広島ラーメン新規開拓「永斗麺 紙屋町本店」さんのサンマらーめん780円
火曜から東京に行っててやっと戻ってきた。
出張は金曜戻りが良い、そのまま週末に突入したいってのが人情よ。
今回は東京じゃなくて前に行った広島の話。
前から行こうと思ってなかなか行けなかったお店ようやく訪問。
立町から紙屋町に向かう途中にあるラウ○ドワンの西隣にあるこの店。
サンマを出汁に使ったラーメンって珍しいなと前から思ってたのだ。 ・永斗麺 紙屋町本店:サンマらーめん780円
提灯にサンマらーめんと書かれてある。
何でエイト=永斗なのかは事情通ではないので知らん。
でも一応調べてみたら、広島に何店舗も店を持ってる外食チェーンのラーメン形態みたい。
紙屋町店とあるように、当然他に○○店があり、知らなかったのはワタシだけと言うことらしかった。
店の外に貼られたメニューを撮った。
定番のいち押し! はサンマらーめん、丁寧に抽出したサンマの「エキス」は臭みが無くさっぱりかつ濃厚な味わいで、コラーゲンたっぷりでヘルシーな豚骨スープと贅沢に調合した魚介系豚骨らーめん、なんだそうだ。
ここまで種明かししてくれてるので、ワタシ何も言うことないから楽ちんやんけ。
他には旨味が凝縮ホタテらーめん、香り豊かなエビらーめんなんかがあり、汁そば以外ではあぶら麺ってなメニューがあり、これもサンマのエキスが詰まった特製タレのまぜそばなんだそうだ。
店内はかなり暗く、ラーメン屋さんと言うよりも喫茶店またはスナックと言った方が良さそうな雰囲気。
入って左手の券売機で食券を購入、だからスタンダードなサンマらーめんをポチっと。
替玉120円もあったが、夜呑みに行く約束があったのでここは断念。
お腹が空いてる人は唐揚げ2個または水餃子3個のごはんセット250円もある。
カウンター席に座ってテーブル上を見ると刻み玉ネギが置かれており、隣は白コショウにマー油のようなにんにくオイル(使ってない、仕事中やし)に一味にゴマがある。
オーダー訊いてサービスしてくれるのはおねいさんなんだが、作るのはおとっつぁん。
かなり渋いオヤジであった、サンマらーめんを考えつくような人には見えない職人肌。
なので、個人経営ではないなと勘ぐった次第。
5分程で出てきたサンマらーめんがこやつ。
おおー、鳩の卵が乗ってる、巣ごもり卵みたいや(ヲイヲイ)。
豚バラのチャーシューは炙ってあるみたいやな。
色はかなり濃い茶色で徳島ラーメンみたいですらある。
だけど麺から食べるぞ、ぞぞぞ~~~、ほー、これは細麺と言うより極細麺やね。
加水率低めの麺であるが、それゆえのぶりんぶりんの食感、イケます。
ではスープ行ってみるか、じゅるっと、メッチャ濃厚な豚骨スープやないか。
骨まで溶かして粉残る、みたいな感じ、そんでよくよく味わうと確かに節系の魚介ではない知ってるような魚の臭いがする、これがサンマか。
言われないとサンマだと見抜けんが、言われたらサンマだと納得する。
とにかく豚骨が濃い濃いなので最初サンマがどっか行っちゃう、それくらいのインパクト。
もやしを食べよう、シャキシャキ、へー、これ本当にシャキシャキしてやんの。
茹でて放って置いたしなしななんじゃなくて、生きてる、もやしが。
チャーシュー食べてみよう、これにはどんな工夫が、ふむふむ、甘い醤油ダレを塗って炙ったんかな??? ほんのり甘いのがポイントやな、仕事してますねー。
途中で刻み玉ネギをわさっと入れてみたが、これ入れたら玉ネギの甘さが出るのと、臭み消し要素もあるので、サンマの臭いが飛んじゃった。
なので入れる人は最後に入れるのが宜しかろう、またはサンマが苦手な人は最初に入れるが宜しかろう(そんな人は食いに行かんか)。
これは新しい味や、サンマ節を使うなら分かるが、サンマの旨味をここまで取り入れ、しかも超濃厚豚骨スープに合わせるという発想は凡百の者からは出てこない。
麺も美味いしチャーシューも工夫してるし、何よりもやしにここまで気を遣ってるとは(もやしかーい)。
とにかく完成度の高い一杯であった。
ラーメンの奥はまだまだ深い、もっと新しい組み合わせを見てみたくなった。
ダシマスター、どこ行ったんや~~~。
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