たけふ駅前中華そば「助六」さんの中華そば550円
繰り返すがこないだ福井は越前市武生に行って来た。
福井県と言えば今や福「丼」県、そして「武生に来たらボルガライス」、これは池上遼一センセも仰ってるので今やセイントに同じ技が二度通じないのと同じくらいに常識(また適当なことを)。
しかし3年くらい前からか、力を入れてる秘密結社もある。
それが「たけふ駅前中華そば」と言われるもの。
ここいらは越前なので当然越前そばの町であるんだが、そんなおそば屋さんは当然うどんもやってりゃ中華そばもやってる。
そこに目を付けて、自転車で回れるいくつかのお店とタイアップして町興しを行おうというのがこのプロジェクトであろう。
ワタシも本来はおそばを食べたいんだが、とりあえずある程度制覇するまでは付き合おうとこうして食べてる訳である。
・助六:中華そば550円
だからこの日は雨が降ってて歩いて行ける所って限られてる。
直前にボルガライスを食べてたので、そこから更に歩いて行ける店となるとここしかなかった(「駅前中華」は基本、自転車で行ける範囲)。
まぁ、見かけは実に老舗の食堂、つかおそば屋さん。
これ北から南に向かって撮った画像だが、その先の角を右に(西ね)折れたらそこは老舗「洋食のいし川」さんである。
黒電話と旧くて懐かしいボルガライスが食べられる店。
位置取り的にはそんなもん、駅から歩いて10分ちょいくらい。
さー、がらっと新規してみよう。
真っ暗な店内であるが、地元のお客さんが3人居て、これから始まる昼「マッサン」を観ようとしてた。
ここ福井でも「マッサン」は人気のようである。
ではお品書き、そばにうどんに中華そば、至ってシンプルなメニュー構成や、ご飯もんがない。
迷う必要もなく中華そば注文。
3人お客さんが居て、と言ったが、一人は店の大将だったようで、厨房に入って中華そば作りに行った、地元ローカルやなー。
そうして10分足らずで出てきた中華そばがこやつ。
おお、アルミのトレーにコショウと一緒に乗ってやってきた、何かええ感じや。
では基本通りに麺からちゅるり、細めの縮れ麺はもちもちしてて結構好きな食感。
そしてこの透明なスープが「駅前中華」の定義の一つ。
一応動物系な味がしてるので鶏で取ったスープってことになるのか、それに昆布&鰹出汁に脂を浮かせてるか、それにしてもこの透き通ったスープの仕組みが分からん。
味的には弱甘めながらまとまりよく美味しい。
チャーシューは結構分厚くて脂も乗ってて最初噛んだら甘いんだが、後に塩っぽい感じになる。
それ以上にメンマが素晴らしい、どういう味と言ってええんだか、柔らかいんだが何とも優しいふわっとした甘さ、熟成感とでも言うのか、謎や。
そんでゆで卵、これが半熟でナーイス。
うーむ、丼が油でツルツルしてるのはどうかと思ったが、それ以外は個人的にはかなり好きな味やった。
まさに懐かしの中華そばとはこれやろ。
そりゃー、最近のトレンドからは全く取り残されたガラパゴスな中華そばやけど、新しい物が全て美味しい訳ではない。
しょーもないWスープとかよりこの素朴な味の方が好きじゃ。
ってことでたまには旧きを尋ね新しきを知るってことも大事だと思う次第である。
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