京都は宇治「響け!ユーフォニアム」を歩く
先週の土曜に京都は宇治まで行って来た。
毎週々々、水・木・金で出張に出てるのに、また何を好きこのんで超暑い、沸騰した京都にまで行くのか、それにはちゃんと理由があるのである。
以前から「響け!ユーフォニアム」というアニメがあるのは知ってた。
しかし観る機会が残念ながらなかった(そもそもユーフォニアムって楽器すら知らんし)、ところがこの6月にCATVの日テレチャンネルかなんかで一挙連続放送、というのがあった。
それをまとめて録っておいた矢先に、仕事で年に一回行くか行かないかの伏見に行く仕事が入った。
これは淀屋橋から京阪で行くんだが、その京阪が「京阪電車×響け!ユーフォニアム2016」としてタイアップしてると来たもんでい。
そんでこのスタンプラリーもやってるし、これはロケ地を歩くのも良いのではないかと思い始めた。
そんで全話観て、最終回では確かに泣いた(泣くんかヲイ)。
内容は弱小吹奏楽部が全国を目指すという、今風ながら熱血なストーリーとなってて、ワタシみたいなオッサンが観ても実におもしろい。
このスタンプラリーにある作品紹介より。
「高校1年生の春。中学時代に吹奏楽部だった黄前久美子は、クラスメイトの加藤葉月、川島緑輝とともに吹奏楽部の見学に行く。そこで久美子は、かつての同級生・高坂麗奈の姿を見かける。葉月と緑輝は吹奏楽部への入部を決めたようだったが、まだ踏み切れない久美子。思い出すのは、中学の吹奏楽コンクールでの麗奈との出来事だった。吹奏楽部での活動を通して見つけていく、かけがえのないものたち。これは、本気でぶつかる少女たちの青春の物語。」。
そんでまぢまぢとスタンプラリーの用紙を見たら宇治の街を巡ってオリジナルグッズをもらうスタンプラリーのVol.4が7月27日~8月31日までとあった。
行ったのは先週の土曜だから8月6日、果たして何か残ってるのかどうか、真夏の宇治を歩いてみることにした。
ちなみに「響け!ユーフォニアム」というのは武田綾乃センセの原作小説をあの「けいおん!」の京都アニメーションがアニメ化したという、ハズレようがない企画であった。
そうそう、ワタシを宇治に行かせたもう一つの理由は、10月より「響け!ユーフォニアム」の第二期が放映されるのも決め手となった。
第二期はLIVEで観たいからなー。
さて、実はワタシは宇治にはこれまで行ったことがない。
平等院があるが、京都の国宝とかってあんまりワタシのつぼをドンピシャ突いてる訳じゃないので、これまで行ったことがなかった。
ではどうして行くかってことなんだが、これが便利な切符が出てて、大阪市交通局の「宇治・伏見1dayチケット」ってのを買って行った。
大阪市交通局、つまりワタシの場合は地下鉄御堂筋線梅田駅の構内で販売してる。
このメリットは地下鉄も京阪もコミコミで1000円で乗り降りできちゃうという優れものってこと。
だから宇治のみならず、黄檗でも六地蔵でも中書島でも伏見稲荷でも降りて構わないってこと、これで1000円とは安い!!!
では京阪から特急に乗って中書島まで行って、そこから宇治線に乗り換えて、宇治に着いたのが11時少し前。
「響け!ユーフォニアム」ラッピング電車ってのもあるらしいが、この日は走ってなかったようだ。
じゃ、まずは等身大パネルから行ってみよー。
宇治駅の構内にはトランペットの高坂麗奈ちゃんがお出迎え。
最初と最後で大きく変わったキャラクターこそが彼女、全編通して見せ場たっぷりの麗奈である。
本来なら京阪宇治駅にオリジナルグッズをもらえるスタンプラリーがあるんだが、それは確かに改札出たとこにあった。
あったんだが、いきなり終了してた、あらら。
よほどの人気ということか、残念ながら仕方ない。
ロケ地巡りと等身大パネルに切り替えて歩くことにした。
続いても同じ宇治駅、主人公の黄前久美子ちゃん。
この二人は最寄り駅が京阪宇治なので2つ置かれてる。
彼女がユーフォニアムの演奏者だが、1作目では苦い出来事もあったが、2作目で巻き返すのが見所、成長する主人公ってのは良いもんだ。
これが宇治駅、劇中よく出てくるのは夜なので、日中は現物で初めて見た(笑)。
コンクリート打ちっぱなしのお洒落な駅舎だが、コンビニ以外のテナントが入ってないのは残念。
そして隣に流れるのが宇治川、黄前ちゃんが「上手くなりたい上手くなりたい上手くなりたーい!!!」として絶叫していた橋が宇治橋。
この日は38度近くまで上がったので、とてもとても暑かったが、天気だけは良かったので山も川も美しかった。
橋は渡らずにいきなり向かったのは川沿いを南下した世界遺産「古都京都の文化財」に含まれる神社二つ。
まずは宇治神社。
この階段は黄前ちゃんと麗奈があがた祭には行かずに大吉山に登った際に待ち合わせした場所。
黄前ちゃんがでかいユーフォを担いで階段登ってたシーンが印象的。
この神社は重要文化財である。
すぐ東に神社が並んでおり、こっちは国宝の宇治上神社。
非常に厳かでオーラが出てた、確かに。
ちなみに麗奈はここの横を通った際に、前の神社と後ろの神社では後ろの方が大人っぽくて好きと言っていた。
そこで本来ならこのさわらびの道を歩いて大吉山展望台まで行って、宇治の街並みを一望せねばいかんかったのだが、いかんせんこの暑さと歩いて1.5kmも掛かるというので、早々に断念。
10月以降、または夏が終わったら今度こそ来るということで情けなくも引き返す。
宇治川に戻って朝霧橋東詰、非常に絵になる場所なので、劇中でも使われてた。
朝霧橋から宇治橋を望む。
そして中州である橘島を渡って、本来なら平等院に行くのが観光コースなのだが、ワタシは目的が違うのでスルー。
これも劇中よく出てくるあじろぎの道。
そしてユーフォやトロンボーンやチューバも吹いてたか、これが井川用水機場前のベンチ。
ホントしょっちゅう出てくる場所なんで、一目で分かった。
ここで楽器の練習しても本当はええのかどうか知らんけど、京都の学生さんに対する懐の深さを見た思いがした。
おまけ、京阪から宇治川を渡った宇治橋西詰の南側には紫式部の象がある。
源氏物語ミュージアムもあるし、好きな方は行ってみるが良かろう。
宇治橋から橘島と朝霧橋を遠くに見やって、ここからは京阪の旅、再度の等身大パネルツアー開始。
一番近いのは宇治から2駅の黄檗のカトちゃんこと加藤葉月ちゃん、チューバ命である。
カトちゃんの最寄り駅はここのようで、チューバのチュパカブラを持って家に帰ることも多い。
そこで何度か登場するのが黄檗駅出て30m程の「中路ベーカリー」さんのパンだよなー。
この日は柚子こしょうの利いた塩焼きそばパンとハムサンドを買ったが、パンがもちもちして美味しかった。
ちなみに店内には「響け!ユーフォニアム」の写真が貼られていた。
更にそこから北に2駅戻って六地蔵駅、何もない駅だったが(お昼を食べようと出てみたら何もなかった…)、ここには全員集合のパネルがあった、ここだけ冬服(別にワタシは制服フェチではない)。
さー、残りはサファイア川島こと川島緑輝ちゃん、彼女は宇治線ではなく京阪本線の伏見稲荷駅なので、一旦中書島でお昼食べて小休止して、塩分と水分をこれでもかと補給して向かった。
サファイア川島のパネルがあるのは京都行きじゃない反対側のホーム。
見た所反対側のホームに向かう橋がなさそうだったので、一旦出て伏見稲荷でもぶらっとするかと、5分歩いてみたが、あまりの暑さに辿り着く前に引き返すことを決意、情けないがそれ程暑かったってこと、ホント参ったー。
そうして下りのホームでついに川島みどりちゃんコンプリート。
この時点で14時半、これだけで4時間掛かった。
しかし4時間でここまで回れたってのも、宇治が小さい街だからってのもあるが、電車もしょっちゅう来て便利だったから、流石京阪電車(それとなくヨイショしておく)。
家に戻って何話か見返したが、「響け!ユーフォニアム」がおらが街の物語のような気がした(現金な)。
さー、お盆休みのそこのあなた!!!
京都行くなら宇治もあり、1dayチケット買って宇治に行ってみよう!!!
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