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2007年8月26日 (日)

韓国でワタシが食べたもの

 
Photo Photo_2 3500w  ワタシが釜山に着いたのは22日の15時半くらいです。なーんにも決まってませんので泊まる所から探しますが、まずはクソ暑かったのでやはり冷麺を。
 あ、今回の旅の情報は「街道をゆく」ビジュアルシリーズNo.06「韓のくに紀行」と博多港のビートルカウンターで見つけたこの100円の冊子「BBB」でした(「BEETLE BUSAN BOOK」だって、今初めて知ったよ)。なかなかお役立ち情報一杯だったのでビートルで行かれる方は是非どうぞ。
 で、釜山港から歩いて繁華街の南浦洞(今後ここが活動の拠点になります)で食べたのが「ガヤミルミョン」さんのミルミョンです。小麦粉の冷麺です。この後もう一回冷麺(そば粉)食べたけど、日本で食べるゴムみたいな麺では少なくともなかった。スープは半ばシャーベット状になってます、絶妙。左隣にあるそば猪口みたいなのはお茶じゃなくて熱々の牛骨スープです。そのスープの入ったやかんが客が来ると同時に置かれます、どうやら決まり事のようです。
 食べ方は(何も分からんのでお店の方達がやってくれました)、酢を入れて練り辛子を少量溶いてコチュジャンを適量入れてひたすらかき混ぜた後食うべし! でした。
 いやー、最初の一杯がここで良かったです。3500W。
 
Photo_3 2500w  お次は富平市場というありとあらゆる物が売ってる市場で何となく入ったお店です。オモニは良い人でした、ってワタシ個人としては何処行っても皆さん、親切にしてくれました。ホント助かったよなぁ。治安もムチャクチャ良かったしね。
 いや、さておき、ここで指差しで注文したのはチャプチェ(春雨)だと思います。ワタシはハングルが全く分からないので誰かこのメニュー読んで教えて下さい(テメェで調べろって)。
 何か涼しそうに見えるが実はメチャ熱い。でも見た目ほど辛くないです。2500Wですよ(1000円=8000Wだと思って下さい、だから310円くらいですね)、安っ!

Photo_4 Photo_5  22日の最後はやはり骨付きカルビでしょ。昼前に中州で「元祖長浜屋」さんでラーメン替え玉やってますんで、やっぱよく食べた。
 画像見ても分かるように副菜がとてもとても多い。10品くらい容赦なく出てくる。一人やからこんなに食えんのだが出てくる、しかもお替わりしていいらしい、家族連れなら分かるけど一人は流石にキツイ。でも完食したけどね。
 韓国では豚がメインやと聞いたがワタシはあくまで牛が食べたかったのでホテルのオヤジに尋ねたらだいたいここら辺がカルビ街やと地図に○付けてくれた。ちなみに一本西に入ると魚介類街になり鰻がにょろにょろしてたりなんかする。
 2軒目のチャプチェが18時くらいでここが21時半くらい、やはりお腹が空くまで時間が掛かったとも言えるし、街がおもしろすぎて歩いてる間にこんな時間になったとも言える。
 期待の骨付きカルビはそりゃー美味い美味い。ビール2本呑んで焼酎1本(小瓶)呑んで37000Wでした、あー美味かった。

Photo_6 2500w_2  23日、この日はユネスコ世界遺産巡りをしたので(もはやどっちが主目的か分からんが)慶州に列車で移動。
 でも朝は釜山の国際市場(富平市場の東隣の市)の「ドルゴレ」さんでスンドゥブ定食をいただきました。豆腐チゲですね。朝7時からやってておふくろの味で安くて美味い、店のお兄さんも感じ良かったなぁ。まだ実は開いてなかったのに「行けますかぁ」ってな感じで入ったのに嫌な顔一つせずサービスしてくれました、みんな親切ですよ。キムチもワタシ好みで美味かったなぁ。2500W、安ぅぅぅ。

Photo_7 4000w  お次は列車で2時間近くかけて行った慶州、古墳がゴロゴロしてます、300くらいあるとか。
 駅前の城東市場に入り込みました、必ずこういう市場にはメシ屋があるはず! 
 やはり奥の方に屋台村みたいな形でいろんな小店が密集した区画がありました。だいたいオモニ達は眼が合うとすぐおいでおいでしてくれます、お腹減ってない時は眼を合わさないようにするのですが、13時を過ぎてましたので眼を合わせました、ははは。すると来てこっちへ座れ、と。まさか言葉が通じないとは思ってもいなかったでしょう。しかし肝っ玉母さんなオモニは動ずることなく受け入れてくれます。
 ここのシステムは並んでる皿から自分であれこれお総菜を取って後でお勘定のようです。まー、何食うてもイケますね。ご飯もお替わりしちゃいました。画像には写ってませんがこの後、麦・米?で作った冷やしあめみたいなのを器に入れて出してくれました(後に南浦洞でさんざ見た飲み物なんですが)。ホント肉以外はたらふくの野菜と小魚なんよねぇ、韓国で太ってる人は滅多に居ない訳だ。事実、ワタシもこの後も食いまくりますが野菜をたらふく摂ってるので(もちろん汗水垂らして歩きまくってるって事もあるが)お通じが良くて一日何度もしてしまいました(食い物の話やぞ)。なので5kgは増えてると思われた体重がたったの1kg増でした、驚きです。4000W。

Photo_8  この日は一日3食、って当たり前か。歩き倒して疲れたので宿の近所の中央市場へ。同じように一角にお食事処が。
 お勧めの白濁した肉入りスープとキムチに玉ねぎの黒酢漬け? に小魚の辛いのに黒豆、だがこの黒豆も甘くはなくて辛かったのでちょっとショッキング。
 またここのオモニが親切でねぇ、ってこればっかやけどホント人情に厚いのですよ。
 これ以外にもこちょこちょ食べさせてくれてビール2本呑んで(慶州はビールも焼酎もブランドが釜山とは違う)焼酎1本呑んで24000Wでした。このスープ、自分でニンニクやら塩やら入れて味付けするんですけど、ワタシ的には辛みが足らなかったので、「辛いの」と何度も韓国語で言ったが通じなかったのに「コチュ」と言うとあっさりコチュジャンが出てきましたとさ。

 
824 2000w  24日、一日6食食べてましたが太ってませんよー。
 まずは朝に昨日と同じ中央市場の別の食堂エリアで開いてた店のオモニが自分で食べようと作った麺料理があって、ワタシも食べたくなり、「それ下さい」と言ったらそのオモニの賄いが出てきた、わはは。
 これは出汁は鰹ではないけど麺はきしめんです。朝なのでさっぱりしててよろしい! 2000W。
 画像の市場は昨夜と同じ市場ですのでこの1ショットで。

Photo_9 3000w  2軒目。釜山に戻ってきました。ロッテホテルやロッテ百貨店のある西面の名物店、「イエッナルソンチャジャン」さんのチャジョンミン、つまりはジャージャー麺です。盛岡のじゃじゃ麺とは違いますよ、Mさん。
 西面はビジネス街でもあり観光街でもあり、都会的に洗練されてるのでお昼にはビジネスマンが多い。ワタシが行ったのは金曜だったけど13時過ぎてたので混んではいたが並ばずに食べれた。しかし少々時間が掛かったのはここが手打ちの麺だから。分かりにくいけどよーく見れば手打ちして麺伸ばしてるのが見えるんですが。
 具は玉ねぎと豚肉。食べ方はひたすらかき混ぜて食べるのみ。付け合わせはまた玉ねぎに沢庵、沢庵はかなり普通に食されてるようです。
 冷麺や餃子もあってしかも日本語メニューもあったりして西面らしいです。ってか混雑店ですね。
 しかし手打ちで3000W、ナイスパフォーマンス! 2人で食べるとたらいの様な(ちょっと話がでかいですね)皿に出てきますのでここは2人で行った方が楽しいでしょう。しかしこの味噌ナイスです。

Photo_10 5000w  たて続けに行った3軒目は2軒目から歩いて300m程か、ロッテホテルの真南、激辛キムチチゲの店の「サムグァンボリパプ」さん。この辺から画像が荒いのはデジカメの電池が切れて携帯のカメラで撮ったからです。世界遺産の仏国寺で撮りすぎた。
 ここも副菜が多いんですよ、ジャージャー麺食べた直後やったんで自信無くなってきた(なら何で食うかなー)。
 まず出てくるのはご飯の隣にあるスープのような物、だが一口すすって味が無いので驚いた。冷やしあめの味がない版ですね。要するにお茶替わりという所か。注目はそのスープの上の一見カクテキ。ワタシはこれ見た瞬間、ムッチャ辛くて酸っぱそう!!! と、ちょっと半泣きになったんですが(辛いのが嫌になったんじゃなくてなんちゅーか、キムチもういいや、ってな感じ、特に酸っぱいの)、覚悟して口に入れたら何とジャガイモでした、何となー。
 韓国ではインスタント麺が大人気といいますがここもご多分に漏れず激辛スープに入ってます。この店は行列店なので(ワタシはすんなり入れたが食べ終わった後には結構な行列になってた)、待ち時間の間に食べ方を観察。ご飯の上に麺を載っけ食べてる人も居りゃ、スプーンで冷まして食べる人も居る。共通してるのはご飯は最後この激辛汁ご飯になってるってことか。
 ワタシも適当に食べました、激辛と言うにはまだまだでしたが酢いキムチが効くぅ(笑)。
 汗だらだらで完食、ここもジャージャー麺と同じように多人数で行った方が楽しいです。どでかい石鍋で山盛り出てきますので。5000Wナリ。
  
Photo_11 6000w  4軒目、ロッテ百貨店で涼んでから南浦洞に戻って16時頃に行った店が最初の冷麺食べた隣の店の「元山麺屋」さんの平壌冷麺。冷麺はネンミョン、温麺はオンミョンと言うそうですが、ワタシが「ネンミョン」と言うと何故か例の牛骨スープを入れる器が4個出てきた、「4人」と発音が似てるんでしょうか? 店員さん達は爆笑してましたが…。
 ほら、このやかんですよ、熱々のスープが入ってるのは。ここも酢を入れて練り辛子を入れて食べるんだと教えてくれました。やっぱゴム麺とは全然違ってましたよ。
 どうやら前金制やったらしい、6000W。

2 2_2  5軒目、最後の晩餐は肉やろうとまた肉街を歩いてたら店の人に入れと言われるまま入った混雑店。名前は読めんので分からん。骨付きカルビ注文。
 まったこの副菜の多いこと、5軒目なんですけど、って関係ないか。チシャだけじゃなくシソの葉も付いてきます。隣で豚の骨付きカルビ食べてた夫婦の嫁さんの方は盛んにシソにくるんで食べてた。
 初日のカルビの店もそうやったんやけど、ニンニクがパワフルに出てくる。郷には入れば郷に従え、嬉しいですねぇ。
 ビールは釜山ではこの「hite」で焼酎は「C1」(コリアン1)。ワタシが見た中ではビールってあんまり呑んでる人居なかったなぁ、マッコリも。皆いきなり焼酎。度数は20度やったか16度やったか、なのでショットグラスで割らずに呑む。
 余談ですが、この店でワタシはカルビお替わりして結局ビール2本に焼酎2本呑んだんですけど、2本目頼んだ時に店のお兄さんがワタシ見て何か好意的に喋って敬礼する訳。これって世界共通なんスかねぇ、「デッドソルジャー」。今でこそ日本でもやってんの見んが、ワタシも学生の時は呑んだ瓶を転がして敬礼したもんです。意味は(お酒が)酔っぱらいのために戦ったが酒呑みに負けて討ち死にした、ってことで酒に対して敬礼するのが「デッドソルジャー」なんですけど、まさか釜山でされるとは驚きました。
 何のかんの言いながら完食、45000W。

Photo_12 3000w_2  6軒目はお腹が空いてた訳じゃなくてどうしても行ってみたい気になる店があったので猛烈に混雑した中を富平市場から国際市場まで行きました、うどん食いに。
 初日からなんかうどんっぽい店やなぁ、って思ってたんですけど、ヨッパの勢いで行って「1杯下さい」って韓国語で言ったんですけど、あっさりと「うどんよ」、と日本語で返されてしまいました。やっぱ分かるのねー、って「うどん」かい!!!
 油揚げついてるでしょ? 甘くはなかったけど鰹と昆布の出汁でまぎれもなく「うどん」です。沢庵とキムチなのは土地柄ですね。
 うどんのお味は日本の立ち食いうどんよりも圧倒的に美味かったです、3000W=400円弱です。
 何度も言いますけどこんだけ食べても太ってません、野菜は食べた方が良いですね、ってうどん食べてますけど。

Photo_13 10000w  25日、この日は8時半発の船だったので朝ご飯のみです。
 「BBB」に載ってて見た瞬間から最後の朝はここやな、って決めてた店「済州屋」さんです。
 最後の最後でウォンが残ってたので10000Wでも食べました、鮑のお粥です。ここも副菜たっぷりですね(苦笑)。お粥が金色なのは肝をすり潰して入れてるからだそうです、贅沢やねー。
 味は…、鮑なんてそんなに食べたことがないのでよう分からんかった、値打ちねー!
 しかしたいそうお上品な味だというのは分かりました。
 7時から開いてるそうですが、日本人客で一杯でした、ハハハ。

 ちなみにこの後は小倉に着いて13時半過ぎにいつもの「秀吉うどん」さんで「うどんセット」(うどんとおにぎり)300円を食べてから小倉競馬場に出勤して夜は阪九フェリーでカップ麺とおにぎり食べたワタシです。
 どこが野菜やねん(笑)。ちなみに今はビール2本に焼酎ロックにかじきの缶詰です、何考えてんでしょうねー。

 とにかく野菜の大切さと歩くことの大切さを身に染みて感じたこの数日でした。
 ユネスコ世界遺産はまた後日(長いってよ)。
 

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