名古屋で勝手に重要文化財認定「浅田屋」さんのきしめん定食780円
ワタシが月に2回は行く名古屋、名駅から東に10分程歩いたら那古野という結構古い街並みがある。
竹原の町並み保存地区ほど味はないが(名古屋は大都会やからね)、ぷらっと散歩するにはええかもしれんって程度。
しかし都会の中のオアシスとはよく言ったもんで、このように古い理髪店なんかもあり、実に味わい深い。
この画像では小さすぎて分からんが、壁に掛かってる大きな時計が目立っている。
その街並みに同化したかなり懐かしのうどん屋さんがあって、いつ行こうかとずっと考えていた。
なかなかこの辺りにお昼頃に居ることがないんだが、4月に行った際に午前中のアポが一発飛んで時間が出来たことからついに行くことになった。

・浅田屋:きしめん定食780円
メチャメチャ雰囲気ある店構えやろ???
ちなみに店の向かいはカフェである(笑)。
ワタシが着いたのは11時15分くらい、お腹が空いてる訳じゃなかったが、時間潰すにもうんざりしたので、ちゃっちゃと入ってしまった。
当然、まだお客さんは誰も居なくて、おかげで気兼ねなくデジカメでパシャパシャ撮れた。
この店内なんてどうよ、個人的に重要文化財に認定。
厨房もトイレも昭和レトロでかなり良い(厨房とトイレを一緒にすんな)。

これがお品書き。
うどんにそばにきしめんに中華そばと丼、一応うどん・そば店としては何でもあると言って過言ではないかと思う。
みそ煮込にみそかつはもちろんエビフライもあるし、すき焼きに湯豆腐も楽しめる。
カルビ丼は想像出来るが、焼肉うどんはよう分からん(笑)。
やはり名古屋であることと、その実力がこれなら全て分かるのではないかとの思いから、きしめん定食を選んでみた。

上述の通り注文してからトイレ行って、お品書きパシャパシャ撮ったらもう出てきたきしめん定食がこれじゃ!!!
おおー、エビ天ついてるやん!!!
割り箸が入った入れ物がまた年季を感じさせるではないか。

では食べてみよう、きしめんから、つるつる。
茹で置きの温め直しやからコシだの何だのはないけど、だからと言ってこの店の値打ちが下がるものでは全くない。
そういうガッチリした麺が食べたい人は味噌煮込みうどんでも食べなはれ。
ではこの真っ黒なお出汁をいただこう、ぞぞぞ~~~。
おお、この鰹節感がありそうでなさそうな、そんで醤油が濃そうで濃くなさそうな、微妙なお出汁はワタシの中のきしめんの定義に合致する(分かりにくいが誉めてる)。
菜っぱに油揚げが何とも嬉しいではないか、そんで蒲鉾の側が赤いのがまた名古屋っぽい。
エビ天は衣が厚くゴワイが(今造った、「ゴワイ」)、一口は醤油で食べて、後はきしめんに入れて食べたらより美味しくいただけた。
ポテサラの具材がごろっとしてるのも手作り感溢れてる、癒しのポテサラや、出汁巻き1切れが泣ける。
小ぶりなご飯だが、これがまた美味しいお米。
いやー、お店も味やとしたらメチャメチャ美味しかったと言える。
ワタシが食べてる途中、11時半になったが、何の合図か知らんが近所の会社の人達とかが一気に雪崩れ込んできた。
あっという間に座敷まで一杯になった。
これは地元に根付いた相当な人気店なのではないか、いやー、良い店見付けちゃった♪
なかなか行く機会はないが、隙あらばまた行くぞ。
名古屋の老舗の実力見せてもらった、いやー楽しめたし美味しかった、昭和を知りたい人は今すぐ行くだぎゃー。
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