和歌山ラーメンリターンズ「○京」さんの中華そば600円寿司(サバ寿司)100円&「山為食堂」さんの志のだ380円中華そば800円&「中華そば さかえ」さんの中華そば550円
今から思えばずいぶん遠い昔のようなGWの話に進む、まずは前半戦。
しかしこの時もハードスケジュールで前日に東京から始発&終電で帰って翌日の4月28日の土曜の話。
3年ぶりに和歌山までラーメン食べに行ってきた。
3年ぶりの和歌山は今日とは比べもんにならんくらいに暖かくて、いや暑くて、それがまた懐かしかったのだよ。
3年ぶり3年ぶりとしつこいが、ワタシは3年前まで和歌山に一つだけだがお客さんを持ってたので3ヶ月に一回くらいは足を運んでついでに(いや、どっちかというとついでの方がメインだが)和歌山ラーメンを食べ漁った。
また3だが3年ほど担当してたのでほとんどのお店は制覇した。
行けなかったのは夜から営業って店くらい、なのでそこら辺りを補完してみようかと。
だから今回は二部シリーズでお届けしたい、一つにはお昼に行った和歌山でのこれまでのお勧めな3軒、それと17時半以降に行ったこれまで行きたくて行けなかったお店2軒、 だから計5軒のラーメンを食べた訳だ、馬鹿だねー。
ま、でも和歌山ラーメンの一杯はそれほど量が多くないので実は結構イケたりする。
ウチからだと和歌山までは2時間半ってとこ、ちょっとした小旅行、車で行ってる訳じゃないから渋滞知らず、気楽なもんだ。
それにしてあの日は見事なまでの青空だったんだよなー。
JR和歌山駅を西に出てけやき大通りというでかい通りを15分は歩く、本来ならバスで行くんだが、3年ぶりなので歩いて行ってみたが、これがまた全然変わってねーの。
けやき大通りにある三井住友BKを右に曲がって北上して3分、道頓堀みたいな川が流れてるのでそこを越えて右に、つまりは東にちょこっと行ったとこの店。
大昔に初めて行った時は昔の屋台が店に残ってたが、それからはずいぶんと時間が経って、ワタシが再び行き始めてからは今のようなコンクリート打ちっ放しのようなモダンな店内になってた。
あ、ちなみに和歌山のラーメン屋さんは○って付く名前が多いのは余談。
ついでに言うと和歌山ラーメンは醤油豚骨、結構インパクトのある味だよ(知ってるか)。
メニューこれ、中華そば頼んで、寿司(はや寿司ともなれ寿司とも言う、鯖の押し寿司)をもそっと1つ食べて出てくるのを待つ。
店内には老夫婦が2組だったがもう食べ終わりの頃だったので割と待たずに出てきた。
それががこいつ、でん♪
この店を最初の一軒目にしたってのもちゃんと理由があって、ワタシはこの店が今回行く店の中では一番スタンダードな和歌山ラーメンだと思ったから(続き見れば分かります)。
豚バラのチャーシューにメンマにナルト、麺は細くはない少し太めのストレート麺。
では麺からずずっと食べる、これこれこれ、これが和歌山ラーメンや!!!
この麺に絡む濃厚な豚骨醤油のスープ、ああ、懐かしー。
ワタシが和歌山スタンダードと推すだけあって豚骨と醤油のバランスが絶妙、チャーシューは豚バラだがスープに力強いパンチがあるので味が絡んで美味い、メンマは弱い味付けで箸休め程度。
なんだけどとにかく麺もスープも非常に高いレベルで美味い、それがこの「○京」さん、最初の一軒がここでやっぱ良かったねー。
「○京」さんから川沿いを西に歩いて5分、一本北の筋を西にちょこっと入った所にある。
ここに来るなら南海電車の方が断然近い、ミニ情報。
見ての通りの食堂なんだが、中華そばがとかく有名なこの店、好きな人は大好きだと思うが濃厚が苦手な人は向いてないかも、それくらいド豚骨なんだわ。
なんだけど最初に注文したのは「志のだ」、一回ここでうどん食べてみたいと思ってたので念願叶った。
「志のだ」とは大阪の信太山辺りに狐がたくさん居たのでそこからきつね=油揚げを「志のだ」と呼ぶようになったとか(だよな?)。
うどんが350円で「志のだ」が30円増しの380円、どんなんが出てくるかと思ったらもの凄い油揚げの量であったことよ。
麺は茹で置き麺の温め直しだが、出汁は鰹と昆布であっさりしてて関西風、普通に美味い。
そうこうしてると出てきたのが中華そば、「志のだ」が380円なのに中華そば800円、相変わらず凄い価格差や。
ちなみに割り箸とレンゲはこういう風に最初からセッティングされて出されます。
ほら、見て分かるくらいにどろーっとしてるでしょー?
本当にド豚骨で、そんなことはしてないとは思うけど豚骨スープを更に豚骨で煮出したW豚骨ちゃうかとさえ思える超濃厚スープ、だからあまりの濃さにここのお客さんでラーメン食べる人は必ず100円のご飯と一緒に注文するのね。
その麺は今からすると中太麺だか当時としては太かった方、ずずっと食べるがスープがもの凄い粘度なので麺に絡む絡む。
上で言ってるようにスープはド豚骨なんだが醤油よりその豚骨のクリーミーな美味さがある、とにかく豚骨200%な訳だ。
チャーシューは分厚いんだがこれがとろっとろで、確かにこれはご飯が欲しくなるわ。
上でも言ってるが嫌いな人は敬遠するだろうが、ハマる人は必ずこの店を挙げるね、こってり好きにはたまらん一杯。
お昼時とはいえ結構な客であったが、一時の和歌山ラーメンのブームと比べたらずいぶんと減った。
今やラーメンよりB級グルメだもんな、もちろんここもB級なんだけども。
時間が止まってるんじゃないかと思わせたこの店も、お茶のサーバーが新しく入ってたのが以前と違ってたくらい、許せる(笑)。
ま、店の雰囲気も含めて食のテーマパークだよ。
出たー! 「中華そば さかえ」さん!!!
今度はだいぶ東に戻ってJRの線路の近くまでぶらくり丁(市内の繁華街とされる所)を流して歩いて行く。
駅からの場所で言うと、JR和歌山駅を西に出て和歌山駅前の交差点を北に上がって15分ほど歩けば着く。
見ての通りの家を改造した昔ながらの店舗、おばちゃんは健在であった。
ここはワタシのイチ推しの足で探した店、メニューこんなの。
この中華そばも、さっきの「山為」さんも言われてる所の和歌山ラーメンとはちと違う、ここの違いはと言うと、まずはラーメンを見てもらいまっしょい。
どうよ、この真っ黒けっけな醤油ラーメン、まるで京都の「新福菜館」さん並の色。
特にメンマの色ったら凄い、同じ醤油ダレでメンマもチャーシューも似てるんだろな。
麺の特徴は茹で汁か、ただのお湯じゃなくて黒いお湯、いくらか醤油ダレでも入れてるのか、寸胴は黒い茹で汁で麺を茹でる変わったやり方。
では色も相まって相当醤油辛いのかというと全然そうではなく、色は濃そうだがそこはスープがド豚骨ではなく野菜の旨味なんかもあるのかあっさり系ライト豚骨、なので見かけによらずさらっと食べれる。
店のおばちゃんがまた味があって、喋ってると懐かしすぎて飽きない。
いつもカレーラーメンも食べてね、って言うんだけどやっぱ普通のラーメン食べちゃんだよねー。
ってな感じで駆け足ながら11時半から13時半までの2時間で3軒完食、それも市内ではワタシのお墨付きの3軒、これはみなさん、トレースする値打ちありまっせ。
大阪からでは1時間ちょっとで和歌山までなら行けるので、もう一発和歌山ラーメンのムーブメントを起こしてみっかぁ???
それでは次回は夕方からの新規開拓に続く、ついにあの店に行ってきた、あの店(笑)。
| 固定リンク
コメント