たけふ駅前中華「森林食堂」さんの中華そば400円&「雪屋」さんの中華500円
では話はちょっと戻って一応今月11日、名古屋から北陸まで強行軍で行った時の話、あんときゃレンタサイクルで「リスボン8」さんに昼前にボルガライスを食べに行ったんだよなー。
しかしワタシがボルガライス一軒の為に福井まで行く訳がない(だから仕事で行ってるんやっちゅーの)、当然もう一つの新興B級グルメのあれも食べようと思ったのである。
だけど「リスボン8」さん出たら雨が降ってきて…。
・森林食堂:中華そば400円
そう、昨年秋からのしてきた新興勢力の「たけふ駅前中華」である。
知らない人がほとんどであろうから再度、定義を挙げておく。
1.JR武生駅からチャリンコで11分以内で行ける距離にある
2.おしながきに「中華そば」または「中華」と明記されている
3.スープが透き通っている
ま、非常にご都合主義な設定ではあるが、それもこれも町興しに一役買おうという試み。
笑って許して美味しく食べてあげてクレイ。
要約するに越前そばで有名なこの福井、同時にそば屋さんが中華そばも出してるパターンが多い。
それがまた懐かしい味がするので新たなグルメとして発信しようというもの、駅から11分以内の所にある店(後述)までに中華そばを出す店があったのでそこをキリとしたんだろうな。
ここ「森林食堂」さんは今年の1月に来た時には定休日でがちょーん、と目が点になった店のリベンジ、中華そば400円と最安の食堂と言われてる。
確かに外観からはとても食堂とは思えん、駅からは南に徒歩5分も掛からんが、住宅街で看板がなかったら分からんし、更に暖簾もないので「営業中」の札がなかったらやはり入ったかどうか(入るけど)。
見たところ非常にレトロな店やが、怖い店か(雰囲気に堪えられんとかね)、懐かしい店か、これは大きな問題やからなー。
見とれててもしゃーないのでがらっと入ってみる、ほーっ、古いには古いけど使い込まれてる良さがある、これなら楽しんで食事できそうだ。
怖い店は食べてとっとと逃げ出したくなるもんな。
見ての通り、手前はテーブルが二つ、奥に高くなったスペースにテーブルが二つ、今時こういう店は見ないねぇ。
玄関に近いテーブルが空いてたので、座ってメニュー確認。
最安の中華そばと言うが、確かに400円と安い。
あ、ワタシの好きなきつね丼が500円であるやん、隣のテーブルのサラリーマンは玉子かつ丼食うてたみたいやったな、600円か。
ワタシはビジネスマンやからちょっと違うんやけどね(しつこいっちゅーねん)。
こっちが裏のメニュー、別に裏メニューじゃなくて裏面って意味ね(分かってるって)。
うどん300円って激安!!! これならきつね丼と一緒に食べても800円や、これ食べたーい。
流石そば処なのでおろしそばも出してる、食堂やもんな。
お店はおばちゃん一人が切り盛りしてるようで、上の畳スペースのお客さんの料理も作りつつなのでワタシの中華そばが出てきたのは10分後、どんな中華そばでしょねー。
じゃん♪ おおー、見た目シンプルの極地やな、スープの透き通り具合からは定義3に合致してるな。
では斜めからも見てみる、あまり油っ気ないがまさかうどん出汁ではあるまいな。
麺は弱縮れでメンマにもやしにかまぼこと中華そばと呼ばれる具材は全て載っかってる。
戯れにアーティスティックな画像を撮ってみた、古さが怖さじゃなくて味になってるのは見て分かってもらえると思うなー。
デジカメにスマホでパシャパシャやりすぎてたので伸びたかと思い、急いで麺をすすり込む。
おろろ、全然伸びてなくて縮れた麺は歯応えもあり、これは食堂の中華麺とは一線を画してるぞ。
スープはと、獣臭はあまりしないが鶏ガラと昆布の旨味? そんな塩ベースのあっさり味で少し甘めの塩そば、良い意味で大きく期待を裏切られた、美味いやん、400円じゃない。
チャーシューは素朴な味で全体の調和を取って、メンマはほんの少し甘くこれも大きくはみ出るものではない、もやしがやっぱ懐かしのキーポイントだよなー。
いやー、食堂の中華そばってことで、しかも最安ってことでかなり侮っていたが、この一杯だけで十分リピートできる、こうなりゃうどんもそばも丼物も食べてみたいと思わせる。
町の食堂の真の力を見せつけられた「森林食堂」さんであった、一回りしたらまた行きまっせ~~~。
続いては昼から武生でのミッションを終えて食べに行った店。
ここが定義1に該当するチャリンコ11分の東限みたいなんだがここってチャリンコで11分で来るには立ち漕ぎしないと難しいんじゃねーのー???
ま、ここを入れないと17店中2軒減って15軒になっちゃうもんな。
本当は取引先から徒歩5分の「八王子食堂」さんってとこに行ってみたんだが、どう見ても開いてる素振りがなかったので、そこから1分歩いた07年8月2日にそのお客さんに紹介されてソースカツ丼食べに行った店(興味のある方はどうぞ)にリピートすることになった。
・雪屋:中華500円
場所は駅からJRに沿って流れてる日野川ってのをループ橋でぐるっと回って橋を渡ってそこからなだらかな下りを降りて必死こいて走ったらチャリンコで11分で着くかも、途中ブクオフで立ち読みせんかったらな(しねーよ)。
ここも同じく何でもやってる食堂である、まずは中華のメニュー、カレーに一品もあるね。
そんで裏面、丼物にそばにうどんに定食、メニュー豊富やねぇ。
この時は確か14時以降であったので注文したら5分で出てきたよ、ほぼ6年振りの「雪屋」さん、その中華はどんなもんじゃい???
まず一声、油っぽいなー。
上から撮った画像では油が反射して何が何か分からんがな。
なので斜めから撮ってみるが、細かい油の層がありますな、ハムにメンマにネギ、もやしはないようだ。
じゃー麺から食べてみる、熱々々々、黄色みがかったほとんどストレートな麺はラーメンってより中華そばやね。
これはワタシのイメージする食堂の中華そばそのものと言えるか。
麺に絡むスープに浮かぶ黒い物体は魚粉ではなくコショウ、これがめっさ利いてる、ビリビリ辛い、生臭いのを消してる訳じゃなくてそういうインパクトを持たせてるんやろな。
スープはだから辛いんだが、ベースは鶏ガラに香味野菜って感じのノスタルジック中華そば、小鍋で温める際にゴマ油を入れて煮詰めるから油が細かく別れるんちゃうか。
小さいが肉厚でほんのり甘みのあるチャーシューが1枚、これ美味いのでもっと載せてもらってええよ。
メンマはコリコリして塩味がある、カマボコ2枚にハム1枚、ふふふハム、泣かせるな。
スープが透き通ってるとは言わんが懐かしの一杯であるとは言える。
そうねぇ、今あまり買う人は居ないと思うけど、昔から世にある粉末のラーメンスープはこういう懐かしの味を再現しようと思って作ったんじゃないかと思うくらいの古き良き昭和の中華そばであった。
うん、レンタサイクルを得たのでこれから活動範囲を拡げることができるのでまだまだボルガライス共々楽しめそうだ。
しかし今回のワタシの印象、ボルガライスも駅前中華も意外と木曜定休日の店が多いので注意しましょうね♪
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