JR京都駅de富山ブラック【京都拉麺小路】の「麺屋いろは」さんの富山ブラックらーめん(ねこまんま付き)800円
昨日は京都に珍しく電車で行って来た。
電車なのでお昼を食べる所は駅周辺に限られており(別に大阪で食べていってもええんじゃないかって話は×ね)、そうなると「新福菜館」さんは外せん、最近スマホ検索でテケトーに入って痛い目遭ってるし。 結構久しぶりに特大食べたが、あの真っ黒けっけの醤油味が太めの麺に染みこむと何とも言えんラーメンになる、麺がとにかく美味い。
そしてもちろんスープも美味く、特大はチャーシューがとてもとても入っており(その代わりメンマがない)、上に小さいながらも卵が載ってて愛らしい。
かなりお腹一杯になったんだが、それだけでは終われない、そういう理由がある。
・麺屋いろは:富山ブラックらーめん(ねこまんま付き)800円
実は去年の夏くらいに食べてる、んだけど寝かしておいたらネタ自身が腐っちゃった、つまりはどんなんだったか忘れちゃったってこと。
見た目よりマイルドながら醤油は濃かったのは覚えてるし、画像も残ってるので想像は付くんだが、詳細が思い出せん。
その後今年の5月に富山に行って元祖と言われてる「大喜」さんで食べてしまったのでもうええかと思いつつも、やはり気になってたんだがようやっと解消できた。
場所はJR京都伊勢丹の10F「京都拉麺小路」。
昨日は14時くらいに行ったので人が少なくて助かった。
これもラー博と一緒で土・日の混雑具合ってどんなんかな、気になる所や。
さて、出店してるのはこんなの。
・札幌「すみれ」
・福島「喜多方 坂内食堂」
・東京「大勝軒」
・富山「麺屋いろは」
・京都「ますたに」
・大阪「上方ざんまい屋」
・徳島「ラーメン東大」
・博多「一幸舎」
何で博多だけ福岡じゃなくて博多なのかは謎。
しかし今更というか正直これと言った目玉を感じない店ばっかの印象。
ま、いいや。
メニューこんなの、つけ麺もやっとるねー、食べんけど。
当然スタンダードな富山ブラックを、「大喜」さんでの経験を元にごはん(ねこまんまと言ってる)を付ける、ってもそんなにご飯が欲しくなるとは思ってないんだけどね。
白エビだし塩らーめんだと富山ブラックでは全くないが、こちらの店は富山ブラックも出してる創作ラーメン屋さんって位置付けかと思う。
注文するとまずは食前サラダが出てくる、これは去年にはなかったが、去年はたぶん土曜日に行ったので出てこなかったのかな、平日のサービスらしいから。
理由があって、先に野菜を食べたら健康に良い(詳細は省く)からだそうだ、ほんの一口なんだけどね。
今回行ったらネギ盛り餃子の無料券をもらってしまった、商売上手いなー、また行かな。
そうして3分後に出てきたラーメンはこれじゃ、どん。
おおーーー、その前の「新福菜館」も十二分に黒かったので驚かん(笑)、つか、さっきの方がイメージ的には富山「ブラック」かも!!!
ではいつものようにまずは麺から食べる、ぞぞーっと。
うんうん、中太まではいかんが食べ応えのある縮れ麺。
これが上述の「新福菜館」と同じくスープが麺にしゅんだ方が美味しくなってくるんだよねー。
ではスープはと、ここはうんちくから。
①秘伝の魚醤を長時間煮込んだ真っ黒いタレ
②丸鶏と野菜でじっくり仕上げた上品で繊細な丸鶏スープ
③特許出願中の「白エビの殻干し」を始め、海洋深層水、昆布、かつお節など、海の素材から生まれたコクの深い魚介系スープ
これらをバランスよく一体化させたのが、麺屋いろはの黒醤油スープ、らしい。
おそらくスープ自体はそれほど濃くなく、どっちかと言えばあっさりちゃうかな。
しかし味が濃いのは当たり前ながら、ここまで黒くさせる魚醤ダレが濃い濃いなんであろう。
魚醤というがそれほど生臭くないのは長時間火を入れてるからで、だから純粋に旨味が残ったとか?
とにかく濃いには濃いが思ったよりとあっさりしており(難しいなー)、コクと苦みがあるが、「大喜」さんで食べたような頭が割れるくらいの醤油辛さはない、だからスープ完食なんてどってことない(いかん、別に「大喜」さんみたいに我慢大会してる訳じゃなかった)。
チャーシューは結構味が付いててほろっほろ、メンマは食感が良くて箸休め。
この粗挽き黒コショウがかかってる所が富山ブラックと言われる所以だな。
最後に薬膳七味ってのを試しに入れてみたが複雑な香りであったことよ。
そんでねこまんまというと、青のりとごまのご飯にスープを注いでわしゃっとしてレンゲで食べる。
ワタシはスープご飯よりこの濃い濃い醤油ダレでの卵かけご飯の方が食べてみたいと思った。
つまりはこの「麺屋いろは」さんを生意気にも語るにはご飯の食べ方がポイントだと思う。
本来の富山ブラックは労働者の為のご飯を食べるおかずとしてのラーメン。
だから麺食べてご飯、スープすすってもご飯、メンマ食べたら即ご飯(死ぬで、あのしょっぱさ)、チャーシューだけが唯一の休息ポイントであったが、ここはご飯はスープを混ぜて優しく食べる、本当はこの店にはご飯は必要ではないのだがご飯がないと富山ブラックではないから出してる、そんな感じ。
「大喜」さんの時にも思ったが、あの味をそのまま出すなんてあり得ない、富山でウケても全国的には絶対食べれん(しかしワタシはまた食べに行きたいんだが)。
そこを上手くワタシ達に食べられるように分かりやすくアレンジしたのが「麺屋いろは」さんではないか。
別にどっちがどうという訳ではないが、双方食べた方が「富山ブラック」の本質には近付けるとは思う。
足が着く海で泳いで大海を知った気になっちゃいかんってことだな(たいそうなことを)。
しかしなかなか富山に行く機会なんてそうはないので、「富山ブラック」な気分を味わいたい方は行ってみたら楽しいのではないかな。
その内北陸新幹線が開通したら富山にも気軽に行けると思うけどね。
では蛇足ながら「JR京都駅de」と言ってるので京都駅を軽く紹介。
この駅舎? はワタシの知る中では日本で一番素晴らしいのではないか(新築ではね)、ちなみに二番は金沢駅。
京都駅に比べたら最近新装なった大阪駅なんてプーやで。
今回は「京都拉麺小路」10Fに行ったのでその上の11Fから外に出て12Fの一番高い所に行った、そこから見下ろした画像がこれ。
下の深さは分かりにくいが、左上に京都タワーがあるので高さは分かるか。
ここからは南がガラス張りになってるのでムチャクチャ展望が良い。
これは8F辺りから撮った画像、とにかく鉄骨の組みがもはや芸術。
ちなみに上を通るのは空中経路、もちろん歩いて渡れる。
てっぺんからの下りのエスカレーターで撮った画像、これも7・8Fかな、謎のオブジェがあるが。
4Fが吹き抜けになってる、赤い現在地って書いてある所に居る、室町小路広場と言う。
ここから下ってきたエスカレーターを逆に見てみる、逆光だが、とにかくどこからでも絵になる。
南はこんな景色、1時間居ても飽きんぞ。
北はほれ、京都タワーが見える。とにかくよく計算されてるのよ。
後から造ったのにまるで元からあったように中からは馴染んでる(外見は京都的には突然かもしれんが、ははは)。
なんだか分からんペンチみたいなオーパーツ(ヲイヲイ)もあるし、JR京都駅は探索するだけで1時間は軽く過ぎちゃうよ。
1時間居ったワタシが言うから間違いない。
今更だけども広島も外国人が多いが京都も外国人が多いと改めて思った昨日であった。
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