2010年讃岐うどん巡りその5
と言う訳でツーリングに行ってきた。過去形になってるのは帰ってきたから(当たり前だ)。
4月30日の夜に出て0時55分の三宮~高松のジャンボフェリーに乗って、まずはうどんを食べてからどこ行くかと考えた(2週連続だよ)。
以前は九州へ行くのが当然だったんだけど、最近のフェリー事情で減便や会社自体が潰れたりで、今ではすっかり使い勝手が悪い。
会社終わってソッコーその足で出ないと大阪南港に19時半発の船なんか間に合わん。
それはちょっと常識的ではない、となると行く場所は至って限られてくる訳。
WINSのある場所は他には米子・広島、北陸にはWINSがないので無理。米子は島根へ4・5年前に行ったからまだ行かなくていいし、名古屋以東はバイクで行くには無理だし…となったらやはりうどんから始めようと。
しかーし、最初に戻るが当初は酒呑まずに夜出かけるつもりだったんだが、こないだの東京日帰りでお疲れさん会をやろうということで、プチ宴会。誘われたら断れないのがワタシの良い所。
なので0時55分は諦めて次の便で行くことに。って次の便って5時半発なんですけど…。
つーことでまたまた4時起きで支度をして出発。
したのはいいが、今でこそ言うが、やはり酒は残ってたような…。寝たから安心て訳ではなかった、危ない危ない。
しかし、そのほろ酔い加減をぶっ飛ばしたのは5月1日とは思えぬその寒さ! 途中、気温が出てる所があるんだが、何と9度、冬かっちゅーねん。
MA-1とT-シャツに指出しグローブだったので、冷えた冷えた、三宮までの30分が辛かったー。
で、ちなみに昨日の広島は呉での昼間の気温26度、フライトジャケット着てる温度じゃないって。まぁ、夜はやっぱり寒かったので、備えあれば憂いなしだったんだけどね。
ちゅー訳でそんな強行軍で(ちなみに昨日は広島の平和記念資料館朝イチで見終わってから呉に寄ってそのまま高速を使わず国道2号線をひた走って、12時間、9時半に出て22時半に家に着いた。12時間もバイク乗ったの初めてや、距離は400kmほどでもね。高速に乗っても良かったんだけど、どうせ渋滞してるからと、ひたすら地道にこだわったのだ)行ってきた今回のうどん、先週行ったけど今度はどこ行くつもりかいな?
あ、今回はツーリングですので、古い500万画素のPENTAXではなくて今年買った1200万画素のCASIOです。圧縮してるので画素数は関係ないけど、写りはどうじゃらほい?
高松市内で全然分かりやすくない説明だと、屋島のちょっと南。あまり行かない地域なんだけど、ちょっと前に食べたらえらく美味かったので、もう一度行きたいと思ってた無化調のお店。9時半に着いたもんであんまり遠くに行けないなぁと。WINSには14時には行きたいし、となると市内を絨毯爆撃、これに限る。市内も美味い店がたくさんあるんだよ。うどんは出来たてで不揃いな感じでぷるぷるしてる、せっかくのこの麺を温かい出汁ではぶち壊し、案の定、何とも言えぬ不思議食感で来た甲斐あったと思う一杯目でした。昆布天は出汁取った後の昆布を結んで天ぷらにしてる、甘みがあってこれがまた美味いんだ。
見て分かるとおりの元ファミレス(笑)。R11で屋島を越えて東へ少し行った所。普段なら絶対こんな店行かないけど、10時くらいだったので焦って焦って、わはは。ところがこのうどん、ちょっと時間は経ってたけど、結構みずみずしくて、かけ出汁もまたワタシ好みだったんだよなー、侮りがたし、香川!
この店も存在は知ってたが、わざわざ行くほどもないと思ってた。今回も単独行なので言い方悪いが手当たり次第入っても良いってこと。ところが! ここのうどんは更に美味かったのでした、全く香川って所はよう! 出来たてかどうか分からんかったんで、とりあえず無難にかけにしたが、麺も出汁もおよそ関西の讃岐うどんでは歯が立たん味でした、160円でって意味ね。しかしGW中休まず営業してるというこの店も天晴れじゃ。
先週店に入ったものの、出来上がりずいぶん時間経ってそうな麺だったので知らんふりして出て来ちゃったのだ(ヲイヲイ)。しかし今回は11時前だったので今まさに〆られて並べられた麺が丼に入れられて出てきた、ひゃっほーい♪ それくらいここの出来たての麺は美味い、美味すぎる! くにゅくにゅ系の最高峰のお店、何とも言えぬ不思議な食感、讃岐うどんは堅いだけの剛麺ではないのだよ。昔は分かりにくい場所だったけど、今は道が開通して白日の下に晒されることになったが(あのね)、おかげで繁盛してワタシは困ってるのだ。サンフラワーロードを高松自動車道南へ越えたらすぐ。当たり前やけど美味い時間に当たったらサイコーに美味い。
前回行った時は平日で9時から営業の所を9時半に行って完全に失敗しちゃった店。どんだけ美味い店でも作って時間が経てばそりゃ不味くなるって。先週はそこんとこ若干ズレがあったのはあったが、今回は行く店行く店がドンピシャ、こんな所で運を使ってて良いのかしらん? 場所は④から更に南に下がってくちゃくちゃした所(なんだそりゃ)。ここも間違っても行ける店ではないし、地図を見ても間違う店。今回は馬渕方面から行ったので、迷うことなく行けたのは珍しいことだ。で、その麺の実力は…何も言いますまい。こういう麺もあるんだなぁ、と改めて感動したとさ。
更に降りて仏生山の南。まぁ、ここも偶然には行かないでしょう。小さい店なんだけど、近所の人に愛されるお店。客席はテーブル2つに座敷のテーブル1つと至って狭いんだが、玉買い客が多いのが地元に根付いてるって感じ。ワタシが入った時間が11時ちょい過ぎ。並んでる客は4人だったので、すぐ食べられるかと思いきや…、皆家用に大量に玉買いしてる。1番目13玉、2番目10玉、3番目7玉、4番目10玉、ヲイヲイ。茹でられ〆られた麺がそこにあるのに、ここは食べる客と持ち帰りの客に差がないので(それはそれで公平だ)、13玉の客の場合、仮に5玉が残ってたら、新しく茹でたのができて計13玉にならないと出さない。その5玉の内の2玉先に食べさせてくれよ、って理屈は通用しないのである。実に良いなぁ。そんな〆たて麺だから2玉食べちゃいました、ここはお出汁も懐かし感じの味でホッとするんだよねー。出汁はそのままのぬるいのを冷たい麺と合わせて食べました、うまうまー。ちなみにうどん玉はビニール袋に詰め込むので、10玉も入った袋はそりゃ気持ちわ…いや圧巻である。
バイクで3分戻って、琴電の仏生山駅斜め前。昔ながらのお店は⑥と共通、懐かしいお出汁も通じる物がある、これが仏生山の味だな。麺は細麺でちと違う。久しぶりにここで食べたけど、ワタシやっぱり細麺の方が好きだわ。口の中で麺の角がピチピチ当たる触感が好きやね。最近は大箱セルフに客食われてると嘆いてるらしいが、こんな店こそこれからも残って欲しい。近所にあったら毎日食べに行くけどなぁ。それと、ここに来たら何でか油あげ載っけて「きつね」にして食べちゃうんだよなー。
⑦から西へ500mほど? 初期の初期からこの店のことは知ってたけど、この店の佇まい、正直ためらうわな(笑)。だけどそこは行っちゃえ的な勢いで。ところがー! こればっかやけど、あばあちゃんが切り盛りしてたので、どこからか仕入れた麺を出してるのだろうと思いきや、ちゃーんと「手打ち」と謳ってるだけあって手打ちでした、ひぇ~~~。しかも手切りなので不揃いな所がまた泣かせる。麺は少し時間が経ってたけど、イケルイケル。今までスルーしてた讃岐うどん好きのそこのあなた! 店は見かけによらぬもの、一回行ってみ! ちなみに玉子丼300円というおそるべきコストパフォーマンスだから!
⑧を食べ終わった頃、まさにこちらに住まわれてるnao37さんから電話が。今仕事終わったから、まだ食べれるなら合流しようという話。実は⑦の宮武で打ち止め宣言してたんだけど、せっかくだしまだ食べれるので(どんなんや)合流してこの店に。以前、一度だけ来たことがある。確か土曜は6時半から開いてたような記憶が。場所は⑧から更に西へ少し走って南に下がった所、ここも偶然行き着く所ではない。昼過ぎだったので少し並んだが、出来たて麺だから何の苦痛にも感じんね。温玉ぶっかけはこの日のサービスメニューで通常は300円やったかな? ここの麺は加水率が高いのか、とにかくピッチピチのツヤツヤなのである。味? 不味い訳なかろ。食べ終わってグダグダだべってたら画像の通り「本日は終了いたしました」の看板が。どうやら玉がなくなったよう、ここに行くなら少し早めに行った方が良さそうですよ。
以上、9軒10玉2天ぷら1油あげ1卵3新規。
この後、前も言ったが今治のB級にもなってないC・D級の名物グルメ、「焼豚玉子飯」を食べに行くのだが、果たしていつ公開できるやら…。
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