« 2011年10月30日 | トップページ | 2011年11月4日 »

2011年11月 1日 (火)

東日本大震災、三陸海岸を歩く~大船渡編~

 ではちょっと間が空いてしまったが9月23日から三陸海岸沿いのの被災地を知りに行った話。
 その23日は南三陸町から気仙沼に夕方入って、翌24日の釜石を知ってその後行った大船渡市の現状(つっても1ヶ月も前になっちゃったけど)。
Photo
 大きい地図で見てもらってもかなり入り組んだ湾になってるんだが津波がスルーしてくれる訳もなし。
Up
 ちょっとアップした画像で見てみる、「大船渡駅(休止中)」とある。
729
 その休止中の大船渡駅、当然何もない。
730_2
 よく見てみる、線路が歪みまくっている、こういうのを見るとまだまだ時間が掛かりそうだと言わざるをえん。
728
 駅前の風景。
 本当ならまさに左横に建っているように、「歓迎」される客だったはずなんであろう。
 そしてこの後も出てくる「スーパーMAIYA」、ここから撮影された衝撃映像を見られた方も多いのではないだろうか。
Up_2
 更に拡大した地図を参考に、駅前の繁華街であったでろうこの小さな町を歩いてみる。

 まぁ、ワタシも知らんが安直に言っちゃうと戦後の復興みたいな感じか。
 またはこれまた陳腐で不謹慎なな表現で申し訳ないが爆弾が落ちた後とか。
 本当に残ってないのである、何も。
 逆に言うとよくぞここまでがれきを排除したと誉めるべきなのか、とにかく賑やかだった頃を知らないワタシは本当にこういう町なのかと勘違いしてしまいそう。
722
 まず大きく目に付いたのがこの大型薬局の「薬王堂」、岩手県を中心に東北で130店弱の店を持つ大型チェーンだ。
 今回の震災で(津波で)陸前高田に釜石に大船渡に大槌に山田の5店舗が営業停止になってるようだ。
 この5つの地名はどこもかなりの津波の被害を受けた所、あの日の映像は見たくもないが、新聞でも雑誌でも嫌でも目に入ってくる。
723
 基礎だけ残して店内全部持って行かれちゃった、その瞬間が想像付かん。
724
 ひっくり返った船だが、「使います」とのことなので使うのであろう、いや使って欲しい。
725
726
 薬王堂まで行って、また駅に向かって北上、大船渡駅前交差点には運良く流されなかった立派な建物が2つあった。
727
 この商店街は「茶屋前商店街」という名前だそうだ、賑やかな時に来てみたかった。
731
 これは大船渡駅前交差点の北東の角、大きな地図では「のみくいや英よし」とあるが果たして。
 道路の水はもちろん海水ではなく、台風の雨水。
732
 「MAIYA」と並んで強固な建物だったのであろう、「大船渡プラザホテル」。
736
 「MAIYA」との位置関係はこんなの、左(西側)が「大船渡プラザホテル」で右(東側)が「MAIYA」。
 言い方悪いが「MAIYA」のおかげで「大船渡プラザホテル」も上の駅前交差点の建物も残ってるのかも。
733
 「スーパーマイヤ」、岩手県の三陸沿いを中心に11店舗展開してる大型スーパー。
 仮店舗で営業してる店にこの後入ってみたが、活気のある店だった。
735  
 そして気になったまた皮肉な看板を見つけてしまった。
734
734_2
 「災害は忘れた頃にやってくる」…。
738
737
 地図見て分かるように「MAIYA」の東がすぐ大船渡湾であって大船渡港、もちろんちゃんとした防波堤があるんだが、盛り上がる波は船をも簡単に越させた。
742
 車で少し離れて卸売市場の方に行ってみた、そこからかつての中心地を撮る。
 画像左に「MAIYA」の青い看板が見える。
 しかしこうして見てもらえば何もなくなってることがよく分かる。
 草が生えてきて元は何があったのか分からなくなりそうだ。
 ここに立つ電柱はもちろん復旧させた物、電気がないとなにもできんから最優先事項だったのでしょう。
741
 折り返しの地点にあったのが「岩手缶詰冷凍食品工場」、その衝撃たるや如何ほどのものであったか。
743
 そして上の地図に赤字で船と囲ってあった船がこれ。
744  
 何百メートル流されたんだろう、この大きさの船を海からここまで遡らせた津波のパワーには驚く。
747
 船の反対側から見てみる、ここは民家が建ち並ぶ区域で、既に暮らしは始まっていた。
748
 車が挟まれていた、そういうこともあり得るであろう。
 この船を海に帰すにはかなりの労力とお金がかかるということ。
745
 では遠景、「MAIYA」が遠くに見える。

 
 この列車の西側を走るR45(浜磯街道と言うらしい)の東側からなだらかに海に下っている、このR45を境に西と東で運命が交錯したということになる。
 しかし誰がこれほどの津波が来ると想像できたか、運を感じずにはいられなかったが、運だけだったのかとも思ったりもする。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2011年10月30日 | トップページ | 2011年11月4日 »