池袋deラーメン「福よし」さんのラーメン460円大盛100円

　今から名古屋行きで1泊2日、戻りは金曜夜遅くなのでこんな変な時間にアゲていく。

　話は前後してるが、池袋である。
　いつもワタシが池袋に泊まってるのは安いホテルとその他何でも（アレもか）揃って便利だから。
　大概新宿で仕事を終えるか呑んで帰るので、池袋に昼間居たことはない。
　または早めに池袋に着いたとしても、19時までのこの店に行くことがない。
　なのでかなりワタシにとってハードルの高い店となっていたんだが、今回仕事としては面白いものではないが、池袋に昼間行く案件があったので、喜び勇んで食べに行った。


　・福よし：ラーメン460円大盛り100円

　池袋の東口を出て豊島区役所方面に向かう途中にある、角地やし、今時珍しいレトロでしかもあり得ない組み合わせの店なので、入ったことはなくとも知ってる人は多いのではないか。
　そう、見ての通り、たい焼きとラーメンの店なのである、えええええ。
　微妙に天気悪そうなのはあのゲリラ豪雨が降りまくった日だから。

　たい焼きとラーメンでっせ、香川ではこのように「たこやきマークン」というたこ焼きにかき氷にたい焼きもやりながらうどんも出す店があって、そこではうどんとたい焼きが見事にエキセントリックながらハイブリッドに融合している、ここも果たしてそんなアホアホ店なのか！？

　まさかそんなことはあるまいと、お昼少し過ぎてがらっと入店、先客は高校生5人組集団。
　テーブルは4人掛けと小さいのがいくつかあったが、15人は入れんだろうな。
　お昼時やし場所取ったら申し訳ないので端に座ろうとするが、真ん中の4人テーブルに座ってと言われたので、遠慮なく座る。

　メニューこんなん。
　麺類は基本的にラーメンとソース焼きそば、ラーメンはワンタンメンと味噌ラーメンとチャーシュウメン、最高なのが味噌チャーシュウメン820円となっている。
　ご飯類ではカレーとチャーハン、飲み物はビールもあるがHi-Cオレンジもある（笑）。

　小さくて読みにくかったが、額縁に掲げられたうんちくの中に、池袋は学生が多いのでお腹一杯に安く食べられるように、云々書かれてた。
　だから学生達も集まるし、1杯460円という価格でやっとるのであろう。
　ちなみにたい焼きは150円やったか160円やったかそんなん（甘い物に全く興味がないのが分かるなー）。

　学生5人組のラーメンが出た後すぐに出てきたので10分も待たんかったか、それでもお腹空いてたので待ちに待って出てきた大盛りラーメンじゃじゃん。
　これ本当にこういうふうに出てきたのよ、割り箸の角度ね（笑）。

　実にシンプルで美味そうや、たこやきマークンのうどんたいやきぶっかけとは全く違うな（当たり前やっちゅーの）。
　上で見て分かるように、マークンのって別にあんこが入ったたい焼きじゃなくて、うどんが入ったのをたい焼きの形に成形して焼いてるのでゲテモノではない（一応フォロー入れねば）。

　さておき、お腹が空いてるのでちゃちゃっと食べちゃおう、麺からちゅるっと。
　ふんふん、細くはない中太まではいかんが、とにかく少し太い縮れ麺で、ぷりぷりしてるぞ。
　しかしそれには乗っかるスープが弱いんじゃないかと、スープをずずーっと。
　鶏ガラに香味野菜、特に生姜が利いてるか、それに弱甘めの淡麗醤油味か、ゴマ油の香りで淡麗をフォローしてるんやな。
　単体ではとても上品で美味しいぞ、変なモン使ってないしなー。
　チャーシューは薄いが肉の味がしっかりしてこれも素朴に美味い。
　メンマが唯一味が濃く、甘辛く煮付けられててここで逆箸休めやね。
　菜っぱに歯応えの良いネギと必要な物しかない。
　最初は麺の太さにスープが追いついてなかったけど、少し時間が経てば麺にスープが染みてまとまりが良くなった、ええ塩梅や、美味しいやんけー。

　こちらはお母さんの接客がとても良くて、親子3人でやっておられるようなんだが、あまりお客さんを入れないのね。
　それはキャパの問題か捌きの問題か、それとも食べてる人に気持ち良く居てもらいたいか分からん。
　ワタシの後におじいさんがラーメン食べに入って来られたんだが、その後は実は鍵を閉めてその客が入って来れんようにしてた。
　ワタシが立ち上がって会計する時に鍵開けてたもん。
　だから真ん中の席を勧めた訳かと納得。


　実に心地の良い店であった、高校生はどんどん食べに行ってちゃんとした味のラーメンを食べてもらいたい。
　ただし、上述のように入れるかどうかの保証がないんやけどな。

　個人的には何度でも食べに行きたい店であるが、昼または19時までに入店することがないのがネックである。

　しかしたい焼きに関して全くスルーって、まええか、ははは。