石川県は七尾の古民家そば「欅庵」さんの平日限定10食 そば御膳(もり蕎麦・天ぷら4品・ご飯)1000円
1月半ばの話、東京の仕事を終えて夕方に北陸新幹線かがやきで金沢まで行った、遠い!!!
仕事で行くのは能登半島の七尾市なんだが、何もなさそうなので北陸での大都会金沢で泊まった、そりゃそーだ。
片町にホテルを取ってたので、片町で呑んで、翌朝金沢駅までバスで行って、福井のディーラーさんと待ち合わせ。
海沿いに走る能登道路を北上して、信号なんてないもんだから1時間くらいで着いちゃう。
アポが13時半なので、だいぶ時間があるので、こちょこちょと仕事の下調べも兼ねて市内巡回。
さー、お昼を食べようかということで、どこに行くか「一応」尋ねてみた。
まぁ、選択肢もそれ程多くないやろうし(だーかーらー)。
すると良いおそば屋さんがあるという、越前そば、ではないが、お隣やしそば圏内やろうってことで、期待して行った。 ・欅庵:平日限定10食 そば御膳(もり蕎麦・天ぷら4品・ご飯)1000円
この民家そばは偶然行くことのない店やね、能越自動車道終点の七尾ICの交差点、R159号線を北に上がる。
とにかくこの辺りには周りに飲食店なんて何もない、ただの畑がある田舎道で、店に行く為に曲がる角に電柱広告が出てるんだが、それがなかったら絶対行きようのない秘境の店。
讃岐うどんの店でも今時こんな立地の店ないで。
がらっと開けて店に入って靴脱いで厨房に声掛けて、家の広間みたいな所に入ると多数のテーブルが置かれてる。
縁側を改造した席ではこの時期だと雪を眺めながらそばが食べられる。
その前にまずはいきなりの囲炉裏にびっくり、本物の火が着いてる囲炉裏なんて何十年ぶりに見たか。
実に味わい深い店内やねー、これが粋ってヤツですかい???
先客は3組、老夫婦2組にサラリーマン1組、そしてビジネスマンのワタシ。
ディーラーさんはサラリーマンなので、ビジネスマンはワタシだけのようであった(こらこら)。
一番奥の席に座ってお品書きを見る、冷たいそばと温かいそばがある。
初めての店やし、こんな本格的なそばを出すような店やから、冷たいそば食べるしかないやん、このクソ寒いのに。
ちなみに他のお客さんは当たり前やけど温かいそばを食べてた、この時期に冷たいの食べるなんて観光客くらいやっつーの。
そういや、玄関に昼のメニューが掛けられてあったかと思い、店の人に尋ねてみたら、日替わりのそば御膳10食限定ってのがまだあるとのこと。
それがお得そうやったので注文、だから冷たいそばで、とほほ。
出てくるまでそば茶を飲んで、そば菓子??? を囓ってのんびり。
いやー、北陸の他人の家のような店でそば食べるんやから、あり得んシチュエーションやね、非日常やわー。
もっと時間が掛かるかと思いきや、10分ちょっとで出てきたそば御膳がこちら!!!
おおー、そばが緑っぽいのは何でや???
天ぷら4品にほうれん草の小鉢に漬物にご飯、これ1000円はええやん。
ワタシはそばを語る言葉はないんだが、越前そばを想像してたので全く違う細麺で、喉越しが良く香りもヨロシ。
おつゆは鰹の出汁感があり、醤油がかなり濃いめ、甘くはない。
これだけの量ではとてももの足らん、もっと食べたい!!! 天ぷらは熱々の揚げたてではなかったが、熱ではあった。
えび天に舞茸にかぼちゃに青しそ、これは塩で食べる。
後で店主らしき人に何でそばが緑色っぽいのか訊いてみたら、新そばの残りなんだが、それは時間が経つと緑っぽくなるんだそうだ、へぇへぇへぇ、10割そばやもんな。
10割ってもっとぼそぼそしてるんかと思ってたが、実につるつる食べることが出来た。
最後にそば湯が出てきてお終い。
いやー、地元の人しか知らんような穴場のおそば屋さんやった。
越前そばの太くて平たいマッチョなそばはあんまり得意ではないんだが、これはナイスやった。 帰りはJR七尾駅からとうはくん号ってので帰ったんだが15時発で金沢まで1時間半、金沢からサンダーバードで大阪経由で家に着いたら21時、やっぱ遠いわ、6時間掛かるとは…。
早く北陸新幹線、新大阪まで乗り入れてくれと言いたい、疲れたー。
さー次回は桜の季節に行きたいな、もちろん仕事で。
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