日本ダービー外れ馬券解説
今日は我らホースマンの年に一度の祭典、日本ダービー。
何だが、昨日の東京の馬場を見てたら内枠で先行有利で時計も速い。
今日の8Rのダービーと同じ距離の1000万下の青嵐賞では何と2分22秒9という時計が出てた。
このレースはワタシはパリンジェネシスから買ってたんだが、内伸びして凌ぎきったように見えたのだが、外から来たムイトオブリガードと何と同着、配当半額ひでぶ。
9Rの準オープンのむらさき賞はこれは上がりの鋭い外差し馬のアップクォークを狙ったが、差しては来たが、勝ったエアウィンザーに差し負けた、馬単の裏ひでぶ。
要は基本内の先行馬が強いが展開次第では差しもあるってことか。
そこで改めてワタシが新馬戦で目を付けたワグネリアンが勝つにはどうしたら良いのか考えた(ワタシが考えてどうする・笑)。
17番枠で最後方追走、大外一気ではメンバー随一の爆発力を誇るワグネリアンでもちょっと届きそうにない。
ポイントは陣営の「自力で勝負できる位置から競馬をしたい」というコメント。
つまりはゲートを出して所謂ダービーポジションで競馬をしてくれるであろうということ。
ならば中間の状態は皐月賞とは違うみたいなので、キッチリ差し切ってくれるに違いない。
全てはユーイチJの騎乗に賭けた。 ということで日本ダービー、何が逃げるのかかすら予想しにくいレース。
ユーイチJやワグネリアン云々ではなく、そもそもダノンプレミアムが完璧なのなら、何が逃げても全部攻め潰すやろうし、でも人気程信用しにくい。
◎ワグネリアン:とにかく前が速くなったので後ろから届いた、ではなく、自分でポジション獲りに行って勝つ。直近でいうならワンアンドオンリーがイスラボニータをマークして勝った、みたいなレースになるのか。皐月賞はあんなもん再現性に乏しいレース、7着なんてどうでもええ。皐月賞なんて元々狙ってなかった、ダービー獲れればそれでええのだ。あの負けで皐月賞1番人気から今回5番人気まで下がったのならそりゃ美味しすぎるだろ。
○ブラストワンピース:東京の勝ちっぷりが凄いし1800mのスピードにも対応しちゃった。先行して長く良い脚を使う、この馬がダノンプレミアムに競りかけてやり合ってもらいたい。距離適性はダノンプレミアムより断然ある。
▲キタノコマンドール:皐月賞は上がり最速タイで突っ込んで5着、あの走り見たらダービーで買いたくなる。ちょっと人気し過ぎやけど。ミルコJなら勝ちにいく競馬をするって見込まれたんやろうな。
△ダノンプレミアム:良い枠引いたし、追い切りの動きも良かったし、穴はないのか。今回は絶対マークもキツいし、競り合う競馬になるし、距離もどんと来いとはいかん、ということにしよう。
△ステイフーリッシュ:馬体減だけが心配だったが、-2kgで済んだ。となるとその自在性で良い競馬ができるのでは。ただ乗り替わりはダービーでは宜しくないようで。
△ジェネラーレウーノ:皐月賞は再現性に乏しいと言ったが、逃げて3着に残ったこの馬はかなり強いと言えるのでは。
△ステルヴィオ:またロードカナロアが来るのか、でもこの馬も枠が悪いし、最後方一気になると辛い。けど皐月賞組は負けた方を狙いたいので買う。
タイムフライヤー:若葉Sも皐月賞も全く見る所がなかったので根は深い。
テーオーエナジー:何でこの馬が出てくる。サクセスブロッケンが出走した時のようなドキドキ感は全くなかったので最下位決定馬。
アドマイヤアルバ:これまで馬券圏内を外したことがないが、流石にここは相手が強すぎるやろ。
ゴーフォーザサミット:青葉賞は鮮やかやったが、相手がエタリオウやったし(エタリオウ強かったので驚いた)。
コズミックフォース:ジェネラーレウーノに負けてキタノコマンドールに負けて、プリンシパルSレコードで勝ったと言ってもやっぱり軽視しちゃう。
オウケンムーン:オウケンブルースリ産駒ってことで応援したいがやはり相手が強すぎる。
ジャンダルム:これは距離が長いやろ。
エポカドーロ:だから再現性の乏しい皐月賞を勝っても意味がない。前に行く馬でもっと強い馬が居るし。
グレイル:皐月賞は最後なかなかの脚やったので買おうか最後まで迷って止めた、来られたらゴメンナサイ。
エタリオウ:この馬も崩れない馬やが、青葉賞2着では。
サンリヴァル:繰り返すが皐月賞で恵まれた馬はイラン。
馬券はワグネリアンから馬単流し、3連複はブラストワンピース、3連単はキタノコマンドールとの2頭軸。
スタートをぽんと出て、ジェネラーレウーノの後を付いて1角で先行集団に食らいついた時点で勝ったと思った。逃げたのは皐月賞馬エポカドーロ、2番手ジェネラーレウーノ、最内3番手ダノンプレミアム、そういう並びになったか。続いてコズミックフォースにダート馬テーオーエナジー、この外にワグネリアン、やってくれましたユーイチJ。この内にブラストワンピース。中団にゴーフォーザサミットと行き遅れたかサンリヴァル、タイムフライヤーが折り合い欠いて進み、外にステイフーリッシュ、オウケンムーンがその後ろでジャンダルム。後方集団にグレイルにエタリオウ、そしてキタノコマンドールとステルヴィオ、後方ぽつんアドマイヤアルバ。って言っても最初の1000mを1分00秒8なのでレースとしては淡々と進んだ形。馬群もほとんど切れ目なく、アドマイヤアルバだけが離れてたくらい。このペースでは先行内有利になっちゃうので、後ろからの馬ではしんどかろう。直線に入って5番手くらいに浮上したワグネリアン、途中行きたがってたようでもなかったのでここで勝ちを確信したが、当然道中脚を使ってるので、ぶっちぎるまでの脚色ではない。また逃げたエポカドーロにとって良いペースだったのでしぶとい。ジェネラーレウーノは早々に脱落したが、先行したコズミックフォースも脚色衰えず。ダノンプレミアムは前のエポカドーロとコズミックフォースが壁にはなってたけど、脚が残ってたらスパッと割れてたやろうに、ワグネリアンと比べたらやはり苦しんでるように見えた。ラスト100mで更にもう一段階ギアが上がってワグネリアンがエポカドーロを半馬身捕らえてついにユーイチJダービー制覇、ワタシは馬券が当たってないのは分かってたが、個人的な応援として大絶叫してしまった。2着にエポカドーロが粘りきったのは勝ち時計2分23秒6という、この馬場なら2分23秒切ってるはずやったのにスローな逃げになった戸崎Jが巧かったな。結局前に行った馬が上位を占めた訳やから。クビ差3着に16番人気という低評価を覆すコズミックフォースの激走、粘った粘った。ハナ差4着に後方から馬群を捌いて上がり最速2位の33秒5で突っ込んできたエタリオウ、これも13番人気をひっくり返す走りやった。ハナ差5着のブラストワンピースはゲートが難しかったようなコメントが出てたが、最後の直線で内が開かなかったので、ワグネリアンの外に出したことがかなりのロスやった。そこで差が付いて最後また盛り返したけど届かんかったもんな、もったいなかった。アタマ差6着に圧倒的人気のダノンプレミアム、0秒2しか負けてないが、あのペースで前を捕まえられんかったってことはやはり適距離やったということか。1馬身1/4差の7着に青葉賞勝ち馬ゴーフォーザサミット、正攻法の競馬やったが伸びあぐねた感があった。8着はステルヴィオ、大外から勢いは凄かったけど、最後200mくらいでエタリオウに伸び負けてたからこの辺が限界か。9着にあまり意味のない上がり最速の33秒4でアドマイヤアルバであった。外を回した組は伸びず、ステイフーリッシュが10着、タイムフライヤーは中程から行ったが、サンリヴァルとばちばち馬体ぶつけて伸びずの11着、人気の一角キタノコマンドールは後方大外一気という大味な競馬で12着、サンリヴァルは大外枠で何もさせてもらえず13着、グレイルは前走のような伸びがなく14着激敗、オウケンムーンは良い所が何もなく15着、皐月賞では粘ったジェネラーレウーノだったが前走走りすぎたか16着、ブービーはジャンダルムで最下位はテーオーエナジーであった。
ユーイチJコメント「こんなに良いものだとは思わなかった、これがダービーを勝った騎手の景色なんだと噛みしめて帰ってきた。枠が外目だったが、目一杯仕上げてくれたので、掛かる恐れがあるけど攻めていった。内にブラストワンピースとダノンが見えてたので、自分の内を突かれるのだけは気を付けた。最後は新人騎手みたいに追った。良く馬が応えてくれた、馬に感謝。精も根も尽き果てました」。
キングヘイローのダービーから20年か、長かったなー。
ワールドエースの時は状態も宜しくないという話だったので、負けも仕方ないと思ったが、エピファネイアの時は完全に勝ったと思った時にキズナにズバっと来られたからあの時程悔しい思いはなかった。
今日は馬券は当たらんかったが、当たらんかったからこそユーイチJが勝ったと前向きに??? 考えたい。
ちなみにどれくらい馬券が噛み合ってなかったというと、11Rの薫風Sはこれくらいの距離で使ってもらいたかった7番人気ストライクイーグルから買ったら2着に8番人気のイーグルフェザーに来られた。
最終の目黒記念も9番人気のウインテンダネスから買ったが、2着に10番人気のノーブルマーズに来られた。
まぁ、全てはユーイチJが勝つ為にワタシが負けたのでそれで良いのだ。
その分、来週のサングレーザーでがっぽり稼がせてもらう。
いやー、こんなに嬉しいことはそうはない、祝杯挙げよう。
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コメント
お久しぶりです。
昨日のダービーでワグネリアンが優勝した瞬間、日月さんの事が思い出されました。
狂喜してるのかな?馬券もガッチリ取ったのかな?と気になり日本ダービーの記事を覗きに来てしまいました。
自分も馬券は残念な結果でしたが、福永騎手がダービージョッキーになった瞬間を東京競馬場で生で観れたことに喜びを感じました。
キングヘイローから20年ですか。お互い長く競馬を観てますな~。
さあ、来年のダービー馬は誰だろうと期待しながら競馬を楽しみましょうか。
投稿: ころすけ | 2018年5月28日 (月) 21時01分
ころすけさん、ご無沙汰しています。
お元気でしたか。
昨日は本当に感動しました、馬券はこんなのでしたけど(笑)。
生観戦うらやましいです、生で観てたらそれこそ狂喜乱舞して浮きまくってたことでしょう。
ユーイチJのナイスな騎乗にはもうベテランになったのだとしみじみ思いました。
キングヘイローの暴走から20年、あの頃はやっぱり若かったですね、ユーイチJ。
来年からは少し冷静になってダービーを観れそうです。
次からは蛯名Jを応援します!!!
投稿: 日月 | 2018年5月28日 (月) 21時44分