「みかづき」さんのイタリアン380円
日本全国津々浦々、「最」の付く端まで網羅してきたワタシですが(最北=稚内、最東=納沙布岬、最西=与那国島、最南=波照間島)、唯一行ったことがない県がある。
それが新潟県。
新潟競馬場もあるし、友人も住んでるので、毎年今年は行こうかと思ってるが、いかんせん遠い。
そして行ったら「あの」食べ物を食べるんだと思ってるが、電車で行くのもバイクで行くのも夜行バスで行くのもイマイチだ。
しかし、思いもかけず向こうからやってきてくれたので、少なくとも「あの」食べ物に関しては新潟県を知ったことになった。
その「あの」食べ物が「イタリアン」。
この摩訶不思議なるB級グルメを今回はレポートする。
ことの起こりは一昨日の朝日新聞の夕刊、TV欄の下の広告に阪神百貨店にて新潟・長野物産展を開催するとの広告。
そこに「あの」一部マニアに垂涎の的の(ホンマかいな)「イタリアン」まで来てるではないか!
と言う訳で本日お昼ご飯がてら梅田の阪神百貨店8F催事場まで行ってきました。
地下鉄から行ったのでB1のエレベーターから昇ろうかとふと見てみたらちゃんと新潟代表として「イタリアン」とありますな、ムッフフ。
では8Fに到着して他の名物には目もくれず、真っ先に向かったのがここ「みかづき」の「イタリアン」。
では「イタリアン」とは何ぞや?ってことでお暇な方は見て下さい。
小さくて読めんってか!?
ではつらつらと解説、オーナーの三日月さんが上京した祭に大阪風の焼きそばをアレンジしたソース焼きそばに遭遇したんだって。
で、三日月さんはこれにヒントを得て、イタリアンスパゲッティのイメージを取り入れ、フォークを用いて食べるスタイルの「イタリアン」を考案したとか。この新しいファストフードは新潟市の「みかづき」のメニューに加えられ、ほどなく好評を得て、昭和30年代後半に地元で普及し始めた、っちゅうこと。
うんちくは置いといて作ってる所を見てみよう。
鉄板でもやしとそばを焼く様はまるで焼きそばではないか。
時間は13時を過ぎてたからか、まとめ買いするお母さんが居て5分程待ったが、並ぶって程もない。
はい、これが「イタリアン」380円だ!!!
おおー、見るからにチープ!!!
まさにB級中のB級だな。
うどんの細麺並の太さのそばを堅めに蒸して薄めのソースで味付けして炒めて、8割のもやしに2割のキャベツ(ワタシ比)をざくっと合わせて、これまた薄味のミートソースをかける。付け合わせは紅生姜じゃなくて白い生姜。
どれどれ、もぎゅもぎゅもぎゅ、メチャメチャB級やん、わはは。
フォークで食べるのが流儀らしいが、焼きそばとミートソースの遭遇、変わった味だよなー。
本場新潟ではドリンクにポテトを付けたセットが定番らしいが、日本も広いってことで。
カレー、ボロニア風、越後みそへと進化するイタリアン、新潟まで行っとく???
ワタシは当分は新潟に行かなくて良くなったかな、ははは。
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