

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 座って5分程度で出てきた焼鯖そうめん、そりゃそうめんやから早いわな。
 それより出てきて実物見て驚いた、その美しさに。
 焼鯖つってるけど、これは煮鯖じゃないのか、それにそうめんってより糸こんにゃくじゃないのか。
 改めてメニュー見たら、「甘辛く炊き込んだ焼鯖」と書かれてた。
 ボディ感のあるごっつい鯖やなー。
 それにそうめんも「甘辛く炊き込んだ焼鯖」の煮汁で漬け込まれたような感じ。
 木の芽の緑が映える。
 
 では食べてみよう、まずは焼鯖からもぎゅもぎゅ。
 おおー、とてもとても時間を掛けて炊かれてるのが分かる、このでかさなのにちゃんと芯まで味が染みてるもんな。
 あー、確かにこれは白ご飯が欲しくなる味の濃さや。
 骨抜きせずに炊いてるんだけど、ごっつい骨もほろほろに崩れるくらいに柔らかい。
 白ご飯も良いけど、こりゃ酒欲しくなる。

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 そうめん伸びちゃうのでさっさと食べよう、ちるちる。
 へー、ちょっと短いそうめんなんかな、一口大くらいの長さということか。
 そうめんには見えん、糸こんにゃくか春雨みたいや。
 生麺やったら加水率が高いと言いたいが、乾麺でこんな麺があるんか???
 じんわり味が染みて滋味深い味やなー、絶妙の味付けやん。

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 運んできてくれた際におねいさんがお好みで柚子七味か山椒をかけて食べると美味しい、と言ってくれたので、双方試してみる。
 柚子七味も美味しいけど、ワタシ的には山椒の方が好みかな。
 この鯖なら山椒の方が合うように思う、普通なら七味の方を取りそうやけど。

 こりゃ美味い、「湖北特有の家庭料理」と書かれてたが、家庭料理を軽く超えてる。
 焼鯖そうめん一杯、ってより焼鯖そうめんという至極の一品やな。
 名物に美味いものなしと言うが、美味い物もある。
 そうめんなので回転は速いので、少し並んでても億劫がらずに並んで食べる価値あり(ヲイヲイ)。


 それ程期待してなかった一軒目で凄いの食べちゃったけど、本来の目的は次の店なのでな(ああ、この美味さには霞むんやろうな・笑)。
 まだまだ続く長浜編。

 

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