広島deお好み焼き「八昌」さんのそば肉玉840円
遅まきながら広島ネタ、これがまた7月7日の七夕だってっから少し哀しい。
何故ならば、お客さんにお好み焼きの一推し店として紹介されたこの店が、薬研堀の超エロ街のど真ん中にあるから。
この遠くからの画像だけでもロリポップにFM(ファミマちゃうで)にストリップ劇場だよ、ヤレヤレ。
上述のようにお客さんから教えてもらったのであるが、この店は超繁盛店で、30分並ぶのは当たり前なんだと。
そんでここの特徴は麺(当然生麺を茹でます)がパリパリに焼かれてるのがええらしい。
一件ドタキャン喰らったので、早めに仕事が跳ねて、16時開店のこの店に広島駅から路面電車に乗って向かった。
16時ちょい過ぎに店を発見、見たところ行列はできてなかったので(まだ木曜日だって)、近所のコンビニで缶ビール500ml2本買ってごきゅごきゅ一気呑み、とにかくこの日は雨上がりで蒸し暑かったのよねー(と自分に言い訳)。
軽く体制整ったのでいざ店内へ。
店はまだ半分しか埋まっておらず(当たり前だっつーの)、すんなり入った。
メニューにあるようにおすすめのそば肉玉を頼んだ瞬間に奥の仕込み用の鉄板でいきなり生地が敷かれキャベツが山盛りされる、さぁ始まったぞ。
ここからは焼酎ロックを呑みながら眺めてて思ったこと。
仕込み用の鉄板では結構低温で焼いてるからか、もの凄く時間がかかる。
それは蒸し焼きにしてるってことで良いんだけど、いちいち火が通ってるかどうか店員さんが確認するのはイケてない。3分おきくらいに覗き見してる様はプロっぽくない仕種だよなぁ。
とにかくそんだけ長い間鉄板に蒸されてるので、山盛りのキャベツはぺしゃんこになる。
ここでワタシの目の前の寸胴を見てもらおう。
みそ味の煮込みとすじぽん、これも美味そうでしょ? ちなみに472円、2人で来てたら確実に注文する一品だな。
ワタシはこの後「中華そば 陽気」に行くことにしてたので、ここではお好み焼きのみであったが、そそられる一品だよ。
で、上にあるようにその奥がお好み焼きの仕上げ用の鉄板になってる訳だ。
生麺が茹で上がると仕上げ用の高温の鉄板の上に出汁か油かなんかを差されて焦がし焼かれる。
だけどこの期に及んでもまだ向こうの鉄板では生地を開けて仕上がってるかどうか覗き見してるのはやはり美しくない。
ここでようやく一回だけ生地をひっくり返してまだ蒸し焼き、そして覗き見は続く、ははは。
目の前で焼かれてる麺は他店でやってるような麺にケチャップでの味付けはしない、いろいろある訳だ、店によって。
この段階で既に20分以上、麺を炒めて10分くらい、ようやく麺の上に生地を持ってきて合体。
そんで仕上げの卵を割るんだけど、この卵がどう見ても一個しかないのに黄身が二つあるんだよ、よう分からんけど上手く二個割ってるのをワタシが見えてないだけかと思ってたがそうではなく、自分のを割ってもらった時に確信、一つの卵に黄身が二個入った卵を使ってます。
これは店の人に裏を取ったが、そういう卵を契約して仕入れてもらってるようです、確かに持たせてもらったがずしりと重かった。
そうして生地を卵の上に載っけてひっくり返されてソースを塗られたお好み焼きがこれ、ワタシの時計では33分かかった。
どれどれ、ワタシはてこで直接食べたい派、切ってそのまま口に運ぶ、ほうほう確かに麺はパリパリになってる。
一言で言えばとても完成されてて美味しい、であるがこれはやはり好みの問題でしょう。
ワタシ的にはせっかくの生麺なんだからパリパリにまで焼かずとも、コシを残しておいた方が良いと思うがそこは好み、お好みだけにな(う、真夏なのに寒い…)。
それと、やはり焼き上げるのに30分以上かかってれば、美味しい美味しくないに関わらず、そりゃ混むわ。
完成されてて美味しいというのは、いつも広島でするような、激辛なりのソースを後からべたべた塗らなくても最初の段階で既に美味しいということ、現にワタシはしなかった。
何よりペッパーが利いてて、一味唐辛子を振りかける気にもならんかった。
広島のお好み焼きも奥が深い、この店はワタシが今まで食べた店とは確かに違う。
空いてる時間帯に入れて良かった、もしも10人くらい行列できてたら間違いなく入らんかったもんな。
ということで次回のお好み焼きはこの店を紹介してくれた人に、広島駅では「麗ちゃん」より美味しいと言わせしめた新幹線側の店の「みっちゃん」に行くか、その「麗ちゃん」の隣の何故か並んでいない「よっちゃん」に行くか、それは今からとても楽しみなことだ♪
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