「ロストフード」聖地巡礼「モンパルナス」さんのパルピロ=パルナスピロシキ170円
今出てるイブニングの前々回から2回に渡って、赤名修センセの漫画「ロストフード」にあの懐かしい食べ物が登場してた。
ワタシも「ロストフード」だと思ってたが、何とまだ販売されているらしい。
準地元(お隣の市)阪神尼崎駅にあるというので買いに行ってみた。
しかし昔は関西に洋菓子のメーカーたくさんあったけど、今はなくなっちゃったなぁ。
懐かしいCMとかよく流れてたけど、いつしか時代に合わなくなったんかな。
そう、「ロストフード」とされてたのはパルピロ=パルナスピロシキである。
このパルナスの白黒のCMを懐かしいと思う人はたくさんいることであろう。
なんつったって「モスクワの味」やからね。
で、漫画ではこれは「ロストフードであってロストフードではない」と結論付けられている。
そう、阪神尼崎駅にお店があってまだ販売しているから。
ということで先週GW明けの土曜日(つまりは先週の土曜日)のお昼前に行ってみた。
この画像は駅北側の画像だけど、お店は南側にある(もちろん知らんかった)。
北側の賑やかな方ではなくて、南側の落ち着いた方ね。
だけどお店の向かいに有名なラーメンチェーン店が出店してたので、人の流れは満更でもないのかも。
到着時刻は11時くらいだったのでそれ程混んだ感じはなかった。
お店には「モンパルナス ピロシキ」と幟が立ち、店のショーケースには「モンパルナス 本場ロシア直伝の味」とある。
漫画「ロストフード」で謎解きされてた中身と味付けだが、簡単に種明かしされちゃってる(笑)。
「具材は、ゆで卵・玉ネギ・牛ミンチで、塩コショーの味付けです。」だと。
まぁ、関西人以外にはパルピロと言っても通じんし、中身も興味ないわな。
しかし「パルナス」という名前だけでワタシなんかはぐっと来るもんがあるのも事実。
今は洋菓子専門店ではなくベーカリーとカフェになってる様子。
店内で食べるコーヒーとのセットもあるが、大人買いして家で食べることにしてピロシキ3つとカレーピロシキ1つ、変わり種で高菜サラダパン(高菜サラダパンの中に一味が振られてある)とロシアンドーナッツを買った。
この高菜サラダパンの激辛ver.はお酒がススムくん、ウオッカくれ。
パルピロが置かれてるスペースの上には掲載紙のイブニングと赤名修センセのサインが、そりゃそーだわな。
まさかの阪神尼崎駅だわ、この駅がまさか取り上げられるとは。
漫画の力は凄い、見てる人は見てるからなー、現に来るはずのないワタシが来てるし。
赤名修センセといえば「勇午」だが、「ロストフード」もヨロシク(どんな宣伝やねん)。
カウンターにこんなのも置かれてた、「ピロシキ、こんな食べ方も うまぁ~~!!」というのがあって、半分にピロシキをカットしてマヨとピザチーズをかけてオーブントースターで焼いてお好みでタバスコらしい。
ただしと、お店の人はハイパーカロリーですけど、と言ってた、納得。
ただでさえ油で揚げてるのに更にマヨとチーズやからそりゃそーだ。
家でも食べるが、そこまで待てる程大人ではないワタシは店の前で1個食べる。
昨年ウラジオストクとはいえロシアに行って本場のピロシキをほぼ毎日食べてきたからうるさいよ~~~。
当然ワタシには昔食べたパルピロの記憶なんてないので、これがファーストコンタクトと言っていい。
形は楕円ではなく丸っこいんだよ、少し小さめながらずっしりとした重量感はある。
当たり前だけど油で揚げてるので手がべとつく。
パカっと割って中身確認。
確かにゆで卵に玉ネギにミンチだわ、シンプルなのね。
ウラジオストクで食べてからピロシキの定義みたいなもんはないのだと実感したが、これもピロシキや(向こうでは甘いのもあるし、シーフードもあるし、キャベツ満載なのもある)。
では食べてみよう、もぎゅもぎゅ、そうそう、普通ピロシキをどんな味と捉えてるのか知らんが、去年食べたのはこういうシンプルな塩コショーだったわ。
ワタシのそれまでのイメージはビーフシチューみたいなのが入ってるのがピロシキという認識だったが、本場は違う。
ロシア直伝のこちらもまさにそうで、シンプルながらも後引く味、コショウが利いてるのよね。
いきなり中身の話になっちゃったけど、この側がもっちりして美味い。
生地から美味しいのよ、これが。
なので1個なんてぺろりと食べられちゃう、お腹空いてたら軽く5個はイケる、後で胸焼けしそうやけど。
その夜にカレー味も食べたが、この中身をカレー粉で和えたと言っていいくらいの素朴なカレー風味であった。
うむ、「ロストフードではあるがロストフードではない」という結論に納得。
実に美味しかったので、これは折を見てリピートしたい。
これがロシアの味や、行け行け新たな聖地巡礼!!!
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