此花区であの名物を食べる「伊勢うどん 八好」さんのきつね伊勢うどん500円てんこ盛り2倍200円UP
ちょっと視察するだけの事だったので、てけとーに車停めて案件をこなし、さてどこでお昼を食べようかと考えることなく、車停めた時からメチャメチャ気になる店があったので、そのお店一択他を探すことなく行ってみた。
場所はR43下で北港通の梅香の交差点の南側。
角から20m程なのと、看板が見やすいので見て興味のある人は迷わず入るのではないか、それくらいに珍しいと思う。
・伊勢うどん 八好:きつね伊勢うどん500円てんこ盛り2倍200円UP
今回は仕事の合間に超偶然に見付けたので、デジカメは持っておらず、画像は全てスマホンで撮影しておりますので悪しからず、つかスマホンのカメラの方が静止画像は明らかに美しいもんな。
お店に入ったのは12時ちょい過ぎ、カウンター席にはカップル1組とテーブル席2つの内1つはおかあさん2人、ワタシは昨日は2人行動だったので、もう1つのテーブル席に座った。
のは良いんだけど、おかあさん達の話声が聞こえてきたんだが、その内容はこちらのお店が今週一杯で閉めるとか閉めないとか。
途中にあいさつかなんかでか手土産持った人も来てたし、やっぱり閉めちゃうんかな、知らんけど。
余談、ではメニュー確認。
伊勢うどんなんて大阪に食べられる店があったんや、大阪の食文化は凄い。
伊勢うどん自体は式年遷宮の年やったか、翌年やったかに仕事で伊勢に行った際に食べたのが二回目で、もう3・4年前になるのか、早いなー。
店の人に訊いた所、10月ではあるが冷やしはやってた、けどやはりあのコシのなさを味わうには温かくなければ。
カレーも何か違うので、ここはスタンダードにきつね伊勢うどん、500円って安いなー。
炊き込みご飯に味噌汁が付いた350円増しの日替わりセットがあったが、やはりここは伊勢うどんを満喫したいので、うどんを2倍のてんこ盛りにしてもらった。
待ってる間に改めて「伊勢うどんとは?」を見てみる。
三重県伊勢市近辺で400年前から食べられていた、麺が太くてやわらかくツユがないのが特徴で、たまり醤油をベースに魚介のダシを合わせた黒いタレをからめて食べる。お伊勢参りの旅人の疲れた胃に負担を掛けないように、または素早く出せるようにこんなスタイルになった、そうだ。
おいしく味わうための三か条として①よくかき混ぜてタレを全体にからめて食べる②コシのないやさしい食感に身をゆだねて癒される③麺とタレガお互いを引き立てる様を楽しむ、なんだって。
お好みで一味唐辛子、〆にお湯を注いで「うどん湯」にするのがオツなんだと。
裏面は食べるとわかる5つの教訓となっている。
簡単に意訳するが①「うどんはコシ」といった固定観念はアテにならない②コシがあるのもコシがないのもそれぞれ意義があるので、正解はひとつではないと気づくことができる③光って見えんが、人間肩やコシに力が入ってる人とは付き合えないので、そういう壁をなくすことで誰とでもやわらかく深くからみ合える④麺とタレとネギというシンプルであることの美しさを身をもって教えてくれる⑤伊勢神宮は白と黒と神聖な色なので、白い麺と黒いタレの伊勢うどんにパワーを感じることができる、と言っている。
そんなことはさておき、待ち時間5分程で出てきたきつね伊勢うどんてんこ盛りがこちら。
ぱっと見、普通のきつねうどんにしか見えんが、お出汁がないので確かに伊勢うどんである。
下左端にある小鉢はじゃことわかめの酢の物。
麺を箸ですくってみる、湯気のせいでレンズが。
とにかくこれくらいのUPで見たらうどんの太さは分かってくれるであろう。
うどん出汁はなくて、底にタレが見える。
ここに一味をぐわっと振りかけて混ぜ混ぜするとこうなる。
角がなくて丸い麺、もちもちというかむっちりというか、裂いたら水分が出てきそうな吸収具合や。
ここでようやく食べてみる、すすってみるがこれが切れないのが伊勢うどんの不思議。
おお、やはりコシという概念は一切ない。
だけどこの30分くらい茹でたかのようなうどんはもっちりを通り越してお餅が切れずにびょーんと伸ばしたのに近い、タレも砂糖醤油に近いし。
この甘辛のタレに一味唐辛子が絡んで、美味さが複雑になる訳だ。
きつねは正統派の肉厚なお揚げさん、時に酢の物が箸休めとなり、もったり濃い味が飽きずに最後まで食べられる。
食べ終わってからお湯をもらって「うどん湯」にしていただいたが、ここでこのタレがただの砂糖醤油でないことが分かる。
割ったらちゃんと鰹とかの出汁になるんだよ、仕事してるねー。
ということで、かなり久しぶりに大阪で食べた伊勢うどん、本場伊勢に負けない味だったと思う。
この何とも言えん不思議なうどんをもっと食べてもらいたいんだが、来週以降も営業されてるのでしょうかー???
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