誕生40周年記念「仮面ライダーアート展」
では今更ながら何でこの夏に岡山に行って来たかという話。
もちろんデミかつ丼やエビめしを食べに行った訳ではない。
探してみたらそういう物もあったってことでメインはこれ。
【仮面ライダーアート展】
仮面ライダー誕生40周年を記念して何故かJR岡山駅の新幹線側出て1分の岡山デジタルミュージアムって所で7月30日~8月31日まで開催されてた。
岡山と石ノ森センセの共通項が見つからんのだが、とにかく開催されてたし、JRの青春18切符が余ってたので岡山ならばかなりお得な使い方になるなってんで行くことにした、これが8月13日の話。
入場券1000円で下記の展示物を楽しんできた。
・石ノ森章太郎の世界:1970年代から現在にいたるまで多くの人に愛されてきた仮面ライダー。今や子どもから親まで、世代を超えて一緒に楽しめ語り合えるキャラクターとなり、親子をつなぐ架け橋となっています。そんな仮面ライダーの誕生から現代までの選りすぐった原画・造形・バイクなどを一同に展示。どなたでも楽しめるイベントになっています。
・“仮面の世界”写真展示
・MY仮面ライダー:仮面ライダー誕生40周年を記念して、国内のクリエイター78人が本展によせて特別に描き下ろしてくれた仮面ライダーの「トリビュート」のコーナーは必見!!
・仮面ライダーワールド:仮面ライダー1号や平成ライダーの等身大像や撮影で使用したバイクのほか、ヒストリーパネルや特撮ヒーローを40年にわたり撮影してきたカメラマン大島康嗣氏による貴重なスチール写真パネルで仮面ライダーの世界観を体験しよう。
・ライダーレーシング(体験コーナー):対戦ゲームに挑戦! 負けるな!
・主題歌シアター(映像コーナー):仮面ライダー1号~オーズまで(今の仮面ライダーイカはまだ始まってませんでした)の主題歌映像を一挙に公開!! お父さんと一緒に楽しめるコーナーだよ。
・サイクロンと記念撮影(有料):撮影で使用したバイクに乗って記念撮影をしよう。
館内は当然写真撮影禁止の場所も多く(原画など)、撮影可であったのは「仮面ライダーワールド」。
今回はここをメインにUPする。
・仮面ライダー新1号(1972年~):本郷猛がショッカー及びゲルショッカーと戦った。仮面ライダー大好きなワタシであるが、実はこの旧作の(ミレニアム以降じゃないって意味)仮面ライダーでは旧1号までしか興味はないのだ。それ以降の「変身」仮面ライダーは子供ながらにチャチく、必ず原っぱで戦うとか、ショッカーの作戦が世界征服を狙う割にセコかったりとか、そういう嫌なガキだったので、ホラー作であった旧1号までがワタシの中の「仮面ライダー」なのである。
・仮面ライダーV3(1973年~):ショッカーのその後の組織のデストロンに家族を殺された風見志郎が仮面ライダー1号&2号に改造されて戦うストーリーもやっぱデビルマンと同じく変身した後破れた服はどうなるんだ、とか考えると子供ながら納得いかんのである。
・仮面ライダーBLACK(1987年~):実はこれ見たことがない、この辺は流石に子供ではなかったのでねぇ。主人公南光太郎が暗黒結社ゴルゴムに誘拐され、体内にキングストーン(太陽の石)を埋め込まれたが、仮面ライダーBLACKと名乗ってゴルゴムと対決するというストーリー。これは人気もあったのか、続編「RX」も制作されている。
・仮面ライダークウガ(2000年~):言わずと知れたミレニアムライダー第一弾、オダギリジョーですよ。五代雄介が超古代文明の力を得て「未確認生命体(グロンギ族)」と戦う。ワタシの中の仮面ライダーは旧1号の次にはこれ、最終回は何回見ても泣ける。
・仮面ライダーアギト(2001年~):クウガの世界から2年後の設定、津上翔一が神? に力を授けられアンノウンと闘い、最後には神にまでライダーキックをお見舞いしちゃうという凄い展開であった。前半の3人の仮面ライダーの葛藤とかは正直長かったが、後半からのサイボーグ009の「神々との戦い編」の展開は「あかつき号事件」辺りから絶頂的におもしろかった、ただし最終回にはがっくりした。ちなみに個人的にはギルスが好き。
・仮面ライダー龍騎(2002年~):クウガを除けばミレニアムライダーで一番お気に入りの作品、最終の前の回で何と主人公が死んでしまうという衝撃の展開。ネットニュースの記者城戸真司が偶然から仮面ライダーに変身するカードデッキを手にし、ミラーワールドでの仮面ライダー13人のバトルロワイヤルに巻き込まれていく。斬新だったのはカードバトルの要素を盛り込んだことか。ライダー達の必殺技の「ファイナルベント」は必見、個人的には仮面ライダー王蛇の「ドゥームスデイ」が好き。劇場版は歴代仮面ライダーの映画で最もおもしろかったのでは? 主人公の須賀貴匤ももう一人の主役の松田悟志も活躍してるのが嬉しい。ちなみに女性初が2つあって、主題歌を歌っていることとライダー、前者が松本梨香(ポケモンのサトシ役)と仮面ライダーファムの加藤夏希。
・仮面ライダー555(2003年~):人間とオルフェノクという人間の進化(怪人?)系との戦いというだけではくくれない複雑なストーリーに世界的巨大企業「SMART BRAIN」社が絡み合って、最初は555の造形に馴染めなかったがハマっていった作品。乾巧が「SMART BRAIN」の555ギア(携帯電話とベルト)で変身してオルフェノクと戦う。この「SMART BRAIN」のデザインが秀逸だったのでワタシのバイクもヘルメットもパソコンもスマホも「SMART BRAIN」社製になっているのは一部で有名な話だ(どこがや)。しかし最終回は納得がいかんが…。
・仮面ライダーブレイド(2004年~):これもある意味カードバトルだがそれがトランプをモチーフにしている。仕事としての「仮面ライダー」というのも斬新な設定であった。剣崎一真が人類基盤史研究所(BOARD)の開発したライダーシステムで変身して不死の生命体アンデッドと戦う。んだけど前半はタルく、てこ入れで主題歌を変えた後半からおもしろくなってきたがやはり最終回には納得のいかん中途半端なライダー。モロボシ・ダンが悪役で出てるのはおもしろいが。
・仮面ライダー響鬼(2005年~):仮面ライダー史上最大の異色作、そもそも仮面ライダーですらない(笑)。修行によって「鬼」になる力を得た戦士が魔化魍と呼ばれる怪物と戦う。主人公の響鬼を細川茂樹が演じてるというのも今となっては不思議でおもしろい。ちなみに魔化魍と戦う「猛士」という組織はNPO法人だ(笑)。個人的にはちょっと出てきて毎回魔化魍にやられた裁鬼が好きやった(マニアックな!)。
・仮面ライダーカブト(2006年~):今度は王道に立ち返った仮面ライダー。敵は宇宙生命体ワーム、警察から発展した組織ZECTの開発したマスクドライダーシステムで「天の道を往き総てを司る男」オレ様天道総司が変身して必殺の回し蹴りライダーキックでワームを殲滅する。敵は宇宙生命体なので最後には時空も超えちゃう凄い能力を得るのも驚く(ハイパークロックアップ)。この作品にも多数の仮面ライダーが出てきたが、ワタシ的には歴代の中でもキックホッパーはBEST10に入るくらい好きじゃ。主演は今をときめく水嶋ヒロ、キャラクター立ってたなー。
・仮面ライダー電王(2007年~):ま、ここからはどうでも良いです。これは子供には人気があるようだが、仮面ライダーをダメにした決定的作品。
・仮面ライダーキバ(2008年~):ちょっと盛り返そうとしたが盛り返せなかった作品。
・仮面ライダーディケイド(2009年~):造形と共に史上最悪。
・仮面ライダーW(2010年~):二人で一人とバロム1的に持っていったが、いかんせん悪がミニマムでワタシ的には盛り上がりに欠けたライダー。
・仮面ライダーオーズ(20011年~):クウガっぽく仕上げながらもギャグっぽくなってしまったライダー。つか、コインで変身するってのがそもそも難しいような。これは最終回辺りが夏の高校野球とマレーシアへ旅してたのが重なって最後を見てないのだ。
そして「MY仮面ライダー」では漫画家さんらの色紙に描いたイラストなど、マニア垂涎の展示が並び、そして…。
そんで入口(出口?)にはこれですよ、これ。
ワタシが一番愛する仮面ライダー。
全てはここから始まったのですよ。
・仮面ライダー旧1号(1971年~):もはや説明不要。上で辛辣なことものたまったが、村枝賢一センセの描く「仮面ライダーSPIRITS」はとても熱くおもしろいのでライダーファンは必ず読むべし。
完
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