「春来」さんの湯麺800円その他食べまくり
今回の話は少し遡る。
京都に西日本で一番小さな市で向日市って小さな町がある、競輪ファンなら競輪場があるので知ってるか。
最近なら1ヶ月ほど前に、激辛イベントの「Kara-1」ってのを開催してたのでちょっとは有名になったかも。
この向日市が市を挙げて数年前から取り組んでるのが「Kara-1」にあるように「激辛」、何たって「激辛商店街」なんてのを作って町興ししようとしてるくらいやから。
そんな向日市を調べてた昨年秋、一軒の店がワタシのアンテナにビビビと引っかかった。
で、実際足を運んで食べてきてその美味さに感動したんだが、その後放置してる内に味の詳細を忘れてしまって(要は寝かせすぎて腐っちゃったのである)、昨日富士宮からの帰りにちょこっと早めに(ちゅーか定時やっちゅーねん)大阪に着いたので行ってみることに、そんでついでに絶対美味いはずであろうその他料理を堪能することにした。
春来:湯麺800円
場所はすげー簡単、阪急東向日駅1分、これ分からんヤツは阿呆、天気が良いのは去年の話やから。。
「中華家常菜」とテントに書かれてるように常に食べる=常食の中華家庭料理の店を標榜してらっしゃるが、実はかなりリーズナブルな価格で高級料理店以上の味を出す優れた店。
えーっと、何でここまでワタシがこだわってるかというのを書き忘れてしまったことに気が付いたので画像を見て欲しい。
そ、ここは貴重な貴重な本場中国式手打拉麺の店なのである。
麺の玉から延ばして1本が2本、2本が4本、4本が8本、8本が16本、16本が32本…ってな具合に注文を請けてから打ってくれるのである。
これが気にならずに何が気になるってばよぉぉぉ!!!
この時は昼11時からの一番客で、入っていきなり湯麺注文。
すると上記のように手打ち、いや手延べか、してくれる訳だ。
ちなみにワタシは学生の時に中国への貧乏旅行の最後に訪れた北京の屋台で手打ちのそばを食べた、それ以来なので10年ぶりくらいってことになる←ヲイ。
本当に不思議な技術だよ、あれよあれよと見てる内にしっかり麺になるんだもん。
そんで麺は何十本かに延ばされたらそのままざぱっと湯の中に入れられて茹でられる。
麺打ちは5分くらい、そんで茹で時間は2分ってところか。
その茹でられた麺はなんと水できゅっと〆られる、マージーでーすーかー。
讃岐うどんと同様に〆られてテボに入れて温められて出てくるのだ、こんなのあり???
あ、気になる方は検索するとここの大将が実際に打ってる映像が見られるので是非どうぞ。
そうしてスープと具材と合わされた湯麺がこれ、メチャクチャなシンプルさよ。
もう麺食べさせてクレイ!!!
おおおおお、これが手延べラーメンか、麺がもっちもちで凄い弾力性がある、生麺でも乾麺でもこんな食感にはなるまい。
それに麺が長い、これも特徴の一つであろう。
この麺に合うスープは凄い上品な塩味のスープ、鶏の旨味と具材の野菜のマリアージュでじんわり優しい味。
この基本のスープ(「湯」ね)が非常に美味しいので他の料理も絶対美味しいと確信したんだよねー。
似てるというか似てないというか、細麺の讃岐うどんでエッジが効いてない丸麺ならばいくぶん近いのかもしれん。
しかしワタシは北京以外でこの形の湯麺を食べたことがないので比べる物がない、なのでこの店がオンリーワンな訳だ。
気になる人は早速行ってみよー!!!
で、半年ぶりくらいに行ってみたのが昨日。
実は今年に入ってからか、一回予約して夜行こうとしたんだけど、仕事がどうにも終わらずに予約を流したことがあった。
こちらのお店は6人席のテーブル2つとカウンターで計20人入れるお店、どうなることやら。
着いたのは20時前、何とか座れたので今回は湯麺の味の確認はもちろんのこと、他の絶対美味いであろう料理を食べ尽くす(無理だって)こと、楽しみだ。
メニューこれ。
ちなみにラーメンは機械で切った物もある、そっちは250円安い。
まずは餃子とビールを頼んだのだが、餃子の画像は面白味に欠けるからない。
しかし当然餃子の皮も手作り(当たり前)、ショウガが利いたあんは6 個250円、激辛商店街には参加してないので関係ないらしいが、それでもラー油は強烈に辛い。
頼んだ料理はこちら、ワタシの中華での大好物卵とトマトの炒め、エビチリと悩んだがこっちにした鶏肉のカシューナッツ、それに炒飯。
この卵とトマトはシンプルなだけにごまかしが効かんが、ここのお店のベースのスープが本当に優しい良い味なので、素朴に美味い、塩加減がナイス
鶏肉とカシューナッツも火加減はサイコーやし醤油加減が抜群でビールがススム君。
炒飯はお米一粒一粒に卵が絡み合ってこれまた上品な味、塩加減やねー。
どの料理として塩や醤油やコショウなんかかけようとも思わんパーフェクトな味。
何でもワタシ仕様に振って振って振りまくってるワタシがである。
もう本当に何食べても美味い。
この後湯麺を再度食べたのだが、やっぱりもちもちしてナイスな麺、もちろんスープも美味しいからこそなんだけど。
そこでムチャ振りしてみた!!!
お客さんが一通り帰った後に大将にお願い、「水で〆た麺を何か冷たいスープで、なかったらそのままで良いから食べてみたいんですけど!!!」って。
すると大将「賄いで食べる用の冷や麦のつゆがあるのでそれを出しましょう」だって、キャッホー♪
水で〆た後に更に氷水でぎゅぎゅぎゅっと〆あげた麺、和風つけ麺がこいつだ!!!
UPの画像見てよ、このみずみずしさよ。
この美しすぎる麺には薬味も何も要らん、って大将が思ったかどうか。
もう涙ちょちょ切れるくらいに美味かったね。
ちゅーか、人それぞれでワタシは麺の真価は絶対冷やだと思ってるので毎回香川行ってもざるとか冷やかけとかぶっかけ食べてる訳なんでそういう人にはたまらん麺であると言える。
ま、これは番外編と言うことで通常は暑くなれば冷麺を出すのでワタシも次回は夏まで我慢する所存である。
一瞬強面だが子煩悩な大将と気配りのママさん、非常に気持ちの良い店なので常連になると決めた。
次回はエビチリを食べる、おー。
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