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2013年1月14日 (月)

2013年讃岐うどん巡りその1&「ひぐち」さんの仏生山堅焼シュークリーム157円

 せっかくの3連休の最終日だが雨、つか今朝からキーボード叩いてるがなんだが既に夜かのような重い空。
 阪神競馬場に出ていくこともなさそうだ。
 しかしバイクもう3週間も乗ってないからエンジンだけは掛けたかったんやけど…。

 さて、一昨日と昨日で徳島~香川に行って来た。
 別に岡山とサヨウナラする気はないが、やはり近くて遠い隣人の徳島ともちょっと友達になってみようかと。
 徳島ラーメンも極めるほど行ってないし、調べてみると徳島の讃岐うどん店も美味しい所が多そう。
 岡山同様に親しくさせてもらいたいもんだ。
 
 しかし徳島ネタは次回以降、今回は今年の讃岐うどん食べ始め。
 毎月うどんなんて大それた目標は立てないが、それでも今年も食べに行きまっせぇぇぇ。


113 1220  ①まるや:ざる1玉220円

 旧国道でJR端岡駅の東、線路沿いの一見喫茶店かと見間違いそうな店。何でも代替わりしたとか、いずれにせよずいぶん久しぶりなんで新規同然。到着時間は9時、高松市内のホテルに泊まってたので狙いは坂出のあそこと市内の好きな店、今年初めてやからな。この店は8時から開いてるのでまずは腹ごしらえで入ってみた。なんか出来たてみたいな麺で、見た感じ美味そう。ざる出汁をポットからセルフで注いでではちゅるりと今年の一杯目、おおおお、丁度良い。麺のコシとか食感とか噛み応えとか(全部一緒か、ははは)、そんで出汁も美味い。いきなり当たりやもん、やはり香川侮れん。


Photo 280200 150  ②山下うどん:うどん(大)280円小エビのかき揚げ200円&そば(小)150円

 坂出のあそこ。この日はここで食べれたらそれがワタシにとっての讃岐うどんであったのだ。もう10年は行ってるがまだ10年行くぞ(え、そんなに?)。言わずと知れた薪で茹でてるワタシの知る2軒の内の1軒、「釜の山下」さん。先のことは考えずに(大)注文して小エビのかき揚げ載っけて出汁はかけずに最初は麺だけを出汁醤油で食べる、これこれ。そんで次はお出汁をかけて二度美味しい食べ方、まったお出汁も美味しいなぁ。そんで小エビがぶりぶり入ってて食べ応えあり、何よりカリカリに揚げられてるクリスピーな感じが楽しい(何言ってるオレ)。一旦お勘定したんだが、目の前で今〆られたそばがあったので調子に乗って1玉注文。香川のうどん屋さんでよく出されるタイプの太めのそば、小麦粉何割入ってるとかそんな小賢しいことはどうでもいい。〆立てやったのでエッジも効いててそば粉の香りも仄かに感じるそばであった。この店も奥が深いなー。


Photo_2 1170  ③馬渕製麺所:1玉170円

 では折り返して仏生山に向かう。途中この店のことを思い出して寄り道、最近ハズレが多かったが果たして今日は当たりかどうか。当たりでした。いやー、久しぶりにここの美味い麺食べたよ、丸みがかった細めの優しい麺は大箱セルフとは全く違う。古き良き讃岐のセルフうどんやねー。


Photo_3 130  ④穴吹製麺:1玉130円

 この店は昔カーナビない頃は泣かされてたけど、今はカーナビはあるが、前までは畑で見晴らし良かった土地が、新しく住宅が建ち始めたので逆に目印がなくなって、また行き着くのが難しくなった。時間がちょっと外れてたかと思いきや、1玉もらって醤油で食べたらここのやらかい麺の面影はあった、なので温かいかけ出汁で食べた。個性的な麺に辺鄙な立地、讃岐うどんを始めたい人はまず行くべきでしょう。


Photo_4 1210  ⑤野口うどん:ざる1玉210円

 仏生山の人達のお昼ご飯はここのうどんと言っても過言ではないであろう。現にワタシが食べてる時に近所の人が10玉買って帰った。実際食べるスペースは凄く小さいし、やっぱ持ち帰りが多いと思う。しかしかけ(小)140円ってこちらも安い。今回はざるを食べたが、ちょっと細めでくねっとした瑞々しい麺は好きなタイプ、だからしょっちゅう行くんだが。ここはかけのお出汁がいりこのもさっとした感じが凄く出てとてもとても美味しいので次回はかけだな。


Photo_5 380 400  ⑥竜雲:生醤油中華そば380円&和風中華そば400円

 仏生山は高松藩藩主であった松平家代々の菩提寺(法然寺)の門前町として栄えたらしい、その境内にあるうどん屋さん。数年前に来た時はけつねうろんを食べたが、今回はずいぶんとメニューも変わってるようで。手打ちやからそれがうどんになっても中華そばになってもええ訳だ。この若干黄色がかった麺は卵かかん水か。生醤油中華そばは〆てるので中華そばの細い麺だけど芯がしっかり残っててまるでうどんのようなコシ、これに天かす&大根おろし&ネギ&生姜に鰹節を入れて出汁醤油をかけてお好みでレモンを搾る。醤油はかけすぎないように、って注意書きがあったがそないにかける人居ないでしょ。とにかくこの跳ね返ってくる食感は驚くしかない。個人的なことを言うと天かすの量多すぎ(笑)。一方、和風中華そばだが、こっちは温めてるから麺が少し緩い、つか伸びやすい系の麺になってる。冷やしで食べた方が美味しい麺か。スープは軽く鶏ガラとうどん出汁との融合も上で醤油かけすぎるなと言っておきながら、このスープに関しては醤油辛すぎる(笑)。チャーシューは肉々しいが逆に言うと野性的すぎるとも言える。メンマは邪魔するもんではないがこれも個性があるとは言えない。400円の和風中華そばというコンセプトは素晴らしいが、冷やしに比べるともっと工夫の余地があるような気がする。しかししばらくぶりに行って見事なまでの変貌を遂げてたので、また次回に行けば更に美味しくなっていることであろう、仏生山はまた近々行くべき所となった。


113_2  ※ひぐち:仏生山堅焼シュークリーム157円   新規(ナンデヤネン)

 何でも最近放映された「黄金伝説」って番組で~行列のできる即日完売グルメベスト30~で4位にランキングされたらしい。土・日のみ、1日100個限定でその賞味期限はなんとたったの30分、⑤の「野口うどん」さんに行く途中でこれまで何度も何度も通ってたが全く知らんかった、つかうどん以外に興味ないだけなんだけどね。皮が焼き上がって注文したらお尻からクリームを注入してくれる。
Higuchi Higuchi157  昨日は11時の発売時間ちょうどに買いに行ったので堅焼シュークリームでは一番客であった。見ての通り、皮にアーモンドがちりばめられている、そんで確かにパリッと堅く焼けてる。食べてみるとクリームもたっぷり注入されており、でろっと出てくる。その甘さはクドくなく上品な仕上がりでワタシでも食べれる。こういうおらが町の一軒ってのが必ずあるんやろうね。


Photo_6 260  ⑦高雄:ざる(小)260円   新規

 これまた分かりにくいっつーか、観光客は走ることのない道や。栗林公園から東に「かすが町市場」に行く道で、木太南小北の交差点を越えて琴電の高架を下った木太東の交差点を北に、すぐローソンがあるのでそこを右手に進むとこんな町工場風セルフうどん店がある。元寿司職人であったという大将、ひょっとして以前県庁辺りに店出してませんでしたか? さておき、11時半くらいに着いたのでうどんもフレッシュそうなのでざるを注文。今回も当たりやわ、見た瞬間に美味そうな麺、だってくねっとしながらつやつやでテカってるもん。お出汁も美味しいし、これはWINS高松で競馬終わった後で帰る前の一杯に指名しても良いかも。ちなみに天かすが3種類置いてあって、唐辛子の利いた味噌入りはよくできてると思った。ちなみにセルフのソフトクリームもあった(220円やったか?)、更に蛇足で150円でコーヒーも飲めて、コーヒーだけのお客様も歓迎してくれるそうだ。


Photo_7 200120  ⑧いちみ:ひやあつ(小)200円ちくわ天120円アイスクリームの天ぷら200円   新規

 よくぞこんな所にお店を構えたというのが正直な印象、もう目の前は海である。場所は高松市中央卸売市場青果部の川越えた反対側の裏筋、普通の家が建ち並んでるが、何故か突然うどん屋さんである。以前は別のご商売をされたように推察されるが、思う所があってうどん屋さんをなされたのであろう。ちなみに大将はワタシと同じ兵庫県人で尼崎のご出身だそうだ。勇気を出して入って欲しいが(どーゆーこっちゃ)、奥がカウンターのみで8席くらいのこじんまりとしたお店になってる。ご夫婦2人ならこれくらいがベストかもしれん。作り置きをあまりされないようなので基本注文してから茹でてくれる。⑦で一旦ギブアップしてマックで1時間以上休憩してから行ったので13時半過ぎてたが、心地よく迎えてくれた。メニューはいろいろあって、逆にいろいろありすぎてややこしく、お母さんの素人っぽい接客がまた分かりにくくさせるのだが、基本うどんの熱い冷たいは何でも替えてもらえるみたい。かけならあつあつにひやあつにひやひや。ざるでもあつあつにひやあつにひやひや、そんな具合。そんでこちらは揚げたての天ぷらが売りでもあるので天ぷらを注文しないといけないような雰囲気、参った。結構セットメニューが多くて、巡礼セットってメニューはではうどんは好きなのに天ぷら1つとアイスクリームの天ぷらが付いて350円となっている、350円ね(ここ要注意)。そんでワタシはよう分からんのと何食べるか迷ってたのでバラでざる、いやひやあつと~~~、(しばらくしてから)ちくわ天、それアイスクリームの天ぷら!って注文したんだが、それって結局巡礼セットになってしまうんだがそれぞれの値段を取られてしまった。って別に悪口を言ってるんじゃなくて、そのお母さんの素人臭さがまた味だってこと。このお母さんの慣れてなさ具合がええ味出してんだ。そして肝心なのはうどんだが、これが驚くべき麺で、平たくもありツイストしてもあり食べた瞬間に「うっ!」と唸ったくらい。そんでまたかけ出汁も上品に取られてて美味しい。天ぷらも美しく盛られており、何故かひやあつにもちくわ天の薄切りが載ってる。ならばちくわ天が載ってるから別のにしたら? とは言ってくれないのだ、そこが初々しい(笑)。お勧めは穴子の1本天ぷらのようであり地魚の天ぷらも美味しそうであったが、大将に言わせるとフカの天ぷらがあれば食べて欲しい一品らしい。ちなみにうどんの右上に置かれたコーヒーカップの中身は野菜のポタージュでこの日のウェルカムサービス、時にはドリンクであったりするんだと。
200_2  では食後にお願いしたアイスクリームの天ぷら、2種類あるが上に振られてあるのがシナモンか抹茶かの違い。最後にミントを食べてすっきりして欲しいとのこと。どれどれ、ぱくり。ははー、これは雪見だいふくみたいなもんか。薄皮で包んで揚げてんのね。シナモンも合ってるし抹茶も苦みが利いて美味しい。たぶん巡礼セットではこのアイスの天ぷらが1つしか付いてないんちゃうか、と好意的に思ってみたり。
 べらべら喋ってすっかり長居してしまったが、これはまた来なければいけない店だ。本当は各種天ぷらを食べてみたいんだが、いかんせん軒数行くとなるとそれは難しい。しかしうどんも含め大変レベルの高いお店だと思ったのでここを今回の超一推し店としたい。


 1月13日:8軒10玉2天ぷら2新規


 やっぱ何気に入った店がメチャメチャ美味いので香川のうどんは底知れない。
 しかし岡山や徳島の追い上げも急であると言える(兵庫と大阪はワタシ的には全然興味ないが)。
 競馬ブームは去ってもうどんブームはまだまだ終わらないと確信した。

 

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