福山ホテル火災と笠岡deラーメン「輪花亭」さんのラーメン520円&「大松食堂」さんの笠岡ラーメン大盛550円
さて、今週はどんどんネタを消化していきたいと思う。
のだが、時系列はもはやバラバラ、GWネタはもはや腐りかけてるが気にしないで進めることとする。
5月末と6月頭は例によって広島~岡山~広島と行って来たが、その岡山というと最近は笠岡親善大使と自称するようにまでなった、つまりは笠岡ラーメンだわな。
そこに行く前に、ワタシもつくづく軽い人間だと思ったが例のホテルを見に行った。
そう、7人がお亡くなりになった福山のホテル火災の現場。
活動はいつも新幹線の福山駅で降りてレンタカーを借りてから始まるので、駅からそう離れてないって話だったので立ち寄った。
ホテルプリンス。
5月13日の火災発生から17日経ってたのでもはや静かなもんであった。
驚いたことに閑静な住宅街にあるのだよ、これが。
火事が起こった時は近所の人達メチャメチャびっくりしたんじゃないかな。
だって前に公園はあるし隣は普通の家やし、ホテルの後ろには大きな駐車場があるけど、それ以外は本当に平和な家並みやったもんな。
とにかく7人も亡くなられた火災、合掌。
ではその日に行った笠岡ラーメン、今回はかなり変な店に行ってる。
どのくらい変かというと讃岐うどん巡りに匹敵するくらいに変だ。
ワタシがこれまで行った店の中でも初めての体験だ(初めて行くんやから当たり前やっちゅーの)。
場所は笠岡駅から東南に歩いて5分、 つかほとんど駅の南。
笠岡の巨大ショッピングセンターで笠岡シーサイドモールってのがあって、同じ敷地内にこの画像のサテライト笠岡って車券売り場があるのだ。
その車券売り場内の食堂、競馬で言うとWINS内の食堂ってこと(あればやけど)。
画像で見る通りそういう食堂でしょ?
では券売機。
勝負事なのでカツカレー(740円)を食べる客が多かったが、一応左の一番上にボタンがあるのでやはりラーメンが一推しなのであろう。
定食にラーメンにうどんにカレーに丼、学食並みに一通りメニューはあるのだが、ここは当然ラーメン。
注文して5分で出てきたのがこれ。
あら、チャーシューが煮鶏じゃなくて豚なのね、ちょっと肩透かし。
ではではまずはこの笠岡ストレート麺から行くか、ちゅるるっと。
あれ、正直あまり期待してなかったんだがどうしてどうして、ちゃんと笠岡してるじゃんか。
このストレート麺に絡むスープはまさに笠岡の鶏の旨味が出たスープなのよ。
煮鶏ではないけどこの豚のチャーシューは箸でほぐれる柔らかさ、メンマは味が薄めの歯ごたえ重視、そんで煮卵じゃなくて茹で卵が泣かせるがな。
煮鶏はないけどちゃんと笠岡してたのはワタシが保証致します。
わざわざ笠岡まで行ってここのラーメンを食べる人は居ないと思うけど、間違えて入った方、あるいは競輪好きな方が知らずに入って食べたらおおっ! と唸ることでしょう。
続いて連チャンで臨んだのがこれまた変な食堂で笠岡ラーメンなのか役所食堂巡りなのかどっちか悩む所。
場所は上のサテライト笠岡をR2沿いに東に行くとすぐにトンネルがあって、そこを越えて南に下がったとこ。
岡山県備中県民局井笠地域事務局の職員食堂、よくもまぁ、こんな場所で。
ちなみにこの食堂の北には図書館を挟んで「しだはら」さんと「本原」さんがあり、南には「おっつあん」さんがある、GWに来た時に夜ここら辺を歩いて、なんて近所にラーメン屋さんが乱立してるんだと思ったが、今回は更にもう一軒あるというのが発覚したので競争はかなり激化してると言える(共存してるんだろ)。
しかしここは職員食堂なので職員以外はあまり行かないし、地元の人間でも真っ当に勤めてらっしゃる方は行けないだろう、だって平日の昼しか開いてないんだもん。
では外観の画像はそれくらいにして建物の中に入ってみる、この棟は会議室のようだ。
入って右手の奥が「大松食堂」さん。
もう13時すぎてたから働いてるおばちゃん達のご飯タイムであったがまだOKだったので入った。
画像は準備中となっているが、これは食べ終わってから撮ったから、最後の客でもあった訳だ。
食堂はそれほど大きくなく、30人くらいで一杯になっちゃうんじゃないの?
メニューを見てみよう。
ラーメンにカレーにうどんとそばが基本みたい。
でもこの時はもうラーメンとカレーしかないって言われたんだけどラーメンを食べに来てる訳だからモーマンタイである。
最初は(中)にしようかと思ったが、50円違いなら(大)でも良いかと。
注文して待ってる間、大将(と言っていいのか)の一挙手一投足を見ていたが、食堂の大将の動きではない、ラーメン屋さんの大将の動きだ。
そんで厨房内もラーメン屋さんの厨房なのである。
でかい寸胴に麺を入れてざるで湯切り、醤油ダレと鶏スープを合わせる。
上のメニューに濃さは調節すると書いてあるが、濃いか濃くないか分からんので何も言わなかったが、おばちゃん達が食べてたラーメンはもの凄く濃そうであった。
で、上に煮鶏をトッピングしてメンマも載っけられネギを散らしてできあがり。
ちなみに漬物は食べ放題、ご飯注文してないのにいただいちゃったよ。
その大盛の笠岡ラーメンはこれだ、どん!
でも実は職員食堂なので実際は隣の画像でトレーに乗ってるんだねぇ。
ワタシの第一印象、でかっ!!!
そう、大盛なので丼が普通のラーメン丼ではない。
せやねー、中華丼に使う丼みたいな口の広い丼、だからスープは口を付けて吸うってことはしにくいな。
お決まりで麺から食べる、ずずーっと。
こ、これは!? メチャメチャ美味いがな、ワタシが食べた笠岡ラーメンの中でも5指に入るぞ!!!
わざと出すのを遅らせたとしたら凄い確信犯だけど、確かにラーメンができてるのに少し間があったんだよなー。
考えすぎだと思うが、この時間差によって笠岡ストレートにこの濃い醤油のスープが馴染んで麺に絡むってより染みて美味いのだ。
続いてスープ、つか来た瞬間に感じたが、凄い鰹節の香り、いぶした感ってのか燻臭がぐわっと来る。
鶏の旨味も醤油の旨味も十分出てるがその上に鰹節の旨味を重ねたWスープ、ようできてるなー。
メンマはほんのり甘めで弱やわ目、煮鶏はたっぷり載ってて嬉しい、これがまたコリコリとしてじんわり鶏の旨味が拡がるナイスな煮鶏、売ってクレイ。
大盛だったのでおそらく3玉入ってたと思う、それくらいに食べても食べても減らない麺、嬉しすぎるっちゅーねん。
この550円ってお得な価格設定も職員食堂だからであろう、この値段の味とボリュームじゃないもんな。
ということで職員食堂ではあるがラーメンは超本気、この建物とのギャップが凄いが、ここは是非とも行くべき店(食堂)だと思う。
現にワタシはリピートしたく思ってる。
いやー、笠岡のラーメン文化恐るべし、な2店であった。
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