富山県高岡市を歩く「瑞龍寺」編
さて、「富山県高岡市を歩く」のいよいよメインイベント、これがなければ高岡市を取り上げたりはしなかったであろう、凄い物を紹介する、国宝瑞龍寺。
前回でも述べた前田利長の菩提寺である。
三代藩主前田利常の建立だそうで、とにかくこんなにごっついお寺がそのまんまの形で残ってるから驚かされる。
ワタシは国宝マニアだが富山県自体がそう来ることはなく(15年くらい前に一度来たきり)、ましてや高岡にここまでの建物があったなんて知らんかった。
ま、知ってたとしても流石に富山までバイクで来ることはなかったように思う。
なので今回JR高岡駅に着いて、周辺地図見た時胸躍ったね、とっとと仕事終わらせて、いや終わらんでも絶対見に行ったる! と。
時間的には高岡で午前中仕事して富山まで行って「大喜」さんで富山ブラック食べて、そんで再度瑞龍寺の為に戻ってきて行ったので15時くらいか。
場所は駅から南に一直線歩いて西に折れて15分ほど、これが行けない人はアホでしょう。
今回、超偶然にもワタシが行った時間帯は観光客がほとんど居らず、いつもは人が居なくなるまで待って撮る写真が待たずにバシバシ撮れた、やはり持ってるな。
では入場料500円を払ってどんどん見て行こう、何せここはまだ富山だから。
まずは総門、重文です、うんちくを興味のある方は読んでクレイ。
続いては山門、これがまずは国宝。
重層入母屋造りの柿葺きで総欅造り、上層に宝冠釈迦如来と十六羅漢、下層左右に金剛力士像を配置している、この金剛力士像がド迫力なんだわ。
この時持って行ってたカメラのパノラマ機能を駆使して撮った画像も載っけるので見て欲しい。
露出がオーバーしてるとか言わないでね♪
そして仏殿も国宝、これは屋根が本瓦形鉛板葺きになっており、47トンの重さがあるらしい。
内部には高さ六尺の須彌壇、創建当時の天蓋などがあって厳かな気分になる。
とにかく人が居なかったので好きなように撮り放題、こんな独り占めな経験今までで初めてや。
いつもは人混みの中を一瞬の隙を見つけて人が居ないように撮ってるからな、だから一カ所に30分居ることもワタシにとっては普通のこと、余談。
後ろからも撮ってるので見て欲しい。
更に法堂も当然国宝。
この法堂は銅板葺き総檜造りで仏殿の約2倍の広さで、内陣には前田利長の位牌が安置されている。
中央奥の室が所謂内陣で仏壇と大間を板間とする他は全てが畳敷きの間、広いよー。
全体的とにかく大柄な造りで、前面の広い板廊下と、その前方の土間のなんかは、100人入っても大丈夫!!! みたいな感じで頼もしい。
重文の大茶堂。
よく分からんが、全国に他に一例しかない貴重なもんなんだそうだ。
回廊と大庫裏、これも重文。
大伽藍をとり囲み、左右対象の回廊が残っている寺院は珍しいそうで、周囲約三百メートルもあるんだと。
大庫裏は調理配膳や寺務運営を行う堂で、山門を入り右手に位置し僧堂と向かい合って並んでる。
じゃ、その対面の僧堂、同じく重文。
坐禅修行をする建物で坐禅だけを行う場合は禅堂、食事等の修行をも合せ行う場合を僧堂と言うらしい、勉強になるなー、全部受け売りやけど(笑)。
全国で国の指定を受けている禅堂又は僧堂は三棟あって、京都東福寺、字治の万福寺と瑞龍寺の僧堂なんだってさ。
では後は順不同に貼り付けておくのでどれが何かを想像を巡らせて1600年代に思いを馳せて欲しい。
いやー、本当にタイミング良く行けたので人が居なくて良かったわー。
この巨大な国宝を独り占めやもん、天気も良すぎてサイコーでした。
ワタシは行けなかったけど巨大な高岡大仏とか、赤レンガの銀行とかまだまだ見る所も多いので(朝市や夕市もやってるらしいよ)、さぁ、富山県高岡市にれっつらごん♪
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