「SOLO PIZZA CESARI」さんのピッツアナポレターナS.T.G SET DI PIZZA(ジンジャーエール)500円&ブルステル エ パタティーネ300円
話せば長くなりそうだったので放置してたら8月は半ばも過ぎてしまった。
これではいかんと思い立って、ちょうど暇な出勤日に書いてしまう(お盆に仕事なんてあるかい、かかって来る電話があったとしたらよほどのアクシデントや)。
いよいよ本格的に夏になろうかという7月初旬、いつものように木・金で名古屋に出張。
今回は自腹で一泊し、あそこへ行ってみようとようやく重い腰を上げた。
・SOLO PIZZA CESARI:ピッツアナポレターナ S.T.G ピッツアセット(ジンジャーエール)500円&ブルステル エ パタティーネ300円
えー、聞いたことがある人も居るかと思いますが(ワタシは朝日新聞で記事読んだ)、この店は2010年の第9回ナポリピッツァ職人世界選手権-ピッツアナポレターナS.T.G優勝-というとんでもない称号を持ってる、掲げられてるようにナポリピッツア世界一にして世界最優秀ナポリピッツア職人のお店であります。
正式な店名はカタカナで書くと「ソロ ピッツア&トラットリア チェザリ」か。
隣にはイタリア本場のバールを再現したカフェもあるので、「カフェ バール チェザリ」も付け加えて良いでしょう。
場所は栄に泊まってたので栄からだと名城線金山方面に矢場駅(「矢場とん」で有名な)の次の上前津駅で降りて大須観音に向かって徒歩5分ってとこ。
大須って町は初めて行ったが非常に下町風情のある町で、失礼ながら何で世界一のピザ職人のお店がここにあるのか不思議なくらい。
ランチは11時から営業ってことだったので、何気なく出たら到着したのが意外と早く10時45分頃、それでも少し人が並んでたので、しゃーない、待つかと荷物を置いて並んだ(本来は並ぶのが大嫌い)。
するとあれよあれよ長蛇の列が、開店の11時になると20mは人の列ができてた、この時点で店に着いてたら絶対並ばなかったよ、危ない危ない。
それでも開店から10分は待って入った店内、非常に日本とは思えない雰囲気。
何が凄いってここではユーロがそのまま使えちゃうってこと、って言ってもユーロ圏なんて行ったことねぇんですけど、ははは。
とにかく世界最優秀のナポリピッツア職人のお店、うんちく聞かせてもらいましょか。
まずはナポリのピッツアの専用窯、当然の薪窯、ナポリより船ではるばるやってきたそうです。
小麦粉とチーズはナポリ職人がほとんど使うCAPUTO社の高級粉なんだって、香川の讃岐うどんで言う所のASW(オーストラリア・スタンダード・ホワイト)ってことか、違うって???
チーズは週に3回空輸してる超新鮮な真のモッツアレラ、本場ナポリと同じ物を使用してるそうです。
で、こちらのピッツア職人の牧島氏はナポリの名門店で学び、2007年~2009年まで各賞を受賞し、2009年には日本で唯一の「ナポリピッツア職人大使」に任命され、2010年にはついにピッツアナポレターナの総合部門で優勝し、世界最優秀のピッツア職人になったんですって。
うんちくは疲れた、つかHPの受け売りやし、ははは。
では店内に入って何頼むか考えよう。
この日は当然大須をハシゴをするつもりであったので、あまりお腹一杯になってはいけない(迷惑な客だ)、だからド定番の軽いピザを注文することに(自分でピッツアって言うのってこっぱずかしくない???)。
こちらの小さいMENUに書いてあるS.T.GとはEUが定める正式なナポリピッツアの称号だそうです。
フランスのチーズで言う所のAOCみたいなもんか???
と言う訳で人気No.2というNapoletana S.T.G(ピッツアナポレターナS.T.G)を注文、つまりはトマトソースにオレガノとニンニクという非常にシンプルなピザ。
ちなみに下にあるMargherita poca mozzarella(マルゲリータ ポカ モッツァレラ)はS.T.Gではないそうです、厳しいですねー。
SET DI PIZZAってことでピッツア1枚につきその他のメニューが50円引き、なのでジンジャーエールをチョイス。
ここでは自分で冷蔵庫から取って栓抜いて、とセルフで行います。
ピザが出てくるまで口寂しいのでサイドニューを見る。
揚げ物は後に効いてきそうなのでここでは見た目も派手なブルステル エ パタティーネを注文。
こいつはピッツアの生地のパンでソーセージとポテトをサンドしたもの。
しかしS.T.Gのピザが350円~って価格設定(だからS.T.Gなのか?)といい、このサンドが300円といい、町のでかいチェーン店のファストフードにはもう行けないぞ、全く。
ピザは焼き上がるのに少し時間がかかるため(待ってる順番があるので)、先に店内でスタンディングでこのサンドをぱくり。
シンプルで美味いのー、やはり側が美味い(生地って言えよ!)。
ああ、これっぽっちじゃ足んないよ、もっとちょーだい!!!
って言いそうになった時にピッツアナポレタータS.T.Gが登場(「食堂かめっち。」のTKGちゃうで←余談はええっちゅーの)、早速お店の前に出て並んでる人達にこれみよがしに見せつけて食べることに(相変わらず嫌われる性格だわ)。
上でも言ったがとにかく生地が美味しい、っていうのはうどんと共通で(一緒にすんなってか?)、ワタシの持論として「美味い店は塩加減がちゃんとしてる」ってのに当てはまるんだな、これが。
讃岐うどんでは「土三寒六」って言葉があって、土用の暑い時には塩1に対して水が3、冬の寒い時期には塩1に対して水を6にして麺生地をええ塩梅にするのだそうです。
本当に美味しい讃岐うどんの店はそれができてます。
店の大将の経験則のなせる業で本当に美味しい数少ない店はこの時期ではほんのり塩気がある。
逆に普通の店だと年中通して同じうどんが出てくる訳だ。
大手チェーン店で讃岐うどんのような物を食べることが悪いとは言わんが、本当に美味しいお店を探していってもらいたいと思う今日この頃。
あ、いや話がずれた。
とにかくピザの生地にド素人なワタシとしては、キッチリ塩加減ができてることに感心したってこと。
それとトマトソースがフレッシュでメチャクチャ美味い。
チーズのないシンプルなピザであったがソースと生地の旨さが相まっていくらでも食べれる、ってな感じ。
いやー、しつこいけどこの店が大須にあるのは名古屋恐るべしだよ。
名駅周辺でなく、栄や錦でもなく大須、こういうのが町の文化の底上げになってるんだよ、と勝手に思ってみたり。
とりあえず大須は一日かけて歩き倒して満足したので、次回は夜にこの店にだけ食事とワインを楽しみに行ってみたいと思った7月でした。
ほらやっぱり長かった…。
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コメント
マリナーラしゃないですか?
投稿: イタリアの種馬 | 2014年3月17日 (月) 18時33分
イタリアの種馬さん、こんばんはー。
こんな古い記事を探して見ていただき、ありがとうございます。
久しぶりに行ってみます。
投稿: 日月 | 2014年3月18日 (火) 00時00分