加須うどん巡り~①「つるや」さんのもりうどん(大)560円②「吉野屋」さんのキツネうどん580円~
2月末にかなりハードな日程で3泊4日の出張に行ってきた。
月曜だけ会社に行って、後はずーっと出ずっぱり、しんどいっちゅーねん。
まぁ、かなりムチャクチャな移動であった。
3日目には久しぶりに埼玉県は加須市に行って加須うどんを食べてきた。
仕事を終えての自由時間が短かったので東武加須駅から歩いて行けるお店でワタシ的にこれがベストであろうという店に行った。
この地図には載ってない店ももちろん多数あるが、基本どこで食べても美味しいので、見つけた店で入って十分であろう。
ただ、駅から10分以内で、という条件なら断然この2店を推す。 ①つるや:もりうどん(大)560円
場所は加須駅北口をずどーんと北上し、加須駅入口という交差点を西に折れてパチンコ屋さんのその向こう。歩いてだと10分ってとこか。ここは加須によく見られる家うどんだが、薄暗い店内といい、テーブル席の奥に座敷席が作られてる所も味わい深い。この日は食べ終わった後からみぞれのような雪が降ってくるくらいに寒い日だったのだが、やはり加須のうどん並びに、この店のポテンシャルをフルに引き出すにはもりだろう、と冷たいうどんを注文、さぶいさぶい。注文を請けてから茹でるので10分は待つんだが大歓迎。出てきたうどんは流石(大)らしいボリューム、ここは小皿に揚げ物がサービスで付いてくる、この日はかき揚げであった。もう最初からそば湯が出てくる、伴ってつけ出汁もたっぷりもう一杯分ある。
ではこの平打ちの不揃いな麺を食べてみよー、ちゅるちゅる。うほっっっ、なんちゅう食感や、これはまるでグミ。どうやったらこんな麺になるんや??? 香川では食べたことのないうどん、流石関東の雄。手打ちに手切りやねぇ、この厚かったり薄かったりピロピロであったりする所がワタシの思う所の加須うどんの典型。そしてお出汁が鰹感強めで醤油濃いめも加須、いや関東らしい。うどんだけで結構お腹一杯になっちゃったんだけど、そば湯も注ぎ出汁もまるまるもう一杯分くらいあるから、空いた丼にお出汁入れてそば湯加えて暖かいお出汁風に丼一杯いただいた、アホかオレ。うーむ、こりゃ血圧上がるわ、それに腹一杯、もう一軒食べられるかなー。もちろん他のお客さんは熱いうどんやそばを食べてた、一部カレーうどんが人気のようであった。しかしここは「ひもかわ」がメニューにあり、それを食べりゃ良かったかとも後ろ髪引かれたり。この寒さで冷たいの食べるなんてそもそも観光客だけやっちゅーねん。
②吉野屋:キツネうどん580円
①から加須入口に向かう途中に最初に南へ下る通りがあって、そこを曲がったとこにある。ここは建物も今風で、キャパも大きい、ワタシが知る限り最も駅近な加須うどんの店。これで駅から7分くらいか。二軒食べ分けるにもちゃんと理由があって、ここは所謂加須うどんらしからぬストレート麺なのがポイント。だけどもちっとしててしっかりしたうどんが食べられるので、ワタシは②と合わせてしょっちゅう行く。雪が降り始めてかなり寒かったので今度こそは熱いのを頼む。到着12時半少し前、店内はサラリーマンのおっちゃん連中と地元の人と半々って感じ。①は地元の人のみであった。ワタシの加須うどん歴5年足らずで初めての熱いうどん、どんなお出汁かな~~~。えええええ、出てきたうどん黒っっっ!!! そりゃそーか、ここは関東であったか。
またまた麺からぞぞぞ~~~、おおう、熱いけど、熱くてうどんが黒く染まってるけど、麺が美味い。ちゅーか、小麦粉の甘さが鼻に抜ける見事な麺や、活きてる。そういやこの店のそんなとこが好きなんやった。では黒いお出汁をじゅるり、ほうほう、なんつーかお揚げさんに味付けするような付け汁をお出汁で伸ばしたような、そんな甘くて醤油が立ったお出汁や。鰹感はご多分に漏れずあるんだが、ワタシ的にはかなり甘めのお出汁、嫌いじゃないけど、正直初めて食べるような味でびっくり。お出汁の奥は深い、いや地方の味は千差万別だ。お揚げさんはかなり肉厚で、関西ならここから甘いつゆがうどんに混じってお出汁が甘くなるんだが、それが既に出来ちゃってる所がおもしろい。うーん、初めての熱い一杯、堪能させていただきましたー。
久しぶりの加須うどん、もうそれ程仕事で行く機会もないので(トラブル以外)、もうレンタサイクルで走り回って食べることがないかと思うと少し寂しい。
しかし、またこういう機会があったらぼちぼち食べて歩きたい。
こんなに美味しいうどんがあるのに、東京の人に聞いたら、何で埼玉までうどんを食べに行く必要があるの??? って言い返されちゃうのが実に惜しい。
いっそのこと加須もうどん県ならぬ「うどん市」になったら如何???
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