笠岡deラーメン「中華そば しだはら」さんの中華そば(大)550円&「かしわそば 本原」さんの塩かしわそば600円
では先々週に行ってきた三度目の笠岡ラーメンについてレポートしたい。
しかし三度目だがまだ何度でも行きたいのだからワタシのツボにはまったと言える。
ちゅーか、変に複雑で凝った作りではない為、毎日でも食べれるのだねー。
リゾットを毎日食べるのは難しいが、卵かけごはんなら連チャンOKだろ。
カレーうどんは毎日食えんがかけうどんは毎日食べれる、そーゆーこってす(我ながら上手いこと言うなー)。
今回は駅前から離れて、ちょっと東に行ってみる。R2を南に下がって私立図書館の前。
ネットで検索してたらここに2軒あったのでまとめて行ってみようと。
思ったのはいいが、実はその2軒、間の「テーラーいけだ」を挟んで並んでる、ガチンコ対決ですかい!?
ではまず赤と黄色の「しだはら」から入ってみる。
お昼前だったので空いてた、店内はカウンター10席くらいにテーブル席が2つか。
店内も赤と黄色、来ているT-シャツも黄色、徹底してるなー。
情報によると笠岡市内で愛された名店が3代目によって昨年7年ぶりに復活したらしい。
昔懐かしの鶏ガラスープのあっさり味で麺はボリュームがあるんだそうだ。
メニューはこんなので、中華そばが(大)・(中)・(小)に巻きすしのみ、いつもながらシンプルなメニューだ。
要は中華そばで勝負、ってことだよな。
本当に笠岡ではあっちゅう間にラーメンが出てくる。
ここもさっと出てきたのでちゃっちゃと食べてみるか。
まず見た目が違うのがチャーシュー、煮鶏じゃなくてこりゃ豚だってことだろ。
しかしチー油が浮いてる辺り、笠岡っぽいがどうでしょ?
そんじゃ麺ずずず。
ほほー、ずいぶんこれまでと違った麺だなぁ。
ちょっと柔らかめで博多っぽい笠岡の麺ではない、加水率の若干高いもちもち麺。
スープは少し甘めで鶏の味が利いてる所はやっぱり納得。
チャーシューはそれほど主張してる訳ではない、メンマは穂先ではないがかなり細い部分を使ってる。
どちらもスープの味を損なうことない感じ、あくまで麺とスープが主役なんだね。
(大)頼んだってのもあるけど、しかし(大)にしても確かにボリュームがある。
ハッキリ言ってこの一軒目でお腹が一杯になってしまった。
なんちゅーか、ここのお店の大将の人柄(いや、初めて行ったんですけどね)そのままに優しい優しいお味の懐かしき中華そばでした。
ここに海苔とか載っけたら東京風になりそうな、そんな感じ。
では並びのこの店に突撃、食べるぞー♪
この店も以前行った店と同様に老舗「坂本」さんで修行し、屋台で鍛えた大将がアゴだしを使用したコクあるスープで勝負する店だそうな。
メニューはこんなん、多彩やねー。
ギョーザにビールでビーギョが可能やん。
つまみかしわって美味そうやん、ラーメンの種類も多いなー。
呑みにも使えるってのがポイント高し。
で、ワタシの注文したのはこの塩かしわそば、おすすめだもん。
さっきの店が従来の笠岡ラーメンの定石を覆す一杯だったので、ここでも新しい味にチャレンジ。
人間は前に向かって歩いて行くのだよ。
麺の茹で方は良いとして、「魚抜き」も可能ってことは、当たり前やけど鶏のスープに魚の味を合わせるWスープってことだよな。
ではこれが塩かしわそばだ、じゃん♪
煮鶏の部分にあるチー油こそが笠岡ラーメンであると言いたい。
しかし「しだはら」もここもネギの切り方が違うな、ま、別に縛られる必要はないしね。
では麺からずずーっと。
この素朴な堅めの麺「笠岡ストレート」(勝手に名付けるな)もまた良い。
では塩かしわのスープはどんなもんですかい?
うんうん、アゴだしと言うだけあって単純な鶏オンリーではない、しかし「かしわそば」と謳うくらいだから「鶏」なんだよなー。
で、煮鶏かと思えば甘辛くはなく、焼いてはないのにただ焼いたかのようなシンプルな鶏の美味さ。
太めのメンマのみが少し甘くナイスなアクセントになってる。
うーん、並び合ってるこの2店であるが、味のベクトルが全く違うので客を取り合うことはないでしょう。
どちらも非常に完成度の高いラーメン、いや中華そばであった。
その証拠はテーブルスパイスを使おうとしなかったこと。
何も入れない、何も足さない、見事に完成された味であった。
さて、次の笠岡ラーメンはと(しつこいってか???)…。
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