名古屋で創業明治三十五年の老舗発見「きしめんとお酒 角竹」さんの冷やし中華大盛850円
7月も終わって梅雨も終わり、暑さも本番だが、名古屋の夏はまた格別に暑い。
この時はまだ梅雨の明けていない7月中旬に名古屋に行った。
とはいえ涼しい訳ではなくむしろ暑い、お昼に何を食べようかと少し早めに名駅辺りで探そうと考えた。
あんかけスパは流石にこの時期辛い、鉄板ナポリタンは拷問や(とはいえ食べるけど)。
味噌煮込みもカレーうどんもどれも夏に食べるもんではなかろう。
あまり行ったことのない道を歩いてみるかと、名駅の笹島交差点の広小路通を東に進んで、そこから一本南に折れて更に東に歩いたら何か食べ物屋さんが連続してた。
一軒はおねいさんが客引きしてたが、記憶にないが昼は創作ラーメンとかやってる呑み屋さんやったか。
その隣が雰囲気あるなと思ったらなんと創業明治三十五年と書かれているではないか、迷わずこちらに決定。
「きしめんとお酒」の店なのである、珍しー。
店構えは古いが、これは明治三十五年の物ではなかろう、この画像では分からんが4階建てのビルやし(笑)。
表にランチタイムメニューがある。
これはどっちかと言うと麺より丼なんかな。
たまご丼580円を始めとして、一番高いメニューがかつ丼730円。
お得なセットお得なセットメニューは丼にミニきしめんのセットでたまご丼が730円でかつ丼のセットだと830円である。
創業の左側に猫のシールが貼っているが、実際入口に猫が居て、実に愛らしい。
猫好きにはたまらん、ワタシは常連になってしまいそうや。
まだ12時になってなかったのでお客さんは誰も居ない、TVが見える席を陣取り、何を食べようかメニューガン見。
きしめんの店なんだからきしめん定食か、ストレートにうどん定食か、ラーメンも気になるのでラーメン定食か、どれも730円や。
丼セットにミニきしめんでみそかつ丼のセット880円も名古屋っぽい。
最近の流行りか、とり天丼にミニきしめんで880円だと。
もう思考停止しちゃったので、店のおねいさんに何がお勧めか訊いてみた所、この時期だと冷やし中華がお勧めですよ、と言われた。
うーん、冷やし中華ってワタシの中では家で食べるもんなんだよなー。
外で食べるには高すぎると思ってる、なので店で食べた記憶なんてここ20年ないぞ。
だから逆に食べてみようかと思った、お勧めしてくれたことやしね。
大盛150円増しってのも手打ちの中華麺だからやと思ってそこにも期待。
「きしめんとお酒」と言うだけあって昼酒も呑める、ただし100円UPらしいが。
しかし酎ハイ250円にハイボール300円って安いなヲイ。
これは夜使いしても楽しい店かもしれん。
待つこと10分以上、一番客なので釜が温まってなかったか???
ようやっと出てきた冷やし中華大盛、おおお、色鮮やかないか、それに名古屋らしくマヨネーズやん、参った。
皆々様におかれましては如何か分かりませんが、名古屋ではマヨネーズは普通、だって私の好きな「スガキヤ」さんでは小袋のマヨネーズが冷やし頼んだら必ず付いてくるんだもん、ひでぶ。
ということでワタシの家で全く減らない調味料はマヨネーズ、必要性をあまり感じないんだが、ここでは当たり前。
まずはキャロットラペみたいなニンジンの千切りを食べる、ほのかに酸味を感じて美味い。
キュウリの緑と卵の黄色、かまぼこのピンクにやはりハムのピンク、そしてマヨの白。
マヨネーズを避けてレモン絞って麺を食べてみよう、ちゅるちゅる。
弱縮れ麺の細麺は水に〆られて、これ実に食感が良い。
ぱつんとした弾ける感がある、きしめん屋さんの中華、侮れん。
スープには氷が入っており、それでスープの濃度が丁度良くなるのであろう、酸味は軽やかで爽快。
かまぼこ好き好き、卵も好き、キュウリは夏の定番、チャーシューだと脂が固まるからハムなんだよなーと思いながら具材もぎゅもぎゅ。
小ぶりなラーメン丼だったので、正直大盛感はあまりなかったが、麺が美味しかったので全然OKでしょう。
家冷やし中華ではない店冷やし中華の実力を堪能させていただいた。
どこでも食べる訳ではないが、ここならまた食べても良いかと思った。
マヨネーズも含めると、これも名古屋の名物か。
35度超えてあんかけはしんどいので、冷たい名物が望ましい。
最近名古屋手抜きしてたので、ここらでまた開拓してみるか。
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