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2008年2月 6日 (水)

池下商店の「ヒシ梅ソース」

 毎日寒いですね。ワタシの腰は粉砕骨折→骨折→ヒビ→捻挫、とちょっとずつマシになってますがパキッと割れる前の状態にはまだ戻ってない、ホントに無理ができないので参る。
 一生付き合っていかなければならんこの腰痛、たまには優しくしてほしいもんです。

 今日はまたまた忘れた頃に(本人ももういつ行ったのか忘れてるって)あのコーナーに行ってみたいと思います。
 そう、地ソース巡り第五回、大阪の下町が生んだこのソース、池下商店さんの「ヒシ梅ソース」です。
 これも場所が凄い、「じゃりン子チエ」の舞台の西成区ですからねぇ。あ、漫画は西萩区でしたが。
 国道26号線で「花園」っていうスーパーのイズミヤの本社があるきれいな名前の付いた交差点があるんですけど、これを南に下ること200mくらいか、「松」って言う交差点があります。そこを西に折れてちょこっと歩いて探せばそこが池下商店さんのソース工場です。

731 Photo  こんなかんじ、町工場? 家工場? とにかくこじんまりとした家族経営のソース屋さんです。
 ヒシウメ酢ってのも造って居られるようです。
 ここって上にも述べてるように西成区で下町の典型的な所なんですけど、地名がとても良いんですよ。このヒシ梅さんがある所が「松」、真北が「梅」で真南が「橘」、東に行けば「萩之茶屋」に「天下茶屋」ですからねぇ、知らない人は平安とか雅な文化を想像するでしょうが、実際は「じゃりン子チエ」ですから(笑)。
 
191 192  ソースは中身がずいぶん少なくなってますがこんなんです。ラベルが家族団らんで何かと寒いこのご時世に暖かくさせてくれます。
 味は程良い酸味があってケミカルな甘さは控え気味、香辛料は飛び抜けて利いてる訳ではないが野菜の方の味がする。ワタシは個人的に科学的な甘みがダメなんで丁度良い塩梅です、ヒシ梅だけに(これってオチてますぅ?)。

 醸造タンクも見せてもらいましたがここもそうですが、とにかく圧倒的に手作りなんですよ。職人の業って感じの世界。工場内は木造りで(樽は流石に木樽ではない)ソースの香りがあちこちに染みてちゅうちゅうしたらソースの味しそうなくらい(をいをい)。
 ご多分に漏れずこちらもラベル貼りなどは手作業で一枚々々貼るのは大変だと仰ってましたが(3代目の奥さんでしょうか?)、やっぱこの近所の家には一家に一本ヒシ梅ソースなんでしょうね。
 ちなみにソースはこのウスターとタマリの2種類があって、今価格を調べてみたら900mlでどちらも580円、1800mlで930円、一応小さめの360mlで350円ってのもあるが、ガッツリ使うのでやはり900mlがお勧めかと。
 ワンダフルさんやヘルメスさんに勝るとも劣らんユーティリティな良いソースだと思います。
 スーパーではこの辺りでもあまり売ってるのは見んかったが、酒屋さんではそこら中で売ってるのを見かけた。ですので欲しけりゃ西成区の酒屋さんへGO! ついでに酒買ってこのソースで焼きそばやお好み焼きやたこ焼き作ってビール呑もう、串カツにももちろん適うぞ、ご飯の共にも使えるのでコロッケやとんかつにじゃんじゃんかけよう、いや浸けちゃおう(ウスター大好きですので)! きっとご飯もススム君だと思います。
 きっとファンになるよ、このソース。

 「じゃりン子チエ」に出てくるお好み焼き屋のおっさん「百合根」はんもこのソース使ってたんでしょうかねー。

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コメント

真北が「梅」←この地名は40年位前になくなってますよ!(梅南が残ってます)

投稿: mojarin | 2010年4月 3日 (土) 21時30分

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