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2007年12月11日 (火)

地ソース巡り第二回、木戸食品の「ドリームソース」など

 今週はG1が一休みの為、企画倒れにならんように2回目の更新をしたいと思います。
 あのコーナー、「地ソース巡り」です。
 あまりにネタがローカルすぎるのでさっぱり分からんでしょうがそのローカル臭がたまらなく良いのです。

 
830 2  今日紹介するのは最近ムチャクチャこのメーカーさんにハマってます、木戸食品合資会社さんです。合資会社ですよ(笑)。
 しかし商品ラインナップはかなり充実してます、この規模の会社にしては珍しくHPまである。興味のある方はどうぞ↓↓↓。

 http://www.kido-foods.co.jp/home.html

 場所は明石市なんですが、JRではなく山陽でもう一駅西へ行った所の西新町って駅になります。
 これがまたレトロな佇まいでまるで教室の様な床、わびさびの世界です。
 この工場で数々の意欲的な商品を作り出してるとは感動的ですらあります。
 木戸さんのB級さに心と胃袋をわし掴みされてる奇特なワタシはかなり木戸マニアと言える。
 
184 Photo  まずはウスターソースから、ブランド名は「ドリームソース」です。このラベルの無数のドリーム・ドリーム・ドリーム・ドリーム・ドリーム・ドリーム・ドリーム・ドリーム・ドリーム・ドリーム、笑ってしまいます。
 しかしこんなソース何処で売ってるんでしょうね。木戸さんの会社の前のスーパーでしか見たことない。
 味はかなり香辛料が利いててスパイシーです。そんなに甘くなく大人の味ですね。
 これだけで焼きそば作りましたけどかなり玄人な味です。美味しい作り方としては麺をほぐすのに水を差したりする人も多いかと思うが、水ではなくこのウスターソースで麺をほぐすのが良い。ほぐすんではなく味を染みこませる、そんなふうに使って欲しいですね。味を知る為にケチャップや醤油やとんかつとのブレンドはせず仕上げもがっつりドリームのウスターオンリーで作りましたけど子供が食べて喜ぶような味ではなくて、ビールが欲しくなる大人の味です。

186  続いてはちゃんとこんなのも準備されてます、「ドリーム 肉汁たっぷり 焼きそばソース」。
 何と肉エキス入り(笑)。他の焼きそばソースって通常品より野菜や果物を煮詰めて、といった差別化がなされてるが、ここのは肉エキスを入れることでより明確に差別化されてます。ウスターと言うよりとんかつに近いです。
 これも食べ比べで以前、上記の焼きそばを作った直後に2玉目を焼いて食べたがその味の違いは明白、焼きそばにはこれでしょう、流石「焼きそばソース」と謳うだけのことはある。
 具は至ってシンプルに豚肉とキャベツだけで仕上げたが普通のウスターの方がスパイシーで、こちらは旨味が際だってます。恐るべき木戸食品、ハマりますねー。

188  お次はこんなの、ステーキソースです。名前は「DREAM No.1 ステーキソース」。
 何でも以前、TVで沖縄のステーキハウスで中尾彬さんがこのステーキソースを手にした映像が出たらしく、その時の反響は凄かったそうです。しかし何処に売ってるのかが分からない(笑)。
 ワタシはここ本社&工場で手に入れましたので、欲しい商品が何でもあったんですけど、そんなことを皆が出来る訳ではないので、ここはNET通販での購入をお勧めします、って別にワタシは木戸さんの回し者ではありません、あくまでこのB級さに惚れ込んだイチ消費者です。
 で、このステーキソースは和牛には合わないそうです(爆)。オージービーフが良いとのこと、そんなん自ら言わんでも(笑)。
 見た目は結構赤っぽいのでどんな味かともちろんオージービーフで試してみたが納得、基本はとんかつみたいなソースがベースなんでしょう、スパイスの味がそんな感じ。それにトマトの酸味が利いて更に粘度が高い。だから肉に良く絡む。つまりどういう事かというと肉の味が濃い和牛ではあくまで肉が主役でなので塩・コショウなんかで食べるのが美味いけど、普段ワタシが食べてる肉の味があまりないオージービーフとかでしたらソースがよく絡むのでソースの味で肉を食べれるって寸法です。やはりB級です(笑)。最近はもっぱら愛用してるのでどんどん減ってきた、無くなっちゃったらどうしよう(汗)。

185  HP見ていただければ分かると思いますがホントにいろんなラインナップがあります。
 これは売ってるのを見たことがある、「フーチャンの中華料理の素」。「フーチャン」って何や、ってな突っ込みは止めてくだされ。
 基本的にワタシは何でも自ら作り、化学の力は使わないタイプなんですけど、たんまにカップラーメン食べると美味しい、そういうノリですかね。
 これは「中華料理の素」と名付けられているが何にでも使えます、ドレッシングにもナイスだそうです。ですが基本は炒め物、だけど炒飯には使ったことないんですけどね。
 ワタシは夏の間はゴーヤチャンプル作る時によくアシストしてもらってました。スパムでなく豚バラ細切れにゴーヤ、もやしも入れちゃおう、それに塩・コショウして最後に「中華料理の素」(そのまんまな名前やなぁ)を一回しで見事にゴーヤチャンプルになります。ちなみに姉妹品で「ゴーヤチャンプルの素」もホントにありますが、何でこんな限定品なんでしょうか、かなりニッチな所を突いてます。ゴーヤチャンプルが普通のご家庭の食卓に年に何回上るんでしょうか? 「フーチャンの沖縄そばだし」なんてのもあるんですけど他に使いようがない、沖縄そばだけやん、ソーキそばや中身汁にも使えるって載ってるけど一緒やがな(笑)。後、「中華風焼きそばの素 メチャうま!」とかね、本当にたまらなく好きです、このノリ。結構中華のラインナップは充実しててその他「回鍋肉のたれ」とか「醤油ラーメンスープ」とか「餃子のたれ」、「チリソース」、「冷麺スープ」、挙げ句は「がらスープNo.1」ってなもんまである、素晴らしい品揃え。ま、業務用がメインでやっておられるようなので「中華の素」から派生していろんな商品が出来上がったんでしょうね。

189  最後にこのパスタベースを紹介して締めくくりたいと思います。
 基本的には「中華の素」、おそらく「ゴーヤチャンプルの素」とベースは同じだと思います。オイスターソースが使われてば「中華の素」になるし必殺肉エキスにチキンコンソメをを使えば「パスタベース」になるんでしょう。HPでの煽り文句は「味の魔術師」ですから(笑)、だけど名前には「フーチャン」、このギャップがたまらなく良い、わはは。
 レシピ集ではナポリタンにも使用されてたが、ワタシはスープスパがあってると思うな。めんどいので冷凍のシーフードミックスなんかを買ってきて玉ねぎとにんにくをみじん切りにしたのに併せて炒めて白ワイン(ワタシは焼酎で代用します)入れて更に加熱し、固めに茹で上がったパスタと茹で汁を加えて仕上げにこの「パスタベース」を加える、最後にパセリをぱらりでこの「パスタベース」の実力を分かってもらえるのではないでしょうか。だから問題は何処で売ってるか、ってことなんですけどね(笑)。

 
 ワタシが大学生の時に初めて読んでから大ファンになった同じ宝塚在住でらっしゃった故中島らもさんが、そのエッセイで「B級はエイキューだ!」と仰ってましたが、ワタシもそう思います。
 このB級具合をどうぞお試し下さい、味のマジックにハマること請け合い。
 今ならセットなんてお歳暮なんかに良いかもねー(ほんま、回し者みたいになってるよなぁ・笑)。

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