加須うどん全店制覇スタンプラリーその4「松の木」さん&「辻九」さん&「吉野屋」さん
2月下旬に東京に行ったんだが、1日を割いて久しぶりに埼玉県は加須市に行って来た。
2週連続で雪が降った翌週だったので結構寒かった。
まった加須って何にもないもんだから(ヲイヲイ)天気は良かったが吹きさらしで冷えた冷えた。
当然、仕事で行ったが合わせ技で加須うどん巡りは必然、今回は時間を作ったので結構回れた。
・松の木:もりうどんおおもり550円
お客さんと前に話をしてて、ここには行った方が良いと言われてた、おばあちゃんが作ってくれる店で盛りが凄いらしい。
しかし、この店が加須のうどん店の中では一番西の端、駅から歩いて行くような店じゃない。
よってタクシーで行かざるをえんかった(物好きな)。
特にこの店は周りが畑に囲まれた店で、何でこんな所にという驚きのシチュエーション、でしょー???
讃岐でも加須でもうどん屋さんは変な場所にあるもんだ。
店の画像が遠距離からなのは食べ終わってから撮るのを忘れて、しかし戻るには距離がありすぎたのでズームで撮った(結構古いデジカメになっちゃったのでズームは3倍しかない)。
店の前までタクシーで乗り着けて勢いがらっと入る、どんなうどん食べさせてくれるんや!!!
テーブル席とお座敷があってここは座敷の方が広い、11時半過ぎに入ったのでお客さんは2組、空いた座敷に座って店内観察。
なるほど、おかあさんとおばあちゃんの店だな。
うどんを茹でひたすら天ぷらを揚げてるような雰囲気であった。
ワタシ的には故郷はないが郷愁を感じさせる店やなぁ、牧歌的なのも良い。
ではお品書きこんなん。
香川に限らずうどんは冷たいもんだろ、特に加須のように加水率の高いてかてかつやつやぴちぴちした麺はもりで食べるのが一番。
だからメニュー見ても頼むのは決まってる。
もり400円におおもり150円高くなるか、150円増しとはちょっとでかいが、ベースが安いので良しとしよう。
注文したら天ぷらは要らないか、と尋ねられたが先があるので断ったが、この店は天ぷらもウリの一つであったらしい(後からタクシーの運転手さんに聞いた)。
加須では注文を受けてから茹でるので結構時間が掛かる、だから食べ歩きには向かないんだが、今回は始まりが早いので構わん。
という訳で出てきたもりうどんおおもり、どん。
最初はちゃんと盛られてたんだけど、テーブルに置かれたショックでたちまちこぼれた、どんな盛りやねん!!!
手でつまんで戻そうとするんだけど上手く乗っかってくれないので諦めてそのまま撮影した、しかし笑うくらいに巨大や。
では麺をUPで見てみよう、どうよこの厚くて薄くて太くて細くて縮れた麺こそが加須うどん、まさにワタシの思う加須うどんの典型がこれじゃ。
では食べてみる、ちゅるるん♪
おおおおお、その食感は言うに及ばずだが、つけ出汁の鰹濃さと甘辛いのと相まって小麦粉の甘い香りが鼻に抜ける、おーみーごーとー。
後はひたすらちゅるちゅる食べるんだが、このくにゅっとしながらも芯が残ってるアルデンテな麺は結構噛み応えがあって、アゴにパワーが要る。
そんで食べても食べても減らないもんだから喜々として口の中に放り込むんだが、本当に麺が多かった。
完食した際はもううどんノーサンキューと言いたいくらいに、つまりは香川で7軒くらい食べ終わった満腹度合いに近かったか。
550円が高いと言ったが、食べ終わってからの感想は550円でこのボリュームあり得ねー、であった。
恐ろしい加須うどん、また行きたいが、この店に関してはもう行くことはないであろう(ホンマに遠いんやっちゅーねん)。
乗っけてもらったタクシーの運転手さんが帰りはタクシー呼びなさいよ、車なんかないから、って言ってくれたんだが、地図で見たら比較的近所にうどん屋さんがもう一軒あったので歩いて行ってみることにした、風が冷てぇぇぇ。
・辻九:せいろ(もり)650円
スージーQではない、辻九である(つまらんことを言うな)。
場所は加須駅を北に少し上がると東西にR125が走ってるので、歩いてそうねぇ、ゆっくり歩いて30分もありゃ行けるか。
ワタシは上の店から歩いて行ったが、近そうに見えて20分は歩いた。
つくづくうどん巡りは歩きじゃ無理だわ。
今回は幹線道沿いってこともあるが、駐車場も広く、大箱なんかな。
そばにうどんに鴨汁、一体何が一推しやねん。
途中、歩道の雪を踏みしめて更に冷えた体で入店、なのにまた冷たいうどん食べるんか、我ながら好きやのー。
メニューこんなん。
大箱やからか、結構ええお値段なんですけど、鴨せいろ1600円って。
ワタシの加須うどんの価格は400円~500円、普通のせいろ(もり)で650円ってどゆことよ。
天ぷらが豪華なのか、何か仕掛けでもしてんのか、食べてみないと始まらん。
やはり10分くらいで出てきた麺がこれ。
おろ??? ずいぶん細い麺やん、これは初めてのタイプじゃん。
辛味大根が付いくるのね、これも初めてや、福井やないんやから。
では食べてみる、つるつるっと。
うん、かなり加水率が高い、かといってくにゅくにゅしてる訳ではない、瑞々しい、水々しい、って感じか。
出汁はこれまたあっさりと言うか薄いと言うか、全体的にこれや!ってビシッとした所がないんよなー。
大将風邪引いてうどん作ってたとか???
冗談はさておき、ここはうどんよりそばの店なんかな、他のお客さんもそば食べてたし。
だったら辛味大根も納得がいくし高めの値段設定にも合点がいく。
ちゅーことでこの店はそばを食べるか、定食を注文するか、または夜に天ぷらで呑みに来るのが良いであろうと感じた次第。
流石に駅まで歩いて行くには時間がないし(しんどかったし寒かった)、かといって前回来た時にはタクシーも全く流してなかったのでどうすっぺかと駅に向かって歩いてたら、5分と歩かん内にタクシーが来たので駅まで行ってもらった。
正確には加須駅から一番近いうどん屋さんであるここ。
一番近いが駅から5分は歩くぞ。
メイン通りを一本西に入った南北の通り、迷うような道じゃない。
さぁ、今度はどんなうどんを食べさせてくれるのか、願わくば典型的な加須うどんだとありがたいが。
この時点で13時少し前、店内には1組だけ、後から大学生の兄ちゃんが1人入ってきた。
ではお品書きっと。
まぁ、考えるべくもなくもりなんだけど、価格帯とか、どんなメニューがあるとか気になるでしょ???
一番右端に載ってるってことは、やっぱフラッグシップなメニューだな、とかね。
またまた10分くらい待って出てきたのがこやつ。
画像では分かりにくいが、さっきの麺より細い、つかこれまでの麺では最細や、こういう麺もあったか、へぇへぇへぇ。
ビシッと角が立っとるねぇ、美しい。
では食べる、ずずずっと。
おおー、これは何と硬派な麺か、歯が立たん訳ではないが、かなりの剛麺や。
この細さでこの食感は初めての経験かも。
麺の断面は本当に□←みたいな真四角っぽい感じ。
つけ出汁がこれがまった鰹が利いてそんで醤油が濃くて、そして甘い。
だから上に載っけられてる白菜が甘さを緩和してくれる、ナイスな箸休め。
確かに味は濃いんだが、しかしここも小麦の香りが鼻にすーっと抜けて実に良い後口。
ずるずる食べるんだが、跳ね返しっぷりが半端じゃない、固いグミというか、とにかくお年寄りには優しくない麺だと言えるな。
いやー、こんな麺もありましたか、お見それしました、意外に量も多かったしー。
加須うどんの新たな一面をかいま見た次第。
そんで2月中に2軒食べてスタンプ押せば旅行券とかが当たるキャンペーンをやってたので、当然参加。
余所モンが来て応募してるんやから何かしら当たるものと確信してる。
まぁ、それはさておき、全店制覇まで全然足らないのでもっと行きたいし、このうどんをまだまだ食べていたい、それほどのうどんよ、加須うどんは。
しかし次は3連休で香川に行くけどなー。
いやー、うどんって本当に素晴らしいですね。
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