フィンランドはヘルシンキの人気スープ店「SOPPAKEITTIO/ソッパケイッティオ」のSeafood soup/シーフードスープ10EUR
前から言ってるが、今年は遅めの夏休みにフィンランドはヘルシンキに行ってきた。
いかにも北欧らしい夜の明るさと朝の暗さに納得し、9月上旬なのにその寒さに驚いた。
着いた日だけが天気が良く、後はどんより曇りっぱなし、最終日には朝から結構な雨となった。
その最終日はどこに行くかと、主要観光地は強行軍ながらあらかた行ったので、最後はこちょこちょした所を回ろうと考えていた。
まずはこのハカニエミ・マーケット内にあるスープの専門店。
そして映画で有名な「かもめ食堂」(最近「かもめ食堂」として復活したらしい)、それにムーミンカフェ(笑)。
泊まっているホテルは「クムルス・カイサニエミ」という老舗高級ホテルで、外見はレトロだが部屋はかなりきれい。
朝ご飯が付いてるんだが、これが結構リッチ。
物価の高いフィンランドでこのグレードを外で食べたら軽く15EURしちゃうよ。
なのでこのホテルの朝食はかなり助かった。
さぁ、最終日、いつまでもホテルでグダグダしてる訳にもいかん、チェックアウトして荷物をホテルに預けて雨の中いざ行かん、昼ご飯食べに(全然お腹空いてないけど)。
ここのマーケットは地下鉄でも行けるしトラムでも行ける。
雨だったのと、ワタシが泊まってたホテルの最寄り駅(真下が地下鉄 Helsingin Ylpistoio駅)から1駅だったので、行きは地下鉄で、帰りは「かもめ食堂」に行きたかったのでトラムで乗り継いで行くことにした。
目的の駅は Hakaniemi、そのままやね。
駅出たらほぼ斜め前がマーケット、上にあるようなレンガ造りの古い建物なので見たらすぐ分かる。
ちなみに対面には地元のバーガーショップの雄「HESBURGER」が路面店を構えている。
マ○クとかバー○ーキングとか、あとそこいら中に店があったサ○ウェイとか、話の種に行きたかったけど3泊4日ではこういう店に費やす胃袋が残ってないんだよねー、残念。 ・SOPPAKEITTIO/ソッパケイッティオ:Seafood soup/シーフードスープ10EUR
ハカニミエ・マーケット着いたのは10時半、11時の開店の少し前、市場を見ようと思って早めに行った。
思ったより小じんまりしていて、生活感溢れるマーケットってとこか。
2階のマリメッコや雑貨にお土産の類は外国人向けっぽいけど、1階の食料品は地元の人向けっぽかった。 とにかくフィンランドの人はシーフードが好き、特にシャケ、くどいくらいにシャケとディル。
海老とかザリガニとかもよく食べるみたい。
肉はかなり赤身が色濃く、珍しいものではトナカイ肉も売られている、そこはサンタクロースの国ですから。
適当にひやかして11時開店に合わせてお店に行ったが同時に来ていた人もそれなりに居て、ワタシは市場の通路側の壁に向かう席に座った。
決してスペースは広くない店だが、工夫してたくさんの人が座れるようになっている。
メニューは黒板に書かれている、英語メニュー併記なのでワタシにも読める。
いつも3種類あるらしいが、1番人気はシーフードだそうなので、フラッグシップメニューを試してみる。
この日はマッシュルーム9EURにクリーミーシュリンプ9.5EURであった。
しかし改めて見てもフィンランド語は全く読めん、同じアルファベットやのにね。
ちなみにこのお店はオールドマーケットにもあるし、ヒエタラハティ市場にもある。
椅子に座ってすぐにパンが出てきて、その後スープが、おお、色が美しいぞ。
トマトの赤に何故かマヨネーズの白にイタリアンパセリ(だと思うの緑)とカラフル。
8時に朝ご飯しっかり食べてるので全くお腹空いてないが食べる。
まずはスープから、ぞぞぞ~~~、まんまトマトで特別スパイシーでも味が濃い訳でもない、使ってるとしたら密かにオレガノくらいか???
そのシーフードはと、おおっとう、シャケに小エビにここには見えんがムール貝もこれでもかと入ってる。
意外と野菜もたくさん入ってて見た目よりかなり具だくさん。
シンプルだからこそ飽きない味って感じ、見た目以上にボリュームあるなぁ。
パンももぎゅもぎゅいただく、側がパリッとして食感良いねぇ、バジルオイルもよく合う。
お代わり自由のパンらしいが、一番客なのでお代わりするまでいかん。
このスープにはマヨネーズが浮かされており、溶かしながら食べてクレイとのことだったので、適当にスプーンで混ぜ混ぜしていただくと、ちょっと変化球みたいな感じで飽きない味になる、へぇへぇへぇ。
半分過ぎても最後の方になってもシャケと小エビとムール貝は全然なくならず、最初と同じくらいの量が出てくる、凄いナイスでボリュームな食べ応えあった。
うむ、フィンランドは何でも10EURの国だが(しつこく言う)、この10EURは実に中身の濃い10EURだと言える。
お店の女性主人??? とアルバイトのアジア系の若いおねいさんの愛想とサービスも良く、実に気分良くお店を後にした。
その際に「キートス!=ありがとう!」、と言われたが、こちらが「キートス!」と言いたいくらいに(いや言ったが)暖かいお店であった。
果たしてこれがフィンランド名物かと言われたら困るが、美味しい物に国境はない。
滞在される方は行って全く損のない店だと声を大にして言いたい。
あー、また行きたいフィンランドだが、行く機会ないやろうなー、がくり。
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